【 お産は病気じゃないけど命がけ!】4/30~「1万人ママの声を聞かせて」WEBアンケートスタート
4/30~5/15 妊娠中出産後の母体の身体トラブル実態調査WEBアンケートを実施
一般財団法人 日本女性財団は、特定非営利活動法人リマインドと共催で、妊娠中出産後に起こる母体の身体トラブルと女性の諸課題との関連を明らかにするため「#1万人ママの声を聞かせて」アンケート」を2022年4月30日(土)より5月15日(日)まで実施する。アンケート結果と共に「母子手帳の産後健診に母体の身体トラブルに関する項目の追加」を要望していく。【URL】 https://sangomama.info-web.site/
一般財団法人 日本女性財団(本社:東京都日本橋大手町代表理事:対馬ルリ子)は、特定非営利活動法人リマインド(代表理事:河合麻美)と共催で、出産経験者を対象に妊娠中出産後の母体の身体トラブルと産後鬱、家事・育児、職場復帰、2人目出産等についての諸課題との関連性を明らかにする実態調査(WEBアンケート)を2022年4月30日(土)~5月15日(日)に実施する。「妊娠出産は病気でない」という認識から、妊娠中出産後に身体トラブルを抱えている女性が誰にも相談できず、我慢しながら育児や家事、仕事をしている可能性がある。
今年2月に自民党政務調査会厚生労働部会(部会長:牧原秀樹衆議院議員)に「リハビリテーションに関する小委員会」(委員長:小川かつみ参議院議員)が設置され、リハビリテーションに関する課題(医療、介護、予防、教育)を取り上げ全6回となる委員会を開催した。その予防領域の課題として「マタニティヘルス」が挙げられ、現在の妊娠中出産後の母体の身体トラブルの現状を産婦人科医善方裕美氏、理学療法士山崎愛美氏が紹介した。
妊娠中出産後の女性115名を対象にした調査では(永見 日保学誌 2021)、実に9割以上が妊娠中、出産後に身体の不調を抱えていることが示された。また上記のリハビリテーションに関する小委員でで発表した産婦人科医、理学療法士によると、妊娠中の女性は胎児の成長に伴い急激な身体変化が起こり、腰痛、仙腸関節痛、股関節痛、膀胱瘤等の症状、産後は腰痛、恥骨痛、尿失禁、痔、時には便失禁、子宮脱など様々な身体トラブルが出現することもあるという。
しかし、その身体トラブルと産後の課題ともなっている産後鬱や家事・育児、職場復帰への支障、二人目妊娠への躊躇等との関連性にエビデンスがないことが分かった。近年、不妊治療に関する保険適応やフェムテックへの取り組み等が注目されている今だからこそ、更に女性の健康に関しての実態調査を行うことになった。妊娠出産後は病気ではないもいうが、女性は命をかけてこの世に新しい生命を産み出している。そのダメージは実に交通事故にあったのと同じくらい身体に影響を及ぼすとも言われている。母親は出産と同時に育児がスタートし、たとえ体調不良があっても自分のケアは後回しになっている可能性もある。
今回のアンケート実施にあたりより多くの女性の身体の声が集まるよう理学療法士、産婦人科医、助産師等医療職をはじめ、議員、子育て支援団体、企業等など多職種でチームを立ち上げ、準備をしてきた。ホームページでは協力者も紹介され、Facebookグループ「1万人ママの声を聞かせてプロジェクト」で情報共有し、アイデアを出し合いながら取り組んでいる。
4/30(土)~5/15(日)の2週間の短期間で実施されるアンケート結果は、「妊娠中出産後の女性の身体の声」としてまとめ、5月末には「母子手帳の産後健診時の母体身体トラブルに関する項目追記」の要望書を国に提出する計画を立てている。超少子高齢化の日本、女性の労働力が求められる現在。#1万人ママの声を聞かせてアンケートを機に、妊娠出産を経験しても「誰もが自分らしく働き続けられる社会」となるよう改めて女性の健康を考えていく機会になることを期待している。痛いときは痛い、辛いときは辛いと言える世の中にするためにも、出産後の女性の皆さんのたくさんの生の声を是非聞かせてほしいと願っている。アンケートの協力はご自分で回答はもちろん、SNSでのシェア、職場、周りの方へのチラシ配布などどのような形でも大歓迎!皆様の御協力をお待ちしています。
#1万人ママの声を聞かせて特設ホームページ
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