従来の1/10の時間で火災を検知。初期段階の火災を検知し火災進行を防ぐ「FireDog」
年間1,000セット販売予定
・東京都内で年間約40件も起こっているダクト火災
ダクト火災は、厨房などの排気ダクト内に蓄積された油やほこりに調理火などが引火し火災が発生します。特に油を大量に使う大型厨房や食品加工工場などでダクト火災が発生する危険があります。
また、焼肉や鍋物など厨房だけではなく客席でも常に火を使う飲食店での火災が近年増えてきています。
・排気口を2種類のセンサで監視。ダクト内のCO濃度で火災を早期検知
これまでダクト内の火災は、防火ダンパーを使用して防いできました。防火ダンパーは、内蔵されている温度ヒューズが溶断することで強制的にダクトを閉鎖し延焼を防ぎます。それと同時に防火ダンパーが作動したことを検知して排気・換気ファンを停止しています。従来のシステムでは、何らかの引火から発生する小規模な火災の場合、温度ヒューズ溶断まで排気・換気ファンが運転しているため火災を大規模に進行させてしまいます。また、防火ダンパーより風下にあるダクト火災を検知すること自体困難でした。
そこで「FireDog」では排気口に温度センサ2個とCOセンサを設置し、温度とCO濃度の上限勾配を特許取得している独自ロジックで監視するシステムを開発しました。
特に初期段階の火災発生時は、ダクト内の温度変化が少ないため温度センサでは検知できませんが、CO濃度は変化速度が速いためCOセンサで検知できます。これらのセンサで従来の1/10の時間で火災を早期検知します。
・ネットワークに接続できないところでもダクト火災の検知を
ネットワーク環境がない場所でも「FireDog -スタンドアロン版-」で運用することが可能です。簡単に導入が可能で月々の通信費用もかかりません。また、ネットワークに接続をしないためセキュリティも安全です。
ネットワークに接続する「FireDog -クラウド版-」の場合、一括監視で遠隔地から操作をすることが可能になります。監視取得しているデータはクラウド上に保存しているため災害などのトラブル時でも安心です。
どちらの「FireDog」でも火災発生時には、画面と音で通知をします。ネットワークに接続している「FireDog -クラウド版-」のみメールでの通知も可能です。
・今後の展開
「FireDog」を焼肉きんぐを運営する物語コーポレーション様にテスト導入をさせていただきました。今後は製造業への導入も決定しており、様々な業界に導入をしていく予定です。従業員・お客様ともに快適に過ごせるよう、これからも安心安全をご提供できるよう取り組んでまいります。
・株式会社MTLについて
2010年 クラウド型の電力見える化装置の開発・販売を開始
2016年 株式会社MTLを設立しEMS機器開発をはじめ様々なIoT機器の企画開発を行う
2017年 デマンド制御システム、デマンド制御方法およびプログラムにて特許取得
2019年 排気ダクト内火災の検知システムおよび警報装置にて特許取得
これまで10年以上に渡り、現場で必要なもの・ことをデジタル化することにより現場の効率化、省エネルギー化に貢献
【会社概要】
社名:株式会社MTL
本社所在地:愛知県名古屋市南区堤町2丁目45番地
代表取締役:神鳥 雅吉
設立: 2016年9月1日
事業内容: 省エネルギーシステムの企画・開発
機器の設置工事、その他建設工事全般に関する企画、設計、施工
補助金事業に係る各種コンサルタント
電話番号:052-694-2355
メールアドレス:infomtl@e-mtec.co.jp
HP:https://www.mtl.jp/company/
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