アーティスト・クリエーターとともに、「産む」にまつわる価値観を問い直す全4回のプログラムの参加者を募集!
不妊治療や特別養子縁組などを含む「産む」にまつわる価値観と選択肢をテーマに、当事者とアーティスト・クリエーターと一緒に協業する、プログラム参加者を募集。(応募〆:2022/08/20)
一般社団法人公共とデザイン(本社:東京都渋谷区、共同代表:石塚理華・川地真史・富樫重太)では、不妊治療や特別の養子縁組などを含む「産む」にまつわる価値観を問い直すプロジェクトを行っています。
今回のプロジェクトは、不妊治療や養子縁組などを通じて「産む」に向き合った経験をもつ当事者の方々と協働しながら「産むことの社会的イメージ」「存在するさまざまな選択肢」を問い直し、産むにまつわる重圧・悩みを固定化する社会に向けて提示することで、ひとりひとりが各々の「産む」にまつわる物語の向き直しを目指しています
本プロジェクトでは不妊治療・養子縁組の当事者の方々や、生殖を専門とする医師や看護師などテーマにまつわる事業を推進されているNPO・専門家の方々へのヒアリングを経て得られた発見をふまえ、これからの「産む」について考え直す作品へつなげます。
現在、リサーチ段階を終えてこれから制作へと入っていくフェーズです。今回の募集では「制作フェーズ」へ参加いただき、各分野で活躍されているアーティスト・クリエーターとともに「産む」にまつわるテーマについて深く向き合い、考えてくれる方を募集しています。
ワークショップでは、
①不妊治療・特別養子縁組の当事者
②将来子供を持つことを考えている方々
③アーティスト/クリエーター
の3者を交えたチームをつくり、異なる3つの立場から、テーマに対する可能性を見出したり、もやもやを深めていき、作品制作につながる種を見つけていくことがゴールです。
- プロジェクトの概要
【開催日時】
全4回 9/4(日)、9/18(日)、10/9(日)、11/6(日)の 13:00~17:00
(※時間は多少前後する予定がございます)
【会場】
23区内での開催を予定
【参加対象】
将来子どもを持ちたいと考えている方(募集タイプA)、将来子どもをもちたいと考えているカップル・パートナー関係のペア(募集タイプB)
募集タイプA:1人での参加
(募集人数:8人程度)
・都内近郊にお住まいの、将来子供を望んでいる方
・学生・社会人不問
・今現在子どもがいらっしゃらない方
・都内で行われるワークショップに基本的に4日間とも参加できる方
募集タイプB:カップル・パートナー関係のペアでの参加
(募集人数:4組程度)
・都内近郊にお住まいの、将来子供を望んでいるカップル・パートナー関係のペア
※性別・婚姻関係は問いません
・学生・社会人不問
・今現在子どもがいらっしゃらない方
・都内で行われるワークショップに基本的に4日間とも参加できる方
【参加費】
無料
※交通費等は参加者の負担となります
【こんな方のご参加をお待ちしております】
・今回を機に、不妊や養子縁組を自分ごととして考えたい
・子供をもつ・家族をつくることについて、パートナーと一緒に深く向き合いたい
・今明確に言葉にはできなくとも、とても大事なテーマだと感じている
【応募締め切り】
2022/08/20(土)
【プログラムの詳細】
プログラムの背景やより詳しい内容についてはこちらの記事に掲載。
https://note.com/publicanddesign/n/n846eaa47df2d
【プログラムのお申し込み】
お申し込みは以下URLのフォームから。
https://1efgm5kvsfo.typeform.com/to/CyqYUcqN
- 参加アーティスト・クリエーター
【参加アーティスト・クリエーター】
・井上 裕加里(美術家) https://www.inoueyukari.net
・碓井ゆい(美術作家)https://yuiusui.com/
・GROUP 大村高広・齋藤直紀(共同代表)https://groupatelier.jp
・TAK STUDIO 土田恭平・TSUBASA KOSHIDE(デザイナー) https://takstudio.tokyo/
(※五十音順)
【プロフィール】
井上 裕加里(美術家)
1991年広島出身。成安造形大学芸術学部芸術学科現代アートコース卒業。アジアの近現代に潜在する歴史認識、文化観の差異や関係性、地域性をテーマに映像・立体作品を制作している。主な展覧会に『個展 Women atone for their sins with death.』(2022年・Kunst ARZT・京都)、『Soft Territory かかわりのあわい』(2021年・滋賀県立美術館・滋賀)、『Kyoto Art for Tomorrow 2020―京都府新鋭選抜展―』(2020年 京都文化博物館・京都)
https://www.inoueyukari.net
碓井ゆい(美術作家)
1980年東京都出身。多摩美術大学美術学部卒業、京都市立芸術大学大学院修士課程修了。身の回りの素材や手芸の技法を用い、社会制度や歴史についての批評や考察を平面や立体作品で表現する。主な展覧会に、『至るところで 心を集めよ 立っていよ』(scai piramide・東京・2022年)、『フェミニズムズ』(金沢21世紀美術館・2021−2022年)、『さいたま国際芸術祭』(旧大宮区役所・2020年)、『いのちの裂け目ー布が描き出す近代、青森から』(国際芸術センター青森・2020年)、『あいちトリエンナーレ2019』(名古屋市美術館・2019年)などがある。
