音力発電がENEOSから1億円、総額1億2,580万円の第三者割当増資完了 NEDO事業フェーズC採択のお知らせ
SDGs時代に新しい波!「波力産業」のパイオニア!2023年の実用化に向けて好航海中
世界初の波力発電の実現に向けて取り組む株式会社音力発電(神奈川県藤沢市、代表取締役社長 速水浩平)は、ENEOSイノベーションパートナーズ合同会社(以下、ENEOS)、エッジ・ラボ株式会社、日本グリーン電力開発株式会社等を引受先とする第三者割当増資を実施したことをお知らせいたします。筆頭出資先のENEOSはグループ長期ビジョンとして低炭素・循環型社会への貢献を掲げており環境負荷の低い事業を強化・拡大すると共に、環境対応型事業の 強化、自社排出分のカーボンニュートラルの追求などを通じて、 低炭素・循環型社会の形成に貢献することを目標とされています。当社代表取締役社長である速水浩平は、「ENEOSから出資いただけたことは、エネルギー領域における当社の循環型波力揚水発電技術の可能性につき、一定の評価と関心を持っていただいたものと受け止めております。」「沖縄県久米島における循環型波力揚水発電の運用に向けて邁進してまいります。」とコメントしています。現在複数社と追加の第三者割当増資に向けて交渉中で、2021年10月末を目処に追加の資金調達を計画しております。
また、NEDO事業「フェーズB→フェーズC」継続決定いたしました。弊社は、「循環型波力揚水発電」の研究開発と事業化のプロジェクトにおきまして、NEDO事業「2019年度新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術研究開発事業」(フェーズA:委託事業)の採択を受け、2019年7月より、本事業を実施いたしております。
この度、本事業のこれまでの成果を受け「フェーズC」への事業継続を採択頂きました。(採択日:8月5日)
これにより、来年度以降も「循環型波力揚水発電」の実用化に向けた、より本格的な開発を実施可能となりました。
https://www.nedo.go.jp/content/100935894.pdf
■第三者割当増資の概要
(1)調達額:1億2580万円
(2)割当先:ENEOSイノベーションパートナーズ合同会社、エッジ・ラボ株式会社
、日本グリーン電力開発株式会社、他(アルファベット順・五十音順)
■循環型波力揚水発電について
当社の開発する循環型波力揚水発電™」システムは、パスカルの原理とベルヌーイの定理を応用したものでシステム内の特殊な循環水(「ひも状ミセル」水)を、波の力で海面に設置したタンク内のピストンが押し上げることにより、上部プールへ安定的かつ持続的に揚水いたします。この際、整流弁が働き、逆流が起こらないので、流れは上へ一方向となります。上部プールに貯めた水の落下で水力発電を行います。加えて、循環式の内部構造とすることで、循環水は復水管を通って再度ピストンで押し上げられ、揚水管へ送られる仕組みとなっております。
本技術開発は、波力エネルギーを位置エネルギーに代える、新しいエネルギーの利用方法を可能にすることを目的としております。本技術科発が、実現する成果は、波力により、循環水を揚水して位置エネルギーに変換し、既存の小水力発電技術と組み合わせることで、安定したエネルギー供給を実現できるシステムです。従来の波力発電における耐久性等のリスクを大幅に低減し、国民生活の向上及び、温暖化防止の無尽蔵にある波力エネルギーの活用可能性を高める波及効果が、期待できます。
■会社概要
株式会社音力発電
代表者:代表取締役 速水 浩平
所在地:神奈川県藤沢市湘南台1丁目1―6
設立:2006 年9月
事業内容:循環型波力揚水発電、発電床、振動力発電、二重放物線、WQRコード等の研究開発
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