国産ハーブリキュール専門工場『金ケ崎薬草酒造』誕生
日本のハーブから造るお酒の魅力をお届けしたい。「Makuake」では開始4時間で100万円を調達。
2021年12月に岩手県・金ケ崎町唯一の酒造場となる「金ケ崎薬草酒造」が誕生した。代表を務めるのは、海外での勤務経験もある元バーテンダーだ。
第一弾発表商品『「少しを楽しむ」お酒・和花』シリーズで、アルコールの新しい消費のあり方を提案する。応援購入サイト「Makuake」での先行販売では、開始3日で200万円を達成した。
第一弾発表商品『「少しを楽しむ」お酒・和花』シリーズで、アルコールの新しい消費のあり方を提案する。応援購入サイト「Makuake」での先行販売では、開始3日で200万円を達成した。
日本古来からある和ハーブを生かし、新たな価値を世界に発信する
岩手県・金ケ崎町唯一の酒造場となる「金ケ崎薬草酒造」では、アペリティフリキュール とアマーロ(イタリアを代表的する苦味酒)などと呼ばれるハーブリキュールの製造をメインに行っていく。
- ハーブリキュール: 日本ではほとんど馴染みがないが、欧米では若者を中心に近年注目を集めている。様々なハーブに柑橘類や果実のエキスを加えた複雑な味わいが、カクテルベースや食前/食後酒として重宝されているからである。
『「少しを楽しむ」お酒・和花』シリーズで新しい消費のあり方を提案
Makuakeでの先行販売は開始3日で200万円を達成
金ケ崎薬草酒造が生み出す初めての商品は、和ハーブリキュール『和花(わか)』シリーズ。日本の四季をイメージし、春・夏・秋・冬それぞれに旬を迎えるハーブや果実の香りを「ブレンド」した新感覚のリキュールだ。
お酒離れが進む国内の若い世代にアルコールの美味しさや新しい楽しみ方を感じてほしいと、飲みやすい低アルコール (10%) で製造している。『「少しを楽しむ」お酒』のコンセプトの通り、少量のアルコールでも様々な植物の風味を楽しめ、充実感を味わうことが出来るのが和花シリーズの強みだ。小さなグラスでゆっくり「ストレート」で味わっていただくことをオススメしている。
私たちは『和花』を通し、アルコールとともに日々の生活のふとした時間を大切にする 新しい文化を提案したい。
第一弾商品である春の『樹(いつき)』と秋の『果(みのり)』は、2021年12月12日より応援購入サイト「Makuake」で先行販売中(2022年2月27日迄)だ。開始3日間で200万円を調達し、現在日本中から注目を集めている。『樹』と『果』の一般販売は4月開始を予定。
Makuakeプロジェクトページ:https://www.makuake.com/project/herb_liqueur/
コロナをきっかけに、元バーテンダーが夢のリキュール工場を開業
金ケ崎薬草酒造の代表を務めるのは元バーテンダーの老川和磨(28歳)と東京大学大学院卒の理系デザイナーである林優花(25歳)の2人だ。
老川はカナダ・アメリカでバーテンダーとして腕をふるった経験を持つ。その際に見学した地産地消型の蒸留所に感動を覚え、自らも酒造場を持ちたいと 志す様になった。帰国後4年間は、東京都内にて自家製ハーブ専門のバーを営んでいたが、コロナをきっかけに地元での開業を決めた。仕事仲間であった林を誘い、株式会社K.S.P(金ケ崎・サスティナブル・プロダクト)を設立。そして、父の実家の精米場跡地を改装し、夢であった小さなリキュール工場「金ケ崎薬草酒造」を立ち上げた。
2021年11月末にリキュールの製造免許を取得し、同年12月より製造を開始した。2022年3月の『和花』発売に向けて、現在は鋭意仕込み中だ。
『酒造×農業×デザイン』で未来の暮らしに新しい価値を作る「株式会社K.S.P」
金ケ崎薬草酒造の経営母体である株式会社K.S.P(金ケ崎・サスティナブル・プロダクト)は、酒造事業の他に、原料生産やハーブの収穫体験、育成指導などでハーブの魅力を発信する「K.S.P薬草ファーム」と林が責任者を務める、「K.S.Pデザインラボ」の3つの事業を行っている。
原料(自社農園のハーブや廃棄されてしまう野菜や果実)の調達から、商品の企画・デザイン・製造までを自社で一貫して行うことで、食品ロスを減らした製造が可能となる。作り出した商品が社会に新しい価値を生み出すことで、消費環境も含めた持続可能なものづくりを目指している。
現在は、『和花』の製造に加え、日本の伝統であるお茶を使用したお酒『茶酒・桑ノ木田30』を製造している。今後は、『和花』や『茶酒』シリーズの開発に加え、コロナ禍で打撃を受けている飲食業界や、環境被害を受けた野菜や果物を使用したオリジナルリキュールなど様々な飲料・加工品の開発にも力を入れていく。
株式会社K.S.P ホームページ:https://www.kspyakusou.com
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