緊急時に今知るべき情報を複数言語で即時に放送外国語原稿読み上げサービス「Virtual Talking Head(https://www.vth.jp)」、神奈川県内の コミュニティ放送局で運用開始
〜小規模なラジオ局や自治体・イベント会場などに特化、人と環境を選ばない機械翻訳と音声合成を活用した Web サービスを販売開始〜
株式会社横浜マリンエフエム(本社:横浜市中区、代表取締役:笹原 延介、以下マリンエフエム)と、横濱ベイサイドギターワークス合同会社(本社:横浜市神奈川区、代表社員:鶴淵 忠成、以下ベイサイドギターワークス)はこのたび、47言語(※)に対応し緊急時にもタイムリーに活用できる機械翻訳と音声合成を活用した原稿読み上げサービス「Virtual Talking Head」(ヴァーチャル トーキング ヘッド)を独自に開発、横浜市中区を拠点とするコミュニティー放送局「マリンFM(86.1MHz)」をはじめとした神奈川県内のコミュニティー放送局で採用・運用を開始、同時に一般販売を開始いたします。※ 2022年2月現在
<背景とサービス概要>
外国人居住者や観光客の多い横浜地域だからこそサステナブルな情報伝達の重要性を実感
「Virtual Talking Head」は、災害時に地域に対する情報提供が重要となるシーン、コミュニティ放送局や自治体の防災無線をはじめ、イベント会場、国際会議場といった多種多様な人々が集まる場所で、臨機応変なアナウンスを多数の外国語で伝達(放送)すること目的として開発されました。
人材確保や維持に掛かる工数や費用の大幅削減効果、緊急時の日本語と外国語での提供される情報量や精度の差違を最少化することが期待できるサービスです。
緊急時に人や環境に依存せず「すぐに」使うことができる利便性が重要
最新のパブリック クラウド サービスを活用することで、日本語の文章を複数の外国語に同時翻訳すると共に、読み上げ音声もリアルタイムに生成し、放送時の外国語による同時原稿読み上げを実現しました。
使う場所や環境に依存せず有事でもすぐに使えるよう Web ブラウザーから利用できる Web サービスとして開発し、導入後すぐに運用できるよう原稿の入力から読み上げ音声を再生するまでの操作が煩雑にならない極めてシンプルな画面構成としています。
販売:株式会社横浜マリンエフエム
企画・開発:横濱ベイサイドギターワークス合同会社(開発協力 / 運用:株式会社ハニカムラボ)
<開発経緯>
大型台風被害時の苦い実体験からの必要な仕様と環境を元に
「Virtual Talking Head」の開発は、2019年に猛威を振るった台風15号と19号と立て続けに台風が上陸した際での実体験がきっかけとなっています。開局からわずか半月、マリンエフエムは刻々と変化する状況に対して外国語での情報発信が追いつかないという苦い経験をしました。
外国語で避難所の開設や避難勧告を伝えたくても、重なる悪天候などの影響で原稿を翻訳したり読み上げたりすることができるスタッフを確保できず、ほとんどの情報を日本語でしか伝えることができませんでした。結果、横浜市内最大の在留外国人を擁する地域(※)のコミュニティー放送局でありながら、もっとも重要な有事での外国語対応に脆弱性があることを深く認識することとなりました。
この苦い経験をきっかけに「人や環境に依存せずに外国語での放送を実現する」必要性を強く感じ、実際の現場体験から仕様などの構想をまとめ、技術パートナーであるベイサイド ギターワークスが製品の企画策定・実装開発を開始、最新のパブリック クラウド サービスを活用した機械翻訳と音声合成を活用した外国語による原稿読み上げサービス「Virtual Talking Head」を開発するに至りました。※ 2021年11月時点 / 横浜市発表資料参照
<想定される活用イメージ>
コミュニティ放送局での利用シーン:
<導入いただいている、神奈川県内コミュニティー放送局からの賛同コメント> ※2022年2月8日時点
株式会社エフエムさがみ(FM HOT 839/83.9MHz)
代表取締役 平岩 夏木様
コミュニティ放送局は、地域の防災メディアとして大切な役目を担っています。外国人市民の方々にも地域の防災情報を発信することは、かねてより実現したい課題でした。「Virtual Talking Head」の今後に大いに期待しています。
海老名エフエム放送株式会社(FMカオン /84.2MHz)
放送局長 専務取締役 天野 哲也様
現在多くの方が地域で生活をしている現状があります。そんな地域で生活をされている外国人の方々に英語やポルトガル語、スペイン語等で生活情報や緊急情報等をお伝えできることが今後の理想です。
特に我々地域コミュニティー放送局にとって、外国語に長けた人材の確保はとても重要且つ大きな課題です。この度の「Virtual Talking Head」によって人材確保や維持に掛かるコストを低減し、日本語と外国語における情報量や精度の格差を払拭してくれるものと考えています。そして、これよりも大きく発展できることを期待しております。
