ダンサー・水城卓哉が「中川鋭之助賞」を受賞
神戸から、日本の洋舞界を牽引するダンサー
貞松・浜田バレエ団のダンサー水城卓哉が、今年の「中川鋭之助賞」の受賞者に選ばれました。新進気鋭の洋舞界の若手ダンサー1名に贈られる賞で、これまで、吉田都(新国立劇場バレエ団現芸術監督)など、日本を代表する舞踊家が受賞しています。次作「海賊」では、受賞後初の主演を務めます。
水城卓哉は、貞松・浜田バレエ団の前作「ファミリーバレエ コッペリア」で、主演のフランツ役を爽やかに演じ、好評を博しました。このたび上演される演目「海賊」では、海賊の首領「コンラッド」を務めます。受賞後初となるバレエ団での公演で、さらなる魅力をお届けします。
「中川鋭之助賞」は、将来の舞踊界を担うと期待されるダンサーに贈られ、水城は「端正なスタイル、ソフトに正確な動きで、古典バレエの主役に必要な条件をそなえている」と評され顕彰されました。関西に拠点をおく数少ないバレエ団のダンサーとして、日本の洋舞界を牽引していく、今後注目される踊り手のひとりです。特に、今回新制作の「海賊」では、男性ダンサーの技術的な見せ場に加え、人間のドラマや演技もみどころのひとつです。日本の文化芸術の未来を担うダンサーの多彩な表現を、地元兵庫からお届けします。
貞松・浜田バレエ団「海賊」(初演・全3幕)
日時:2021年10月16(土)、17日(日) 開演 15:00(開場14:15)
場所:あましんアルカイックホール(兵庫県尼崎市)
http://sadamatsu-hamada.fem.jp/kaizoku/
●水城卓哉(みずき・たくや)プロフィール
1988年生まれ、福岡県出身。2007年貞松・浜田バレエ団入団。
古典作品では「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」などで主演を務めるほか、創作ではイリ・キリアン、ジョージ・バランシン、オハッド・ナハリン、森 優貴らの作品に出演。2013年 新国立劇場 地域招聘公演「くるみ割り人形」全幕で主演。2017年 NHK主催「バレエの饗宴」で 森優貴 振付「死の島」にて出演。
主な受賞歴に、2011年 ’13年 ’14年 ’15年 こうべ全国洋舞コンクール 男性シニアの部 第2位
(水城卓哉への取材も随時受け付けております。)
●中川鋭之助賞について
日本の舞踊界発展に貢献した中川鋭之助氏の功績を顕彰し、若手ダンサーの育成に資するため制定されました。賞は年1回、1名に対して。受賞対象は、日本の舞踊界で活躍し、近年国内あるいは国外で優れた業績をあげ、今後さらに飛躍が期待されるバレエまたは現代舞踊の若手ダンサーです。
●貞松・浜田バレエ団
1965年3月結成。神戸を拠点とするバレエ団。クラシック・バレエを基本に、古典作品と創作作品を活動の両輪に、公演を続けている。これまでの公演総回数は1,000回を超え、兵庫県文化賞、文化庁芸術祭大賞などを受賞。また、地域に根ざした小中高校の視聴覚教育の一環として、1967年よりはじめた学校巡回公演は、700回を超える。バレエ学園でのダンサー育成にも注力し、優秀なダンサーを多数輩出する。
バレエ団の主な受賞:1980年 兵庫県教職員組合文化賞 ’87年 兵庫県文化賞。’91年 神戸市文化賞、月刊「神戸っ子」ブルーメール賞。’98年 「ジゼル」全幕公演により大阪舞台芸術奨励賞。2002年 神戸新聞平和賞・文化賞。’05、’11年 文化庁芸術祭大賞。’09年 文化庁芸術祭最優秀賞受賞。’17、’18年文化庁芸術祭優秀賞。
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