子ども向けプリペイドカード「シャトルペイ」、シードラウンドで約5.5億円の資金調達を実施。アプリ活用で親子の金融教育を支援

7月6日にサービスの正式提供を開始

シャトル株式会社

親子で良いお金の習慣が身につく、子ども向けプリペイドカード「シャトルペイ」(https://shuttlepay.jp/)を運営するシャトル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:見原 思郎)は、ジェネシア・ベンチャーズ、Spiral Capital、NOW、個人投資家などを引受先とする第三者割当増資により、シードラウンドで総額約5.5億円の資金調達を実施したことをお知らせいたします。また合わせて、Mastercard、三菱UFJニコス株式会社、TOMOWEL Payment Service株式会社の各社との提携により、2022年1月にβ版ローンチを行った「シャトルペイ」の正式リリースを行います。

この度調達した資金は、サービス開発およびマーケティングに投資します。そして「シャトルペイ」の提供を通じて子どもの金融教育に貢献し、未来を担う子どもたちの可能性を最大化する社会の実現に向けて、邁進してまいります。

 

  • ​背景・課題

​少子高齢化が進み、国民の税・社会保障負担が増す中、近年子どもへの「金融教育」が注目されつつあります。将来、経済的に自立してより豊かな社会生活を送るために、金融リテラシーは必要なスキルといわれ、2022年4月からは、高校の家庭科と公共科で、家計管理から資産管理まで幅広くお金の知識を教えるようになりました。


しかし、金融教育のカリキュラムや方法は、まだ標準化されておらず、教育現場も試行錯誤の状態です。さらに、親世代も適切な金融教育を学校教育を通して受けておらず、お金との関わり方について、十分知識をもっているとは言い難い状況です。

また日本では、2021年のキャッシュレス決済比率が32.5%と順調に拡大する中(※1)、大人向けのサービスは拡充しつつありますが、子ども向けのキャッシュレスサービスは依然として少ないのが現状です。

一方海外では、欧米を中心に、子ども向けの金融教育サービスは、先行して浸透しつつあります。これらのサービスは、アプリを通じて子どもが貯蓄した貯金に対し、親が金利を付与したり、ETFや投資信託として運用したりする機能を備えており、子どもの金融教育に大きく貢献しております。

日本では、上記のような課題が浮き彫りになりつつも、親子で一緒にお金について学べる、子ども向けの金融教育サービスがまだ乏しい状況です。そこでシャトルは、お金の使い方と管理を通して、親子で良いお金の習慣を身につけることを目的に、子ども向けプリペイドカード「シャトルペイ」のβ版ローンチを2022年1月に行い、この度、正式リリースを行いました。

※1 経済産業省(2021)2021年のキャッシュレス決済比率
   https://www.meti.go.jp/press/2022/06/20220601002/20220601002.html
  「シャトルペイ」は、子どもの自律を目指し、お金の使い方や管理を通して、親子で良いお金の習慣が身につく、子ども向けプリペイドカードです。世界9,000万店(※2)のMastercard加盟店で使える、子ども専用のカードを発行し、親と子、それぞれに最適化したアプリで、利用状況を管理できます。

「シャトルペイ」を利用することで、親は子どものお買いものや貯金の履歴を通して、日常の様子を知ることができ、子どもの自律を後押しできます。また子どもも、おこづかい帳などの機能を通して、自身のお金の使い方について、定期的に振り返ることができ、目標をもって貯蓄する習慣を身につけられます。

※2 出典元:Mastercard Governance Update May 2022

「シャトルペイ」の主な機能は以下の通りです。

1.買い物をリアルタイムに通知
買い物履歴を見える化し、利用がある度に親へも通知がいくように設定できます。突然の高額出費など、トラブルの早期発見にも活用できます。

2.マンスリーレポート
毎月の利用状況を利用レポートとしてカテゴリ別に表示。子どもの変化や自律に向けた成長に気づくことができます。

3. 自動おこづかい帳
自動で利用履歴が記録され、一覧表示されるため、おこづかい帳として活用できます。利用履歴の確認を通して、子ども自身で、お金の使い方を振り返る機会を得られます。

4. 手数料無料での送金・定期送金
親から子どもへ、必要なときに手数料無料ですぐ送金ができます。また、定期送金機能を活用することで、おこづかいの渡し忘れも防げます。

5. 貯金の目標設定
子ども自身で、目標金額と使い道を設定し、都度入金や自動積立を行うことができます。親も子どもが設定した目標を見ることで、子どもの興味や頑張りを知ることができ、コミュニケーションのきっかけにもなります。
※3 本機能は7月中のリリースを予定しております。

(左)買い物のリアルタイム通知、(中)マンスリーレポート、(右)定期送金設定

 

  • シャトル株式会社 代表取締役 見原 思郎
やりたいことに悩み続けた結果、40歳での起業となってしまいました。

一方で、子どもが生まれ、「好きなことにワクワク取り組める人になってほしい」、「自分は遠回りしてしまったけど、子どもたちは遠回りしないですむようにしてあげたい」と思うとともに、子どもに投資され、将来が希望であふれる日本であってほしいという想いを強く持ちました。