https://yuiusui.com/
GROUP / 大村高広(共同代表)
1991年生まれ。建築設計、批評。GROUP共同代表。2020年東京理科大学理工学研究科建築学専攻博士後期課程単位取得満期退学。博士(工学)。東京理科大学、東京都市大学、東京デザイナー学院非常勤講師。
建築における幾何学とスケールの関係性に焦点を当てた研究を通して独自の建築理論を構築しつつ、ジャンル横断的な執筆活動と作品制作を行っている。主な活動として、設計・施工「新宿ホワイトハウスの庭」(東京都、2021)、企画・編集「ノーツ 第一号 庭」(NOTESEDITION、2021)、設計・施工「水屋根」(屋外美術展「のけもの」会場構成)、個展「手入れ/Repair」(WHITEHOUSE、2021)など。SDレビュー2019入選・奨励賞。
https://www.ohmura-takahiro.com
GROUP / 齋藤直紀(共同代表)
1991年群馬県生まれ。建築設計、都市論。博士(工学)、一級建築士。2014年東京理科大学大学院前期博士課程修了。慶應義塾大学大学院理工学研究科博士課程を経て、2018年同大学院助教(有期・研究奨励)。2021年からGROUP共同代表。東京デザイナー学院非常勤講師。暗渠、高架、超高層に付随する風景をフィールドワークによって調査し、土木スケールのオブジェクトによって可視化される建物以下のスケールの物品や人々の活動の連なり・連帯を研究している。主な論文に、「渋谷川流域の住宅地における暗渠上路地の空間構成」(日本建築学会計画系論文集、2019)、 「東京都区部における鉄道高架下空間の構成形式」(日本建築学会計画系論文集、2020)など。共著に、東京の都市空間をテーマにした『Emergent Tokyo: Patterns of Spontaneous Micro-Urbanism』(ORO Editions、2022)。SDレビュー2019入選・奨励賞。
https://www.saitonaoki.com/
ふしぎデザイン株式会社 / 秋山慶太(プロダクトデザイナー、デザインディレクター)
ふしぎデザイン株式会社代表。2011年多摩美術大学プロダクトデザイン専攻卒業後、家庭用品メーカーで調理家電/生活用品のデザインに従事。2017年に独立しふしぎデザインを立ち上げ、2020年に法人化。「デザインを作り、考え、伝えることで、ふしぎな価値を生み出す」というステートメントのもと、心を動かし共感を生むデザイン・プロトタイピングを行っている。2019年より京都芸術大学 クロステックデザインコースで非常勤講師を務める。
https://www.fushigidesign.com/
TAK STUDIO / 土田恭平・TSUBASA KOSHIDE(デザイナー)
TAK STUDIOは土田恭平とTSUBASA KOSHIDEからなるスイスと日本を拠点にしているデザイナーアーティストデュオ。詩的な感性とインダストリアルデザインをかけ合わせて新たなインテリアオブジェクトを生み出すアプローチを得意とする。HAY TALENTED AWARDや富山デザインコンペティション、TOKYO MIDTOWN AWARDなど受賞。スイスデザインウィーク招待展示や、ミラノサローネ出展など国内外問わず活動を行なっている。
TSUBASA KOSHIDE:1996年生まれ、ローザンヌ州立大学大学院プロダクトデザイン専攻修士卒業
土田恭平:1995年生まれ東京藝術大学デザイン科修士卒業
https://takstudio.tokyo/
instagram : https://www.instagram.com/takstudio.jp/
- 運営・企画
【一般社団法人公共とデザイン】
https://publicanddesign.studio/
共同代表:石塚理華・川地真史・富樫重太
公共とデザインは「多様な人々による<わたしたち>の公共」を目指し、企業・自治体・共同体と実験を共創するソーシャルイノベーション・スタジオです。住民との協働や生活者起点のリサーチ、実験やワークショップ等に基づく事業創出など、社会課題の当事者との協働からのプロジェクト創出に取り組んでいます。わたしたちは、ソーシャル・イノベーションのためのデザインを通じて、社会課題の当事者が望ましさを描くことに軸足を起きながら、多様な他者としての行政や専門家が既存の社会構造・ルール・慣習などを見つめ直し、各人が持つ価値観を上塗りしながら新しい活動が生み出されることを支援しています。
【本プロジェクトについて】
本プロジェクトは公益財団法人日本財団の2022年度助成で「地域とそこに暮らす市民と共に行う持続可能な都市づくり」事業として行なっております。
【問い合わせ先】
一般社団法人公共とデザイン
publicanddesign.pad@gmail.com
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