【自治体向け】かんたん組立式防災シェルター、建築会社が新規開発・販売開始

～地域住民の安全を守る自治体に朗報！スパナ１本で組み立てられるドーム型簡易シェルター～

建設業を営む株式会社桑高建設（本社：静岡県掛川市、代表者：桑高升也）は、建築構造物に関する自社の技術力と企画力を最大限に生かし、かんたん組立式防災シェルターERRY（エリー）を製品化し、本年8月より販売を開始いたしました。

１．開発の経緯
様々な天災が続く昨今、被災地での住民の避難状況を何度も映像で目にしました。避難生活において、避難者のプライバシーがほとんど確保されておらず、精神的・身体的なストレスが相当に掛っているのではないかと感じました。また、令和２年からはコロナウィルスが蔓延し、この状況下で被災したら、プライバシーも重要だが感染防止のための隔離がプライバシー確保と同じくらい重要になるのではないかと考えました。

キャンプで活用するテント、段ボールでできた間仕切り壁など、巷には防災グッズは多々あります。しかしながら、「建設業を営む構造物のプロである我々ならこう考えます」 を緻密に具現化することにより、ドーム型で頑丈にもかかわらず簡単に組み立てられる、これまでにない簡易シェルターを作り上げました。これが、今月より販売を開始するかんたん組立式防災シェルターERRY（以下「本製品」）です。

 

２．本製品の特長
＜特長-1　耐荷重600kg　ハンモックの吊り下げも可能＞
開発過程においては製品の安全性を第一に考え、シェルターの骨格となるステンレス製の骨組みパーツの耐荷重性を確かめるため一般財団法人建材試験センターに依頼して載荷試験を実施し、上からかかる重さについては600kgまで耐えられることを実証いたしました。

通常のテントよりもはるかに頑丈です。骨組みパーツにハンモックを吊り下げることができるので、地べたでの座りっぱなしによる疲労や血行不良などの健康被害を軽減できます。

＜特長-2　圧迫感によるストレスなし！床面約8畳、高さ約2.2mの空間＞
ドーム型で広々とした室内空間を確保できます。窓の開閉で換気も可能です。大人2人が両手を広げても十分に余裕があります。
設置時のサイズ：幅3.7 x 奥行3.7 x 高さ2.2 m

＜特長-3　スパナ1本で組み立てできる！番号どおりにボルトを締めるだけ＞
骨組みパーツに印字された番号を合わせ、スパナでボルトを締めます。最後に骨組みの上からビニールシートをかぶせて設置完了。1台あたり約30分で設置や解体ができます。

＜特長-4　省スペース収納！解体して重ねてコンパクトに保管＞
骨組みパーツは無駄なく重ねて台車に載せたまま保管できます。ビニールシートは折りたたんで骨組みパーツの隙間に収納できます。

３．本製品に求めた要素
以下に挙げる全ての要素を本製品で実現することを目指して開発にあたり、これらの要素を全て満たす製品に仕上げました。

• プライバシーが確保される。
• 密閉ではないにしても、ある程度隔離できる。
• シートの色を変えることでトリアージ機能を持たせることができる。
• ８畳くらいのスペースを確保できる。
• 耐久性がある。
• 骨組みにある程度の荷重を掛けることができる。
• 特殊な道具がなくても、誰でも簡単に組立・解体が可能。
• 清掃以外のメンテナンスが不要。
• 長期間の使用や、屋内・屋外両方での使用が可能。

４．今後の展望
現在、本製品に関し、一般社団法人防災安全協会による防災推奨品認証を受けるための手続き中です。この認証を受けることができると、災害時に有効活用できる安全な製品として認められたこととなり、同協会が発行する「防災製品等推奨品マーク」の使用が許諾されます。本製品に関しこの推奨品マークを使用することで、自治体の皆様に一層安心して備蓄いただける製品になるものと考えております。
桑高建設は、今後も、住民の命を守る自治体における防災対策の強化に貢献する防災シェルター製品の開発・普及に努めてまいります。

５．会社概要

会社名：株式会社桑高建設
所在地：〒436-0222　静岡県掛川市下垂木2349-1
代表者：桑高　升也
設立：2016年5月8日
事業内容：
【建設事業】新築工事、板金、リフォーム・リノベーション工事、鉄骨工事、塗装工事
【防災事業】防災シェルターの設計・製造・販売
資本金：20,000,000円
Webサイト：https://kuwataka-kensetsu.co.jp/

６．お問い合わせ先
株式会社桑高建設
〒1436-0222　静岡県掛川市下垂木2349-1
広報担当：松本、真貝
TEL：[phone]
E-mail：[e-mail]