株式会社KAKUDO設立の経緯と想い
コーチングは人生、組織、社会を変えられる。社名KAKUDOに込めた長谷川彩人の思いとは…
2022年4月1日に創業した、中小企業や起業家に向けた「コーチングサービス」を提供する株式会社KAKUDO。
「コーチングによって、ビジョンを明確化し、主体性を引き出すことで、充実した人生に貢献したい」株式会社KAKUDO代表取締役の長谷川彩人(はせがわあやと)氏はまっすぐな目でこう話す。創業前の1年間で100名近くの経営者や個人にコーチングを行った長谷川氏。クライアントには、過去最大の大型案件を受注した人や、0円だった売上を大幅に増加させた人もいるという。長谷川氏がくり返す「人との信頼関係を大切にする」という言葉を、本人が体現していることが、インタビューに応える姿からもよくわかる。そんな長谷川氏に仕事について伺った。
「コーチングによって、ビジョンを明確化し、主体性を引き出すことで、充実した人生に貢献したい」株式会社KAKUDO代表取締役の長谷川彩人(はせがわあやと)氏はまっすぐな目でこう話す。創業前の1年間で100名近くの経営者や個人にコーチングを行った長谷川氏。クライアントには、過去最大の大型案件を受注した人や、0円だった売上を大幅に増加させた人もいるという。長谷川氏がくり返す「人との信頼関係を大切にする」という言葉を、本人が体現していることが、インタビューに応える姿からもよくわかる。そんな長谷川氏に仕事について伺った。
ーーコーチングを知らない方もいるかもしれませんので、まずはコーチングがどんなものか教えてください。
コーチと聞くと、スポーツの指導者をイメージされるかもしれませが、その一般的なコーチのイメージと、コーチングは別物です。コーチングとは、質問中心の対話を通じて、クライアントが自ら気づき、意思決定し、行動していくことを促進するすることで、目標達成や問題解決を支援する手法のことです。
ーーコーチングは、コンサルティングとは違うのですか?
コンサルティングは、提案中心であり、答えを考えるのはコンサルタントです。
コーチングは、質問(問い)中心であり、答えを考えるのはクライアントです。
コーチは、クライアントの能力を最大限に引き出し、共にベストな答えを創り出すパートナーです。クライアントとベストな答えに辿り着くために、質問やフィードバックを行います。そして、クライアントが一人で考えうる思考領域の外側へと導くことが、コーチの大きな役割です。
他人が決めたこと(他者説得)よりも、自分で決めたこと(自己説得)の方が、実行に移す人が10倍多いという研究結果があります。目標達成のために、他人から「毎日テレアポ100件やるべきですよ」と言われるよりも、自分自身で考え「毎日テレアポ100件やるべきだ」と気づいた方が、実行したくなるというのは、感覚的に納得できるのではないでしょうか。
このように、コーチングではクライアントが自己決定するからこそ、行動に変化を起こし、仕事の成果を大きく高めることができるのです。
ーーなぜコーチングを始められたのですか?
その前に、僕の経歴から少しお話させて頂きますね。僕は就職活動の際、「人の人生を引き上げる仕事」を仕事選びの基準にしました。「人を救うこと」よりも、「頑張っている人がもっと結果を出し、充実感を得られるような仕事がしたい」と思っていました。
仕事選びの基準が明確だったおかげか、メガバンク、総合印刷会社、大手マーケティング会社から内定を頂きました。給料だけで見ればメガバンクでしたが、僕は「給料よりも働く時間が充実すること」が重要だと考え、総合印刷会社を選びました。ただ、そこでは労働時間がかなり長く、終電を逃すなんてことは毎日でした。「いくら仕事にやりがいがあっても、このままでは充実感を感じる余裕なんてない」と思い、転職をしました。
転職先は外資系企業です。働き方は大きく改善されました。給料も前の会社より増えて、働く時間も一気に減りました。結果も出せて、最年少でマネージャーに昇進することもできました。ただ、その仕事は、僕が就職活動の際に基準にしていた「人の人生を引き上げる仕事」でもなければ、「働く時間が充実する仕事」でもありませんでした。当時、名古屋で働いていたのですが、ある日名古屋駅を歩くサラリーマンの顔がみんな死んでいるように見えたんですよね。そして、僕も同じ顔をしているんだろうなと気づきました。
・人の人生を引き上げる仕事
・働く時間が充実する仕事
・サラリーマンの働き方を変えられる仕事
は何かを考え抜いた結果として、コーチングを始めたのです。
サラリーマンの人生を引き上げ、充実して働くことに貢献したいと思い「本当にやりたい仕事を見つける」ためのキャリアコーチングからスタートしました。
一人一人の価値観を紐解き、心からやりたいと思える仕事を明確にしていくことは、多くの方に感謝してもらうことができ、とても充実感のある仕事でした。しかし、クライアントの中にはやりたい仕事に就くことができても、転職を繰り返す方がいました。理由を聞いてみると、印刷会社時代の僕と同じで、充実感を実感しながら働ける環境ではなかったのです。充実して働くには、働く環境も大切なんだと痛感しました。
この経験から、充実感に満ち溢れた会社を増やすことができれば、サラリーマンの人生も、経営者の人生も、その会社自体も引き上げることができるのではないかと考え、ビジネスコーチングの世界に飛び込みました。
ーーご自身の仕事観や、会社勤めの経験が、コーチングに結びついたのですね。実際に、長谷川さんのコーチングではどのようなことを行いますか?
