家族信託の設計から契約後のサポートまでワンストップで行う総合信託サービス『信託先生』提供開始

高齢者の5人に1人がなる認知症による資産凍結のリスクを未然に防ぐ

「いくつになっても安心で、生き生きと暮らせる社会の実現」をビジョンに掲げる株式会社グッドライフパートナーズ(東京都世田谷区、代表取締役:飯田真司 以下グッドライフパートナーズ)は、5月17日より、家族信託の設計から契約後のサポートまでワンストップで行う総合信託サービス『信託先生』を提供開始します。

本サービスは、親の財産管理や将来の介護費用の捻出に不安がある生活者を対象に、家族信託の設計と信託監督人による契約後のサポートを行うことで、認知症による資産凍結のリスクを未然に防ぐことが可能です。

初年度は世田谷区を中心に約250世帯の利用および、保険代理店、賃貸管理業者様を中心とした提携企業を20社確保することを目標としています。

 

  • 認知症などに伴う資産凍結の問題が急務
厚生労働省の推計※1では、2025年には、65歳以上の高齢者における認知症高齢者は21%に達すると予想されています。また、第一生命経済研究所の試算※2によると、認知症患者の保有する金融資産は2030年時点で個人資産の約1割の215兆円にのぼり、同患者の保有する住宅は、2040年には280万戸になります。これらのデータが示すことは、凍結状態資産や空き家の拡大といった社会問題です。
認知症になると、その症状や程度にもよりますが、金融機関手続きや不動産売却等が出来なくなる可能性があります。これは法律上、法律行為には、相応の判断能力が求められますが、認知症はその判断能力を欠いてしまう(その疑いが強い場合含む)からです。先に述べた社会問題発生のロジックはこういったことによります。

認知症を患ったご家族の問題としてはどういったことがあるでしょうか。例えば、銀行窓口で出金したい、介護施設費用の確保のために不動産を売却したい、賃貸アパートの大きな修繕が必要などといった場合に、これらが出来なくなる可能性が挙げられます。
そこで注目されているのが、『家族信託』の仕組みです。ところが、『家族信託』は、ノウハウを持つ専門家がまだ多くはありません。また、対応専門家の報酬が非常に高額であるのが一般的で、難しい制度にも関わらず、『家族信託』の利用を開始したあとの支援がされておらず、専門家の間でも、この仕組みを提供する側の在り方に疑問符が出ています。

※1 『【参考】認知症の人の将来推計について』(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/000524702.pdf
※2 『認知症患者の金融資産 200 兆円の未来』(第一生命経済研究所)
https://www.dlri.co.jp/pdf/macro/2018/hoshi180828.pdf
 
  • 家族信託の設計から契約後のサポートまでワンストップで行う『信託先生』
そこで、私たちは、こうした家族信託の問題点を解消した『信託先生』を企画、提供を開始致しました。主に、将来の介護費用の捻出に不安がある世帯を対象に、家族信託の設計と信託監督人として契約後のサポートを行うサービスです。家族信託には司法書士や税理士といった専門性の高い知識やノウハウが求められるため、特に、潤沢な資産のない一般家庭世帯には費用面での負担が大きいサービスとなっていましたが、家族信託に特化した仕組み化と効率化を図ることで、設計から事後支援まで一貫して低価格化を実現しました。『信託先生』により、より広く『家族信託』が利用されるようになれば、空き家を含む凍結状態資産の拡大を予防する一助となると考えています。

▼『信託先生』4つの特徴
1. 低価格
専門家とともに、資産凍結状態の予防に特化した契約設計パターンを分類定型化し、効率的かつ標準化したオペレーション構築、システム化することにより、設計から事後支援に至るまで一貫して低価格を実現致しました。

2. まとめて相談
総合的なライフプランニングに対応。提携司法書士と税理士による、無料相談対応をはじめ、様々な専門家のご協力により、信託契約だけでない、多様なお悩みのご相談にもワンストップで対応可能です。

3. 高度な専門性
多種多様な信託業務に多数取り組んできた司法書士と税理士が創業・構築した、専門家クオリティのサービスです。

4. ずっと安心
契約後も、信託監督人として、信託契約が終了するまで伴走することで、安全性を保ち続けます。
 
  • 外部事業者との限定的な情報連携により、シニアライフの最適化を図る
グッドライフパートナーズは、顧客の財産情報、医療・介護情報の一元管理と可視化や情報連携により、タイムリーかつ適切なサービス提案のための体制構築を目指します。さらには、シニアの「健康」をテーマとする企業との連携も企画しており、多角的なアプローチから人生100年時代におけるシニアライフの充実化と最適化を「信託先生」で実現できます。
 
  • 株式会社グッドライフパートナーズ代表取締役社長 飯田真司よりコメント
認知症などに伴う資産凍結の問題は、本人と家族の生活を脅かすこともある重大なものであり、資産の流動性が損なわれる点で社会的な問題でもあります。しかし、この解決手段として有用な家族信託は、いまだに普及していません。
現状、家族信託の利用者は、経験則と他の専門家、金融機関からの話を聞く限り、不動産を複数保有し金融資産も十分にあるような家庭がほとんどであり、一般的な家庭の割合は少ない状況にあります。
私の両親はごく一般的な家庭です。年金・貯蓄共に少ないものの、現時点においては生活に支障はありません。しかし、母が認知症になれば賃貸収入に支障が生じ、両親が介護施設に入ることが必要性となれば、自宅、もしくは自宅とアパートの売却が必要となるでしょう。
私の両親のような一般的な家庭にこそ、家族信託を利用してほしい。一般家庭における家族信託が、医療保険のように当たり前に使われ、介護費負担や財産管理の不安なく生涯を送れる未来を実現するために、私たちは全力で取り組んでまいります。
 
  • グッドライフパートナーズ 代表プロフィール

飯田 真司<Shinji Iida>
財産の管理と承継におけるリスクマネジメントと手続きを専門分野とする。大手保険代理店や税理士団体、医療従事者等の専門家向け勉強会、社会福祉協議会や医療法人等の共催・後援でのセミナーを多数提供。
亜細亜大学経営学部卒業後、都内司法書士事務所に従事。2014年より世田谷区用賀にて司法書士事務所クラフトライフを開業。2021年4月より、司法書士事業を法人組織化。同年7月、株式会社グッドライフパートナーズを設立。

・東京司法書士会 世田谷支部所属
・簡裁訴訟代理等関係業務認定会員
・一般社団法人終活の窓口 理事
・一般社団法人日本財産管理協会 認定会員 財産管理マスター
・民事信託士
・東京司法書士会民事信託業務検討委員会委員 ほか
 
  • 株式会社グッドライフパートナーズについて

株式会社グッドライフパートナーズは、世田谷区用賀を中心に、専門家ネットワークを活かした家族の総合信託サービス『信託先生』を提供しています。代表・飯田は司法書士として多くの家族信託に関わるも、顧客が資産家に偏り、一般家庭に広がらない信託サービスに疑念を抱いたことから、”誰でも利用できる医療保険”をイメージした信託サービスの展開に取り組んでいます。

https://sintaku-sensei.com/

 

【会社概要:株式会社グッドライフパートナーズ】
設立 :2021年7月21日
代表者:飯田真司
所在地:東京都世田谷区用賀4-28-21
URL :https://sintaku-sensei.com/

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会社概要

URL
https://sintaku-sensei.com/
業種
サービス業
本社所在地
四丁目28番21号
電話番号
03-6805-7039
代表者名
飯田真司
上場
未上場
資本金
725万円
設立
2021年07月