「彫刻はよく知らない」はもったいない、今こそ彫刻を見るべき理由とは?『西洋美術は「彫刻」抜きには語れない 教養としての彫刻の見方』を出版
~アートビジネスの経営者による彫刻の入門書刊行~
彫刻は、多くの歴史的・芸術的作品がありながら、多くの人にとって、絵画と比べれば、なじみが薄い、親しみを持ってもらいにくい傾向にあります。彫刻家に名付けられ、「彫刻」でアートビジネスを展開してきた著者が、その経験を活かし、教養としてのアートを学びたいビジネスパーソンを含め、彫刻・美術に少しでも関心を持つすべての人に向けて「彫刻の見方」を解説した入門書が、本著です。

彫刻は多くの歴史的・芸術的作品がありながら、多くの人にとって、絵画と比べれば、なじみが薄い、親しみを持ってもらいにくい傾向にあります。彫刻家に名付けられ、「彫刻」でアートビジネスを展開してきた著者が、その経験を活かし、教養としてのアートを学びたいビジネスパーソンを含め、彫刻・美術に少しでも関心を持つすべての人に向けて「彫刻の見方」を解説した入門書が、本著です。
なお、5月5日~10日には藤崎百貨店本店において、「彫刻家・佐藤忠良」展を行います。
◆本書刊行の狙い
アートと言えば絵画ばかり
「彫刻スルー」はもったいない!
著者である堀越啓は、「みんな、なぜ絵画にばかり注目して、彫刻を見ないのだろうか?」という疑問を持ち続けてきました。多くのアート初心者に「彫刻は難しいから」と敬遠される場面を度々目にしてきたからです。
一方で、美術館に行けば、屋外スペースを中心に彫刻が私たちを出迎えてくれます。また、美術館内や常設展ではさまざまな彫刻が展示されており、アートの歴史において彫刻は、多くの巨匠によって挑戦されてきた、欠かすことのできない重要な表現手法の一つです。近年では、地方創生の流れとあいまって、「芸術祭」が各地で行われるようになり、野外に設置されている彫刻作品の割合が非常に多くなってきています。もはや「彫刻をスルーするということは、美術の半分を無視している」ことになると言えます。
このような問題意識から、今回出版する著書『西洋美術は「彫刻」抜きには語れない 教養としての彫刻の見方』は、そんな「彫刻をスルーしてきた人々」に対して「彫刻を見ないともったいない!」と投げかけます。これら彫刻について知り、理解することができれば、美術館やアートを倍楽しめる。そんな思いから書かれた、彫刻鑑賞の入門書です。
◆著者の紹介と本書刊行の背景
多くの人が楽しめる鑑賞法も開発
著者である堀越啓は、上智大学経済学部を卒業後、東証一部上場の大手メーカーに就職。長い間、美術とは縁遠いサラリーマンでしたが、父は彫刻を扱う仕事をし、彫刻家と交流を持っていました。名前の「啓」も彫刻家・佐藤忠良氏に命名されたものです。
著者がサラリーマンとして働いていく中で、大きな転機となる出来事が相次いで起こったのが、2011年頃でした。東日本大震災や、父の会社の倒産でした。これらの出来事がきっかけとなり、勤め先を退職し、父と共に再起を図るために、アートコンサルティング会社を立ち上げます。
著者は、美術について正規の教育を受けた訳ではありません。その環境に馴染んでいくために四苦八苦しながら、新たな環境で仕事をしていく中で、「美術をどのように見たら良いか」をまとめ体系化した方法「立体的美術鑑賞法」を開発します。この鑑賞法のセミナーを、アート初心者に向けて実施しつつ、多くの人に知ってもらおうと初の著書『論理的美術鑑賞』(翔泳社)を2020年に刊行し、台湾や韓国、中国でも翻訳出版されるなど、国内外の多くの方の手に渡っています。
※立体的美術鑑賞法について
https://sdart.jp/onedayseminor
◆本書の構成・概要
あなたの美を見る目を高める
彫刻の見方とは?
本書は、以下の通りの構成となっています;
第1章 彫刻はこんなにおもしろい
- 彫刻の特徴とは?
- 彫刻の定義とは?
- 彫刻の特殊性から派生する「どこまでが本物なの?」という問題
- 作家が亡くなった後でも制作される「死後鋳造」
- パブリックアートの3つの魅力
第2章 彫刻から美術史が簡単に理解できる
- 彫刻から美術史が簡単に理解できる
- 5つの彫刻の流れのポイントを覚えれば、美術史を理解できる!
第3章 彫刻作品を鑑賞するコツ 彫刻は理解するのが難しい?
- 美術鑑賞の5つのフレームワークとは?
- 彫刻を見る際のポイント
- 屋外彫刻鑑賞ができるおすすめスポット8選
第4章 これだけは押さえたい彫刻作品 ギリシャ、ローマの美しき彫刻たち
- ドナテッロ、ミケランジェロによるルネサンスの煌めき
- ベルニーニらによるドラマチックなバロックの時代
- 古典彫刻を打ち破った、ロダン、ブールデル、マイヨール作品
- 「彫刻って何?」と問題提起したピカソ、ゴンサレス作品
- 抽象的な新しい表現。ブランクーシ、カルダー、ジャコメッティ作品
- 戦後の彫刻たち
第5章 彫刻で人生が豊かになる 見方が変わると人生が変わる理由
- 彫刻鑑賞で得られる3つのこと
- ヨーゼフ・ボイスが提唱した「社会彫刻」とは?
- 誰もがARTISTになる時代
発売日:2022年4月22日(金)
価格:2,200円(本体2,000円+税10%)
出版社:翔泳社
https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798172934
◆関連イベント情報
2022年5月5日(木)〜10日(火) 10:00-19:00
仙台・藤崎百貨店/本店6階の美術ギャラリーで「彫刻家・佐藤忠良」展を開催。
*なお、開催期間中、著者は毎日在廊いたします。
◆著者(堀越啓)プロフィール
神奈川県藤沢市出身。彫刻家と交流のある家に生まれる。上智大学経済学部卒業後、事業企画等の事業戦略策定などを経験。
2012年4月SDアートに入社、2015年代表取締役に就任。ピカソに彫刻を教えた彫刻家「フリオ・ゴンサレス」展や、風と水の彫刻家「新宮晋の宇宙船」展、富山県立美術館のシンボル彫刻設置、「真鶴町・石の彫刻祭」等のプロジェクトを手掛ける。
2022年より、SDアート企画による「生誕110年 傑作誕生・佐藤忠良」展が全国美術館を巡回。彫刻を中心とした美術展の企画や、アートプロジェクトを数々手がけている。また、オンラインサロン「ロジカルアート」を主宰し、主にビジネスパーソンや経営者に向けて、美術の読み解き方のセミナーを実施。著書「論理的美術鑑賞」(翔泳社)は、韓国や中国でも翻訳・出版されている。

<公式サイト>
株式会社SDアート 公式サイト
https://sdart.jp/
【本件に関するお問い合わせ先】
企業名:株式会社SDアート
担当者名:堀越
TEL:050-3558-2988
Email:info@sdart.jp
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