デザインの国際団体による「世界デザイン会議」プレイベントにおいて、障がい者とIOTの活用による「里海珊瑚プロジェクト」の取り組みを展示
■展示タイトル
里海珊瑚プロジェクト – 障がいのある方の就労支援とサンゴの育成・保全活動 –
■展示説明
里海珊瑚プロジェクトは、海水温上昇の影響等でサンゴの白化現象が進むなかで、海洋環境保全を推進する企業や自治体、漁協等が協働し、海洋生態系の重要な役割を担うサンゴを陸上で育成し海に戻す「里海づくり」を目指す事業です。本事業の核となるサンゴの陸上養殖においては、IOTを活用して水槽の環境管理を行い、飼育技術を習得した障がいのある方が安定的なサンゴの生育を支えています。障がいのある方が、生活水準の向上に有効なスキルを身に付けて経済活動に参画し、社会的・経済的に自立できる環境、自身の能力や個性を存分に発揮できる環境の創出を同時に目指しています。
陸上で生育したサンゴは、自治体や漁協の協力を得て海中に設置したサンゴ移植基盤に植付けられます。この基盤は、海底での植付け作業を容易にし、サンゴの捕食を抑止するだけでなく小魚の良好な魚礁となります。里海づくりを推進する上で重要な役割を担う基盤は、360度カメラとセンサーを備えた観測ターミナルで常時管理されています。
■展示物
・サンゴ移植基盤及び観測ターミナルのスケールモデル
・活動の概要を紹介する映像
■里海珊瑚プロジェクトに関わる事業者
・サンクスラボ株式会社(サンゴの水槽飼育および移植・障がい者の就労支援)
・アクセンチュア株式会社(企業市民活動の一環としてIOT技術支援・障がい者のスキル育成支援)
・株式会社GK設計(サンゴ移植基盤の設計・製作)
■展示会の概要
「里海珊瑚プロジェクト」は、WDO世界デザイン会議東京2023実行委員長である田中一雄氏が紹介する「Planet」をテーマとしたデザインの取り組み事例として選定され、展示されます。
以下、「WDO世界デザイン会議東京2023プレイベント」のウェブサイトより抜粋
https://www.designhub.jp/exhibitions/8880
公益財団法人日本デザイン振興会は、同会が事務局を務め、本年10月に日本で34年ぶりに開かれる「WDO 世界デザイン会議 東京2023」のプレイベントとして、6月16日(金)から7月30日(日)まで企画展「Design Beyond - あたらしい世界のためのデザイン」を開催します。
この企画展は「WDO世界デザイン会議 東京2023」の開催を前に、デザインの専門分野を超えて、これからの社会について考える多くの方へ向けて、会議の全体テーマである「Design Beyond」と、会議内で議論が予定されている4つのテーマ「Humanity」「Planet」「Technology」「Policy」を掘り下げる展覧会です。
展示では「WDO 世界デザイン会議 東京2023」の開催に賛同する国内協賛企業8社のデザイン部門と、会議の国際カンファレンスに登壇する各界の9名および3つの関連団体が、それぞれのテーマに関連するデザインの取り組みの事例を紹介します。
デザインは私たちの暮らしや産業、社会にどんな未来をもたらすことができるのでしょうか?「あたらしい世界』を切り開くための、デザインの果たす役割や可能性を多角的な視点からひもとく機会として開催します。
東京ミッドタウン・デザインハブ 第103回企画展
WDO世界デザイン会議東京2023 プレイベント
DESIGN BEYOND -あたらしい世界のためのデザイン-
会期:2023年6月16日(金)~7月30日(日) 11:00-19:00 会期中無休/入場無料
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ
主催:東京ミッドタウン・デザインハブ
企画・運営:公益財団法人日本デザイン振興会/WDO世界デザイン会議東京2023実行委員会
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像