僕のコーチングには、軸となる3つのステップがあります。
①理想の角度の明確化(Vision)
②理想の角度に進む決断(Commitment)
③理想の角度に共に向かう(Solution)
まず最初のステップでは、組織や個人(経営者や社員)のビジョンを明確にします。この際、ビジョンをただ数字を用いて定量化するのではなく、「価値観に合っているか?」を時間をかけてコーチングします。
ーー「価値観に合っているか」ですか?
はい。人は自分の価値観に合った方向に進むときに、モチベーションが上がります。自分の価値観に合った仕事をしている人は、やる気に満ちています。しかし、価値観に合わない仕事をしている人は、働く時間を苦痛に感じてしまいます。このように自分の価値観に合ったビジョンを持っているかはとても重要です。
そこで僕のコーチングでは、「その人の価値観が最大限に発揮されること」を重視します。
クライアントが「自分は(組織は)こうありたい」というビジョンを明確にできれば、そこからは決断してもらうのみ。価値観に合ったビジョンがあれば、難しい選択でも勇気を持って決断することができます。
ーーたしかに自分で納得できるビジョンが明確になれば、行動できそうですね。ただ、決断してもなかなか行動を続けるのは難しいのではないですか?
はい。そもそも人間は本能的に変化を嫌います。変化は生きていく上でのリスクとなるからです。そのため、楽で慣れた現状に戻ろうとします。コーチングには、行動を継続するための仕組みがあります。具体的には、コーチングセッションの終わりに、必ず「次回コーチングまでに行うアクション」を自ら決めてコミットしてもらいます。そして、次回コーチングの冒頭で「そのアクションをしてどんな結果だったか、何を感じたか」を話して頂きます。
「次回コーチングまでに行うアクション」を自分自身で決めてもらう(自己決定)ことで、クライアントのコミットを引き出せます。そして「そのアクションをしてどうだったのか」を話して頂くことで、行動したことから学びを得て、また次のアクションに活かしていくという良いサイクルを生み出すことができます。
ーー自分で「これをやります!」と決めたら、やらないわけにはいきませんもんね!(笑)
そうなんです(笑)。一部のビジネスコーチングでは、ビジョンや価値観を扱わずに、アクションのコミットと進捗管理だけを徹底するやり方をしています。しかし、それでは「その行動をする意味」を見いだせず、行動するモチベーションが上がりません。そうなればアクションが苦痛となり、仕事の成果もあがらなくなってしまいます。だからこそ、ビジョンや価値観は時間をかけて扱っていきます。
ーー長谷川さんのコーチングにはどんな特徴がありますか?
「経営者の想いに共鳴した組織づくり」をテーマに、個人や組織の「Be」から変化させることで、結果を変えられることが、私のコーチングの特徴です。
私が学んだコーチングでは「Be(意識)Do(行動)Have(結果)」という理論があります。
「意識(Be)が変われば行動(Do)が変わる、行動(Do)が変われば結果(Have)が変わる」という言葉がありますよね?この言葉のように、意識、行動、結果を切り分けて考えるフレームが「Be Do Have」という理論です。
お会いする経営者のほとんどの方が「人」に関する課題を抱えています。
・思うように動いてくれない
・採用した社員が機能せず、結局自分が動いている
・指示しないと動かない
・ネガティブな発言ばかり
経営者の方は、組織を動かすために「ビジネスプラン」「雇用条件」「インセンティブ」「福利厚生」など、事柄(Do)を理論的に考えることには長けているのですが、意識面(Be)を感情的に考えることは苦手なようです。
人を動かすには、理論(Do)と感情(Be)が必要です。そして、感情によって人を動かすための重要な要素は「ビジョン(想い)」です。インセンティブやノルマなどを用いて強制的に行動を変えようとしてもなかなか長続きしないのは、意識面を変えることができていなからです。
経営者の想いに共鳴し、社員が自発的に120%の力を発揮する組織を作るためには「Be」の強化が必要です。企業、経営者、社員のビジョンを統合していくことでモチベーションを最大化し、組織力に変化を与えられることが私のコーチングの特徴だと思います。
ーー長谷川さんのコーチングを受けたクライアントは実際にどのように変化されたのですか?