かわさき市民放送株式会社(かわさきFM / 79.1 MHz)
代表取締役 大西 絵満様
川崎市は外国人居住者が多く、弊社では以前から多言語での市政情報や天気情報などの発信に力を入れて参りました。「Virtual Talking Head」について特に注目しているのは、災害時など緊急放送での活用の可能性です。激甚化する気象災害や巨大地震などへの対策を考えるにあたり、災害規模により緊急放送が数十時間、数日と長期化することは容易に考えられます。
我々は市民に向けて迅速に、かつ、多言語で避難勧告や避難指示の最新情報をお伝えする役割を果たす必要があります。その中でアナウンサーの肉声だけで長時間情報発信をし続けることの難しさも出てきます。肉声をサポートする意味でも、こういったシステムを開発してくださったことには大きな意義があると感じております。
実際に「Virtual Talking Head」を試用しました。まず、Webブラウザで利用ができるため特別な機器や環境を必要とせず、スタッフが日常的に触れるパソコンやタブレットなどを用いて利用できる点は、特に災害発生時など迅速な対応が求められる際には重要なポイントとなります。また、UIがシンプルで分かりやすく簡単な操作で原稿の翻訳が完了し、音声合成の読み上げが完了します。その作業にかかるスピードも非常に早く、大変驚きました。少人数で運営をしているコミュニティ放送局としては、大変に強い味方になるシステムだと感じました。今後のサービスの発展を期待しております。
<Virtual Talking Head 運営事務局>
・販売/運用/サポート
[会社名] 株式会社横浜マリンエフエム
[代表者] 笹原 延介
[設立] 平成30年9月3日
[本社] 神奈川県横浜市中区本牧町1-9
[事業概要] 放送法による基幹放送事業及びその他の放送事業
[ステーションコール] マリンFM(マリンエフエム)
[コールサイン] JOZZ3CO-FM
[周波数/出力] 86.1MHz /20W
[放送エリア] 横浜市中区及び西区、南区、磯子区の一部
・企画/開発
[会社名] 横濱ベイサイドギターワークス合同会社
[代表者] 鶴淵 忠成
[設立] 2020年9月
[本社] 神奈川県横浜市中区石川町1−24−3
[事業概要] 楽器、音響機材および音響、映像、放送に関わるソフトウェアの企画、開発、販売
・製品の試用/導入等に関するご相談/お問い合わせ: info@vth.jp
外国人居住者や観光客の多い横浜地域だからこそサステナブルな情報伝達の重要性を実感
「Virtual Talking Head」は、災害時に地域に対する情報提供が重要となるシーン、コミュニティ放送局や自治体の防災無線をはじめ、イベント会場、国際会議場といった多種多様な人々が集まる場所で、臨機応変なアナウンスを多数の外国語で伝達(放送)すること目的として開発されました。
人材確保や維持に掛かる工数や費用の大幅削減効果、緊急時の日本語と外国語での提供される情報量や精度の差違を最少化することが期待できるサービスです。
緊急時に人や環境に依存せず「すぐに」使うことができる利便性が重要
最新のパブリック クラウド サービスを活用することで、日本語の文章を複数の外国語に同時翻訳すると共に、読み上げ音声もリアルタイムに生成し、放送時の外国語による同時原稿読み上げを実現しました。
使う場所や環境に依存せず有事でもすぐに使えるよう Web ブラウザーから利用できる Web サービスとして開発し、導入後すぐに運用できるよう原稿の入力から読み上げ音声を再生するまでの操作が煩雑にならない極めてシンプルな画面構成としています。
必要システム:Google Chrome™ が稼働する Windows または macOS 搭載パソコン / インターネット接続
販売:株式会社横浜マリンエフエム
企画・開発:横濱ベイサイドギターワークス合同会社(開発協力 / 運用:株式会社ハニカムラボ)
<開発経緯>
大型台風被害時の苦い実体験からの必要な仕様と環境を元に
「Virtual Talking Head」の開発は、2019年に猛威を振るった台風15号と19号と立て続けに台風が上陸した際での実体験がきっかけとなっています。開局からわずか半月、マリンエフエムは刻々と変化する状況に対して外国語での情報発信が追いつかないという苦い経験をしました。
外国語で避難所の開設や避難勧告を伝えたくても、重なる悪天候などの影響で原稿を翻訳したり読み上げたりすることができるスタッフを確保できず、ほとんどの情報を日本語でしか伝えることができませんでした。結果、横浜市内最大の在留外国人を擁する地域(※)のコミュニティー放送局でありながら、もっとも重要な有事での外国語対応に脆弱性があることを深く認識することとなりました。