シャトルペイで、子どもたちがお金の使い方を通して好きなことを見つけ、親が子どもを応援するきっかけを増やすことで「家族がチームに」なり、「未来を担う若い世代の可能性を最大化される世界」を創ってまいります。

合わせて、シャトルが目指す未来についてのnoteも公開しました。ぜひご覧ください。
https://note.com/shirom/n/n1761ef0217fd

(左) PM 齋藤 大輔、(中)CEO 見原 思郎、(右)CTO 上田 哲広

 
  • 投資家からのコメント
ジェネシア・ベンチャーズ 鈴木 隆宏 氏 / 相良 俊輔 氏


単なる子ども向けのプリペイドカード事業ではなく「家族がチームに」なり「未来を担う若い世代の可能性を最大化される世界」を実現したいと言う強い想いに共感し、この度一緒にチャレンジさせて頂くこととなりました。金融領域、かつ子ども向けサービスの優れたUXを実現するのは非常に難しく、この挑戦が可能なチームは限られていると感じています。私たちは、日本の未来、子どもの未来に貢献出来るインフラとなる事業だと確信しており、「Teamシャトル」の一員として様々なステークホルダーの皆様と一緒に想いを実現していくチャレンジが本当に楽しみです。

Spiral Capital 千葉 貴史 氏 / 縣 恵吾 氏


日本でもキャッシュレス化が順調に拡大する中、親子に特化したソリューションを通じて子どもの金融リテラシー向上や家族間のコミュニケーション促進を実現するシャトルの可能性について確信しており、この度出資できたことを大変嬉しく思います。少子高齢化などのマクロ要因や新しいテクノロジーの台頭により金融の在り方が大きく変わりつつある環境下で子ども向けの金融教育は今後必要不可欠だと強く考えており、「未来を担う若い世代の可能性を最大化する社会の実現」に向けてシャトルと伴走していけることを大変楽しみにしております。

NOW 代表取締役 梶谷 亮介 氏 / 取締役 家入 一真 氏


大人になって、子どもの頃に学んでおきたかったと思うことの一つは、間違いなく金融知識だと思います。単純な子ども向けプリペイドカードサービスの提供に留まらず、その活用を通じて子どもの金融教育や家族のコミュニケーションのあり方を良くしていきたいというシャトルチームの熱い思いに強く共感し、今回の出資を決めました。「シャトルペイ」が社会インフラとなるまでのこれからの挑戦に伴走させて頂けることが楽しみです。



起業家・エンジェル投資家 有安 伸宏 氏

「起業家として、何を成し遂げたいんですか」という問いに対して「親子にとって、本質的に価値のあるプロダクトを作りたい」と私の顔をまっすぐ見据えて、見原さんは静かに語ってくれました。メルペイ出身でFinTech領域に明るく、コンシューマプロダクト開発歴20年の見原さん。そして、複数のスタートアップ立ち上げ・Exit経験があるCTO上田さん。40代のベテラン二人の覚悟に魅了されて、プロダクトも事業計画もない最初の調達ラウンドで、エンジェル出資させていただきました。キャッシュレス化という大きなトレンドの中の一つの切り口として、米国Greenlight、英国GoHenryなどの先行事例をベンチマークしつつ、日本発のプロダクトとして社会のインフラへと大きく成長していくことを期待しています。

起業家 大湯 俊介 氏
見原さんは、私が起業した会社において「ママリ」という事業を共に作った戦友で、その縁から出資させて頂きました。しかし投資を決めた理由はそれだけではなく、振り返ってみると今まで投資した会社の中で、最も精緻な事業計画をもらったなというのを今でも覚えています。とにかく圧倒的にシミュレーションを重ねて考え抜く。ここには経営者としての見原さんの姿が、とてもよく映し出されているなと思いました。当然、そんな姿勢から自分も学ぶことが多いだろうなと考え、結果株主として参画させていただきました。ということで、きっと事業も上手くいく気がしています。
 
  • シャトル株式会社について
シャトル株式会社は「未来を担う子どもたちの可能性を最大化する社会の実現」を目指し、親子で良いお金の習慣が身につく、子ども向けプリペイドカード「シャトルペイ」の開発・提供をおこなっています。親子で楽しみながら「シャトルペイ」を活用することで、子どもの自律を応援するとともに、親子のコミュニケーション機会を創出します。

【会社概要】
会社名:シャトル株式会社
所在地:東京都港区六本木7-12-2 R7ビルディング SPACES六本木
代表者:代表取締役 見原 思郎
設立日:2019年10月25日
事業内容:親子向けプリペイドカード「シャトルペイ」の開発・提供
URL:https://shuttlepay.jp/

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会社概要

シャトル株式会社

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URL
https://shuttlepay.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区六本木 7‐12‐2 R7ビルディング SPACES六本木
電話番号
-
代表者名
見原思郎
上場
未上場
資本金
2億9478万円
設立
2019年10月