farmer connect SA 消費者にトレーサビリティ可能なコーヒーを提供するための新しいプラットフォーム「ThankMyFarmer™」を日本で開始
~日本のコーヒー愛好家を楽しませ、人々とコーヒーを結びつけるために特別に設計された新機能を提供~
公正で持続可能な農業を実現するグローバルサプライチェーン・トレーサビリティソリューションを提供するfarmer connect SA(本社:スイス、CEO: マイケル・クリスメント)は、消費者がコーヒーの原産地と品質を追跡できるプラットフォーム「ThankMyFarmer™」を国際コーヒーの日である本日より日本で開始します。
ThankMyFarmer™は、消費者がコーヒーやカカオ製品のパッケージについているQRコードを読み取ることで原産地と品質のトレーサビリティを可能にするプラットフォームです。消費者は生産者情報を知ることができ、産地のサステナビリティと地域の繁栄を支援するプログラムを通じて支援金を寄付することで、現地の生産者コミュニティと関わる機会が得られます。これらは安全な技術環境で行われ、消費者は支援金が目的の場所へ届いたことを確認することができます。
さらに、このたびThankMyFarmer™では、日本のコーヒー愛好家の好みを徹底的に調査し、日本市場に合わせた次の3つの新機能を追加しました。
・コーヒー豆とその原産地に関する情報を提供することで、コーヒーの味の特徴をより詳しく知ることができます。それらの情報をもとに、ユーザー企業は自社製品の味の特徴を紹介することができ、消費者は自分の好みに合った製品を見つけることができます。
・消費者が業界や地域市場の専門家によるコーヒーのレビューを読むことで、自分のコーヒーを熟考して選ぶことができます。ユーザー企業は、バリスタやインフルエンサー、生産者など外部からの味のレビューを追加し、プラットフォームへの訪問者が閲覧・共有することができます。
・新しいコーヒーの豆知識クイズ、ゲーム大会、プロモーションなど、新たな楽しめる方法でコーヒーとの関わりを深めることができます。
farmer connect SAは、2021年3月に発表された900万ドルのシリーズA資金ファンド投資ラウンドを主導した伊藤忠商事によって支援されています。IBM社のIBM Food Trustを搭載したfarmer connect®のブロックチェーンは、コーヒーやココアのサプライチェーンのエンドツーエンドのトレーサビリティソリューションを可能にするカスタマイズされた技術ソリューションを生み出します。
顧客には、ブラジル最大の農業協同組合、貿易商社のSucafina社や伊藤忠商事、UCC、Massimo Zanetti社などの焙煎業者、そしてOrangutan Coffee社やSegafredo Storia社などのブランド、オランダのHema社やAmazonなどの販売業者が含まれています。
ThankMyFarmer™を日本で最初に採用したのは、グルメスペシャルティコーヒー会社のPHILOCOFFEA(フィロコフィア)です。世界的に有名なワールドブリューワーズカップでアジア人初の世界チャンピオンとなった粕谷哲氏によって設立・運営されているPHILOCOFFEAは、「自分の飲んでいるコーヒーについてもっと知りたい」「今後の購入に役立つ情報をもっと得たい」という顧客の要望に応えるためにThankMyFarmer™を取り入れました。
PHILOCOFFEAの創業者である粕谷哲氏は「PHILOCOFFEAでは、最高の豆を調達し、それぞれのコーヒーの種類に適した焙煎や淹れ方を徹底することで、忘れられないコーヒー体験を提供しています。私たちのコーヒーには個性がありますが、コーヒーを飲む人にも個性があります。人々がコーヒーにもっと興味を持てるようにすることで、正しい買い方ができるようになり、コーヒーをさらに楽しむことができるようになります。farmer connect®のThankMyFarmer™プラットフォームと連携することで、顧客のコーヒーとの関わりが変わり、顧客の嗜好をより深く理解することができるようになります。これは、私たちの業界を進化させる大きな一歩です。」と述べています