この苦い経験をきっかけに「人や環境に依存せずに外国語での放送を実現する」必要性を強く感じ、実際の現場体験から仕様などの構想をまとめ、技術パートナーであるベイサイド ギターワークスが製品の企画策定・実装開発を開始、最新のパブリック クラウド サービスを活用した機械翻訳と音声合成を活用した外国語による原稿読み上げサービス「Virtual Talking Head」を開発するに至りました。※ 2021年11月時点 / 横浜市発表資料参照
<想定される活用イメージ>
コミュニティ放送局での利用シーン:
- 緊急時や災害時における、外国語を交えた臨機応変なリアルタイム情報発信
- 地域で生活をする外国人居留者に向けた生活情報の発信(地域のイベントや自治体からの告知など)
- 地域の観光エリアなどにおける外国人観光者に向けた多言語でのアナウンス放送
- 地域在局のコミュニティー放送局を通じた防災割込放送における外国語での原稿読み上げ
- 防災無線による外国語を交えた平時、緊急時、災害時における臨機応変な情報伝達(放送)
- 避難所や一時避難場所等における外国人への情報伝達(放送)
- 外国語を交えた緊急時、災害時における臨機応変な情報発信
- イベントや会議の状況に応じた会場及び主催者からの外国語を交えた
<導入いただいている、神奈川県内コミュニティー放送局からの賛同コメント> ※2022年2月8日時点
株式会社エフエムさがみ(FM HOT 839/83.9MHz)
代表取締役 平岩 夏木様
コミュニティ放送局は、地域の防災メディアとして大切な役目を担っています。外国人市民の方々にも地域の防災情報を発信することは、かねてより実現したい課題でした。「Virtual Talking Head」の今後に大いに期待しています。
海老名エフエム放送株式会社(FMカオン /84.2MHz)
放送局長 専務取締役 天野 哲也様
現在多くの方が地域で生活をしている現状があります。そんな地域で生活をされている外国人の方々に英語やポルトガル語、スペイン語等で生活情報や緊急情報等をお伝えできることが今後の理想です。
特に我々地域コミュニティー放送局にとって、外国語に長けた人材の確保はとても重要且つ大きな課題です。この度の「Virtual Talking Head」によって人材確保や維持に掛かるコストを低減し、日本語と外国語における情報量や精度の格差を払拭してくれるものと考えています。そして、これよりも大きく発展できることを期待しております。
かわさき市民放送株式会社(かわさきFM / 79.1 MHz)
代表取締役 大西 絵満様
川崎市は外国人居住者が多く、弊社では以前から多言語での市政情報や天気情報などの発信に力を入れて参りました。「Virtual Talking Head」について特に注目しているのは、災害時など緊急放送での活用の可能性です。激甚化する気象災害や巨大地震などへの対策を考えるにあたり、災害規模により緊急放送が数十時間、数日と長期化することは容易に考えられます。
我々は市民に向けて迅速に、かつ、多言語で避難勧告や避難指示の最新情報をお伝えする役割を果たす必要があります。その中でアナウンサーの肉声だけで長時間情報発信をし続けることの難しさも出てきます。肉声をサポートする意味でも、こういったシステムを開発してくださったことには大きな意義があると感じております。
実際に「Virtual Talking Head」を試用しました。まず、Webブラウザで利用ができるため特別な機器や環境を必要とせず、スタッフが日常的に触れるパソコンやタブレットなどを用いて利用できる点は、特に災害発生時など迅速な対応が求められる際には重要なポイントとなります。また、UIがシンプルで分かりやすく簡単な操作で原稿の翻訳が完了し、音声合成の読み上げが完了します。その作業にかかるスピードも非常に早く、大変驚きました。少人数で運営をしているコミュニティ放送局としては、大変に強い味方になるシステムだと感じました。今後のサービスの発展を期待しております。
<Virtual Talking Head 運営事務局>
・販売/運用/サポート
[会社名] 株式会社横浜マリンエフエム
[代表者] 笹原 延介
[設立] 平成30年9月3日
[本社] 神奈川県横浜市中区本牧町1-9
[事業概要] 放送法による基幹放送事業及びその他の放送事業
[ステーションコール] マリンFM(マリンエフエム)
[コールサイン] JOZZ3CO-FM
[周波数/出力] 86.1MHz /20W
[放送エリア] 横浜市中区及び西区、南区、磯子区の一部
・企画/開発
[会社名] 横濱ベイサイドギターワークス合同会社
[代表者] 鶴淵 忠成
[設立] 2020年9月
[本社] 神奈川県横浜市中区石川町1−24−3
[事業概要] 楽器、音響機材および音響、映像、放送に関わるソフトウェアの企画、開発、販売
・製品の試用/導入等に関するご相談/お問い合わせ: info@vth.jp
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