【大阪YMCA イベントレポート】夏のレジャーシーズンに向け、水難事故防止を目指した児童向けの「着衣泳体験会」を6月19日(日)に開催

公益財団法人 大阪YMCA

 公益財団法人大阪YMCA(所在地:大阪府大阪市 以下、大阪YMCA)は、全YMCA参加者に水の安全の啓蒙活動を行うために開始された「全国YMCAウォーターセーフティーキャンペーン」の一環として、6月19日(日)に水難事故防止に向けた着衣泳教室を開催いたしました。当日は14組33名が参加しました。
 

 今回の着衣泳指導では実際に着衣状態でプールに入ってもらい、身動きの取れにくさを体験する機会を設けました。また、水難事故に関する基礎知識や、「事故が起きないようにするためには、事故が起きた場合はどうするのか」についての講義も行いました。










 
  • 【実施背景・目的】
 今年はコロナが落ち着きはじめ、これからのレジャーシーズンでは川辺や海に出かける家族が増加することが予想されます。その中で懸念されるのが、児童を中心とした水難事故です。令和3年の夏季には約560名もの水難者がいました。水の事故は未然に防止することが最も大切です。事故の多くは、ちょっとした不注意や水遊びのルールを守らないこと、無謀な行為、知識・技能の不足によって発生しています。
 そこで大阪YMCAは、水難事故を一件でも減らすために、6月~8月の期間でウォーターセーフティーキャンペーンを実施することになりました。このキャンペーンの一環として、6/19(日)には親子に向けに、服を着たまま水に落ちてしまった時に自分の身を自分で守る、着衣泳体験会を開催いたしました。
参考:https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/chiiki/R3_kaki_suinan.pdf
 
  • 【当日の様子】
①ポスターを使った水の事故に関する説明

 体験会の始まりは、身近に潜む水難事故の危険性について記載されたポスターを使い、水の事故に関する講義を行いました。講師の小島より「実際にどのような場面で水難事故が起きているか」に関して、具体的に危険な場所を挙げながら、水の事故が起きないようにするための知識について説明しました。その後、「水難事故の救助方法」「水難事故に関する誤った知識」について解説し、正しいと思われがちな行動が実は危険であるといった行動パターンをいくつか取り上げました。

 

②事故を想定した体験・事故発生時の対応方法
 水難事故に関する講義を行った後、実際に入水し、水難事故を想定したリアルな体験と事故発生時の対応方法や救助方法、陸に上がるテクニックを解説しました。着衣時と水着時の動きづらさの違いを体感してもらうために、まずは水着でウォーミングアップし、その後、洋服を着た状態で入水してもらいました。児童たちは、初めての経験で、身動きの取れにくさに苦戦しているようでした。
 また、事故発生時の対応方法の一つとして、ペットボトルを持って浮く感覚を体験し、習った受け身の取り方を実践しました。慣れない体験の中でも、講師のアドバイスを聞きながら真剣に取り組む児童の姿が印象的な験となりました。











③紙芝居を使った水難事故防止の心構え 

 実際の体験を終えた後、紙芝居を使って水の事故に遭わないための心構えについて説明しました。実際に体験した後に「子どもだけで遊びに行かない/足の届かないところで遊ばない/落ちたらすぐに戻る/戻れない時は浮く/人が溺れていたら浮くものを投げる」という心構えや説明をすることで、より水難事故に対する理解や関心を深める機会となりました。



 

  • 【ウォーターセーフティーについて】

 YMCAのスイミングクラスは、かけがえのない生命を守り育むことを目的に、毎年6月~9月にかけて、水上安全の啓発活動としてウォーターセーフティーキャンペーンを実施しています。

<キャンペーン内容>
■ウォーターセーフティーキャンペーンポスターの掲示
■ウォーターセーフティーハンドブックの配布
 L水の事故発生状況等の統計
 L海やプールでの危険について
 L水に落ちた時の対応について
 L一次救急処置の手順、AEDの使用方法について
■6月第3日曜日に親子での着衣泳体験会を実施

 

  • 【YMCA水上安全プログラムについて】

 YMCAは、アジアにおける水難事故ゼロを目指して水上安全教育の取り組み「水上安全プログラム」を行っています。上記のウォーターセーフティーもこのプログラムの一環です。

<ウォーターセイフティー以外の活動内容>
■水泳クラス/野外キャンプにおける水上安全教育
■小学校出前授業 水上安全教育プログラム(着衣泳体験等)
■全国YMCAウォーターセーフティーキャンペーン
■アジアの水難事故ゼロを目指して
オーストラリア、ソウル、台北、メトロポリタン、シンガポールとYAPUN水上安全タスクチームをつくり、課題解決に努めています。
■普通救命講習会の実施
https://osakaymca.or.jp/wellness/sports/swimming/watersafety.html
 

  • 【大阪YMCA 会社概要】

公益財団法人 大阪YMCA

■事業所名:大阪YMCA統括本部
■住所:大阪府大阪市西区土佐堀1-5-6
■電話番号:06-6441-0894
■FAX:06-6445-0297
■事業:
ウエルネス・スポーツ/教育/福祉/アウトドア・研修施設/コミュニティセンター/ボランティア/グローバル
https://osakaymca.or.jp/index.html

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URL
https://www.osakaymca.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
大阪府大阪市西区土佐堀1-5-6
電話番号
06-6441-0894
代表者名
小川 健一郎
上場
未上場
資本金
-
設立
1882年06月