farmer connect SAのCEOであるマイケル・クリスメントは次のように述べています。「日本のコーヒー市場は隆盛で、コーヒーについて高い知見を持った市場です。ThankMyFarmer™、人々がコーヒーについて学び、コーヒーに関わるための新しくてより掘り下げた方法を促進し、技術を通じてコーヒー消費に人間味を与えるという当社の使命に取り組む上で重要な役割を果たせることを誇りに思います。粕谷哲氏と彼のブランドであるPHILOCOFFEAを迎え入れることができ、とても嬉しく思います。当社の技術によって、粕谷氏は自分のコーヒーに対する情熱と専門知識をより多くのコーヒー愛好家と共有できるようになるだけでなく、人々がコーヒーの原産地や味の特徴について理解を深めることができるようになるでしょう。コーヒーの体験にトレーサビリティの機能を加えることで、コーヒー豆からカップまでの道のりに関わる生産者や関係者の魅力的なストーリーを伝えることができると期待しています。」
粕谷哲氏と伊藤忠商事は、11月17日から19日まで開催される日本スペシャルティコーヒー協会主催のSCAJ2021に出展し、ThankMyFarmer™の立ち上げをさらに支援します。このイベントでは、消費者や他のコーヒーブランドに、世界の様々な産地のコーヒーを知る機会を提供します。また、CEOのマイケル・クリスメントによるセミナーも開催され、日本のコーヒー消費者についての独自の知見が語られます。
farmer connect SAについて
2019年に設立され、スイスに本社を置くfarmer connect SAは、テクノロジーによって消費に人間味を与えるというビジョンを持つ、業界を主導するグローバル企業です。その最先端のソフトウェアは、公正でサステナブルでトレーサビリティを備えた農業を促進し、生産者から消費者までの包括的で効率的なサプライチェーンを可能にします。ブロックチェーン、自己主権型アイデンティティ(SSI)、AIなどの新しい技術をベースに構築されたアグリテック・エコシステムは、安全でプライベートなビジネスデータの保存と共有、情報や支払いの交換と追跡を可能にします。この取り組みは、デジタル化、透明性、サステナビリティが農業分野の強力なトレンドであると認識している業界のリーダーたちによって支えられています。farmer connect®は現在、コーヒーとココアをサービスの対象としていますが、近い将来、他の農産物も対象に入れることを目指しています。
詳しくはhttps://www.farmerconnect.com/をご覧ください。
farmer connect®のサービスについて
farmer connect®は、farmer id、connect hub、ThankMyFarmer™の3つの主要サービスで構成されています。生産者から消費者に至るまで、信頼性と識別が各ソリューションの核であり、消費者の購買行動を変革し、それによってエンゲージメントや商品検討などにおいてのビジネス成果を促進します。
・farmer idは、自己主権型アイデンティティ(SSI)をベースにしたソリューションであり、生産者が農業サプライチェーンにオンラインで接続し、収入証明を得たり、取引の電子領収書や証明書を安全に保管したりなど、一括管理することができます。これにより、生産者の資金調達や投資へのアクセスを支援し、生活環境を改善するとともに、製品のトレーサビリティを確保することをひとつの目的としています。
・connect hubは、サプライチェーン全体からデータを収集し、安全に保管し、アクセスを制御することで、主要なデータポイントを検証・処理することができるようにします。IBMが提供するブロックチェーンを中心に構築されており、サプライチェーンを流れるデータに関わるすべての関係者が、確実にトレーサビリティ、安全な保管、検証を行うことができるようにしています。パートナーは、フォームやスプレッドシートのテンプレートを使って情報をアップロードできるほか、アプリケーション プログラミング インターフェース(API)を使ってシステムを完全に統合することもできます。また、サステナビリティレポートなどのレポートやスマートコントラクトにより、特定のタスクを自動化することもできます。
・ThankMyFarmer™は、消費者が製品の原産地と品質を追跡できるようにするプラットフォームです。消費者は生産者について知ることができ、産地の農場のサステナビリティと地域の繁栄を支援するプログラムについての情報を得て、寄付することで、その土地の生産者のコミュニティと直接関わる機会を得ることができます。これは安全な技術環境で行われ、支援金が目的の場所に届いたことを確認することができます。
http://qr.farmerconnect.com/d83rle
こちらのQRコードからもアクセスできます。
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