大阪大学発ベンチャーのCoBe-Tech(コービーテック)、行動経済学と認知行動科学などの研究成果を活用した課題解決コンサルティング事業を開始
独自開発の成果測定ができる課題解決技術を軸に、人と組織・社会のウェルビーイング実現に貢献
・大阪大学発ベンチャーのCoBe-Techが8月からウェルビーイング実現のための課題解決コンサルティング事業を開始
・がん検診受診率を約3倍にした研究などの行動経済学と認知行動科学の研究成果・技術を活用
・科学的エビデンスを基に行動変容の成果を見える化
・がん検診受診率を約3倍にした研究などの行動経済学と認知行動科学の研究成果・技術を活用
・科学的エビデンスを基に行動変容の成果を見える化
大阪大学感染症総合教育研究拠点の大竹文雄特任教授と大阪大学大学院人間科学研究科の平井啓准教授、ソーシャルベンチャーである株式会社クリップオン・リレーションズ代表取締役の上木誠吾は、大阪大学発ベンチャーとしてCoBe-Tech株式会社(代表取締役:上木誠吾)を2022年5月2日に設立し、8月から行動経済学や認知行動科学などの技術を活用した課題解決コンサルティング事業を開始いたします。
ベストセラー「医療現場の行動経済学~すれ違う患者と医者~(東洋経済新報社)」の編著者である大竹と平井が中心となり、日本における乳がん検診率を約3倍引き上げた施策※1などの行動経済学・認知行動科学などの研究成果をベースに行動変容を実現するエビデンスのある技術を提供することで、取り組みの成果が数値化しづらい人や組織・社会の課題解決を成果が見える形で実現していきます。
まずは、平井が中心となって開発した特許申請中のメンタルヘルスケア・ストレスチェックプログラムを、全国の産業保健・メンタルヘルスケアに関わるサービスを提供している法人、メンタルヘルスケアを内製化している大手企業に対しコンサルティングパッケージとして提供。企業の従業員アセスメントサービスとして、メンタル不調やプレゼンティズム状態にある人へのアプローチにとどまらず、一見健康に見える潜在的リスク層を認知特性や脳疲労状態から分類し、個別に行動変容につながるアプローチをすることで、将来的な不調者や休職者、離職者の発生を予防し、成果の見える化を通して人的資本経営の実現につなげます。
またwell-beingの実現&向上につながる、経営課題の解決のためのアドバイザリーや人事組織コンサルティング、マーケティングコンサルティング、社会課題解決のためのEBPM※2なども順次展開してまいります。将来的には蓄積された認知・行動に関わるデータを活用したAIなどの開発にも着手する予定です。
本格的営業開始前にも関わらず、既に産業保健・メンタルヘルスケア事業者だけでなく、大手商社、メーカーなどとの契約が進むなど、多くの企業から引き合いを頂いており、初年度でメンタルヘルスケア・ストレスチェックプログラム実施数1万件以上、アドバイザリーなどのコンサルティング契約社数20件以上を見込んでいます。
当社の設立は、「京阪神スタートアップ アカデミア・コアリション※3」が運営する科学技術振興機構(JST)の研究成果展開事業大学発新産業創出プログラム(START)内の社会還元加速プログラム(SCORE)において採択された「個人・社会のwell-being回復に向けた認知行動コンサルティング事業の確立(研究代表者:平井啓、事業化プロデューサー:上木誠吾)」プロジェクトを事業化したもので、学術的成果の社会還元・実装を目指します。
【CoBe-Techとは】
CoBe-Tech(コービーテック)は「認知行動科学と行動経済学などの専門知をかけ合わせた課題解決技術を用いて、人と社会のwell-being向上に貢献する」をミッションとし、人や組織・社会の課題を認知や行動に関する専門知識を用いて解決していく会社です。
・所在地 : 〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1-1-3 大阪駅前第3ビル 29階
・設立 : 2022年5月2日
・資本金 : 450万円
・代表者 : 代表取締役 上木 誠吾
・取締役 : 取締役CKO 大竹 文雄(大阪大学)
取締役CTO 平井 啓(大阪大学)
・URL : https://cobe-tech.co.jp/
(左から、創業取締役の大竹、上木、平井、リサーチアナリストの金子)
※1乳がん検診の受診行動を説明する行動変容モデルの開発
Structural equation modeling for implementation intentions, cancer worry, and stages of mammography adoption.
Hirai K, Harada K, Seki A, Nagatsuka M, Arai H, Hazama A, Ishikawa Y, Hamashima C, Saito H, Shibuya D.Psychooncology. 2013 Oct;22(10):2339-46. doi: 10.1002/pon.3293. Epub 2013 May 10.
PMID: 23661593
※2EBPM(エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキング)
証拠に基づく政策立案。政策を企画立案する際に、政策目的を明確化したうえで合理的根拠(エビデンス)に基づき行うこと。
※3京阪神スタートアップ アカデミア・コアリション
「京阪神スタートアップアカデミア・コアリション」(略称、KSAC)とは、京阪神の大学・産業界・金融界・自治体等40以上の機関が参画し、京阪神における起業家の裾野拡大、大学発スタートアップを連続的に創出していくことで、世界に伍するスタートアップ・エコシステムの構築をめざすプラットフォーム。
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