全ての船舶や港湾施設との交信を可能にする海上通信プラットフォーム「コースタルリンク」を発表
2022年2月25日、フューチャークエスト株式会社(福岡市中央区)代表取締役の瀧本朋樹が「日本財団ソーシャルチェンジメーカーズ SCM#5 LIVE PITCH NIGHT」に登壇し、同社が開発中の全ての船舶や港湾施設などの交信を実現する海上通信用プラットフォーム「コースタルリンク」を発表しました。厳選なる審査やメンタリングを通して選出された12社のうちの1社として、6分間の持ち時間の中で、新しい海上通信プラットフォームサービスについて解説しました。
日本財団ソーシャルチェンジメーカーズとは?
公益財団法人日本財団では、2019年4月よりシンガポールのアクセラレーターImpacTechとともに、創業初期(シード期)のスタートアップ企業を対象とした創業支援プログラム「日本財団ソーシャルチェンジメーカーズ」を実施しています。ImpacTech は、シンガポール、タイ、日本を拠点に、300社以上のスタートアップを支援した実績があり、「ソーシャル・テック」のけん引役としてアジアで高い評価を得ています。
「日本財団ソーシャルチェンジメーカーズ」では、創業初期の壁となる疑問や課題を解決し、社会的インパクトを最大化するビジネスモデルを確立するために、各領域の専門家が講師・メンターとして多角的に支援しています。
「日本財団スタートアップ支援プロジェクト」公式ページ:https://nf-startup.jp/
「ImpacTech」公式ページ:https://www.impactech.com/
海上通信プラットフォーム「コースタルリンク」が期待される理由
海上通信プラットフォーム「コースタルリンク」は、次世代AIS(*1)と称されるVDES(*2)と自社独自の技術を活用し全ての小型船と大型船間や港湾施設などを繋ぎ一元的なデジタル交信を実現するサービスです。
*1:Automatic Identification Systemの略。船舶の識別符号、種類、位置、針路、速力、航行状態及びその他の安全に関する情報を自動的にVHF帯電波で送受信し、船舶局相互間及び船舶局と陸上局の航行援助施設等との間で情報の交換を行うシステム。
*2:VHF Data Exchange Systemの略で、国際航路標識協会および国際電気通信連合が策定した新たな海上通信規格です。次世代AISやAIS2.0とも称され中継のためのVDES通信衛星、メッセージ機能およびデータ交換機能が追加され各国で開発が進行しています。
コースタルリンクの特徴
- 全ての船舶と交信が可能
- 直観的に交信を開始できるインターフェイス
- 小型船向け、大型船向け、海岸施設向けに最適化したソリューションを提供
- 効率的な情報共有ができる機能
コースタルリンクの使い方
- 小型船向けソリューションは手持ちのスマートフォンにアプリケーションを入れるだけ
- 画面上のアイコンをタップするのみで交信を開始
フューチャークエスト株式会社について
当社は、「海洋でつながりと共助を」をスローガン に、海上での円滑なコミュニケーションの実現と海洋域のDX(デジタル・トランスフォーメーション)推進しています。今後「コースタルリンク」の開発を更に進め、2022年7月までの内航船、小型船舶および港湾施設向けβ版の公開と実証評価の開始と、2024年のサービス開始を目指しており、また2027年の株式上場も視野に入れています。
<会社概要>
会社名 :フューチャークエスト株式会社
代表者 :代表取締役 瀧本 朋樹
設立 :2021年1月
所在地 :福岡県福岡市中央区大名1丁目3−41G's BASE FUKUOKA
活動拠点:今治市、北九州市、浜松市、横浜市,、函館市など
事業内容:海上交信プラットフォーム「CoastalLink(コースタルリンク)」の開発・運営/海上DX支援事業
ホームページ:https://futurequest.jp
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