クライアントに起きた変化としては、
・過去最大となる3億円の大型案件の受注
・売上が0円だったクライアントが月商400万円を達成
・1回のセッション後、クライアントの翌月の売上が前月比3倍
・クライアントが2年間抱えてきた悩みの解消
など様々です。
クライアントの業種についても様々です。
コンサル、建設、福祉、食品、出版、Web制作など様々な業界の方からご依頼頂いています。
ーー定性的な変化というか、もっと感情的な変化かなと想定していましたが、全然違いました!
当たり前ですが、経営者の方は行動力がすごいです。しかし日々、売上や組織の課題ばかりと向き合っていると、長期的なビジョンよりも、目先のことに意識が集中し、「手段が目的化」してしまいます。僕のコーチングでは常に「ビジョン」や「目的意識」を大切に扱うことで、経営者が理想の角度に向かってまっすぐ進んでいけるようになります。
ーー長谷川さんのコーチング内容を聞き、社名である「株式会社KAKUDO」の意味が少しわかった気がしますが、改めてどのような想いを込めたのか教えて頂けますか?
株式会社KAKUDOの企業理念は「人生、組織、社会の充実感に貢献する」です。そして、充実感を高めるために重要なことは、人や組織が理想の角度に向かっていくことだと考えています。
ロゴの下の線は「現状維持に向かう線」で、上の線は「理想に向かう線」です。理想の角度は人の価値観によって様々です。理想が高いか、低いかよりも、「自分の価値観に合った角度」になっているかが最も重要です。僕のコーチングでは、この「角度(価値観に合ったビジョン)」を明確化して、その角度に共に向かっていきます。だからこそ、人生、組織、社会の充実感に貢献できると考えているので、社名を「株式会社KAKUDO」にしました。
ーーなるほど。角度がその組織や人に合っていないと、ビジョンに向かってなかなか頑張れないし、そうなると充実感も得られない、ということですか?
はい。僕は外資系企業で働いていた頃、延べ30名ほどの部下を見てきました。彼らに営業で結果を出してもらおうと同行したり、時には厳しく指導したりしましたが、なかなか部下は思うように動いてくれませんでした。しかし、あるとき企業研修でコーチングを学んだ際に気づいたのです。会社は社員に結果を出してほしいのですが、果たして社員は結果を出したいのか、と。
どの社員も給料が上がれば嬉しいでしょう。しかし、遅くまで残業したり、休日を犠牲にしてまで突出した結果を出したいかといえば、それは人によります。それに気づいたので、私は部下に「君はどうしたい?」「君はどうなりたい?」と聞くようにしました。家族との時間を大切にしたい社員には、それに応じた目標を達成するように話しました。反対に、より成長したい、もっと結果を出したいという社員には、高い目標を設定し、より力を入れて厳しく営業について教えました。
その結果、どの社員もパフォーマンスが上がり、目標をしっかりと達成できるようになりました。私が会社から「今月はもう少し成果を出してほしい」と言われた際、部下は嫌な顔ひとつすることなく、僕に協力してくれました。彼らとはプライベートで付き合えるほどになり、僕はもちろん、部下たちも「充実した一年だった」と言ってくれています。
ーー組織としてのビジョンだけでなく、個人のビジョンにも寄り添うことで、結果的に組織も社員も成果をあげられるようになったわけですね。
ーー最後に、組織や個人の角度(価値観に合ったビジョン)を明確化して充実感に貢献する、株式会社KAKUDOのビジョンを教えてください。
現在、株式会社KAKUDOでは、経営者や社員などの個人に向けた「ビジネスコーチング」と、組織に向けた「研修」「会議運営」を行っています。
経営者がビジョンに向けて、充実感をもって突き進むことで、社員も充実感をもって働けるようになります。組織も人も主体性をもって働けると、結果的に仕事の成果が高まっていくのです。この循環が生まれれば、「働くことが楽しい!」と感じる人が増えます。「働くことが楽しい!」と感じるお父さんやお母さんが増えることで、それを見たお子さんも「楽しそうだから早く働きたい」と思うはずです。そんな人たちが増えれば、日本はもっと幸せな国になると思うのです。
ーー「名古屋駅を歩くサラリーマンがみんな死んだ顔をしていた」という経験が関わっていそうですね。
はい。幸せな人が増えれば、社会は絶対に良くなると思います。大人になると、1日の多くの時間が仕事で占められますよね?
働く時間が苦痛なのに、帰宅後の時間や休日だけでストレスをすべて解消して、充実感溢れる人生を送ることは難しいと思います。だからこそ、まずは働く時間を、充実感をもてる幸せな時間にしてほしい。充実感をもって、主体的に動ける社員は、指示がないと動けない員よりも、はるかに仕事ができます。
ひとりひとりが働くことに充実感をもち、自分のビジョンに向かう。
自分の価値観に合った働き方をすることで、組織はより活性化する。
大袈裟な表現ではなく、今の企業や社会、そして個人にはコーチングが必要だと、僕は確信しています。
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