建設業界のDXを行うゼロドアHD、シリーズAで1.5億円の資金調達を実施

株式会社ゼロドアHD

 株式会社ゼロドアHD(本社:大阪市北区、代表取締役CEO:吉田 慶祐、以下「当社」)は、2025年1月10日にSBIインベストメント株式会社をリード投資家とし、新規投資家を引受先とした合計1.5億円の第三者割当増資を実施しました。

 調達した資金により、当社中核事業子会社の株式会社JFDエンジニアリング(本社:大阪市北区、代表取締役CEO:吉田 慶祐)の3D測量セグメント事業における住宅メーカー向けデジタルツインサービスSaaSプロダクトの開発、及び3D点群データからのCAD作図工数を50%以上削減するAI・RPAシステムの開発を行い2025年春にリリースする予定です。

<システム開発により実現すること>

  1. 後悔しないマイホーム建築の支援
    いつでも誰でもどこでも簡単に、3D点群データと建築パースと地形データを融合して住環境をシュミレーションできる社会の実現

  2. 測量業界DX
    CAD作図負担を50%以上削減。長時間労働になりやすい旧態依然の測量産業を持続可能な産業にする

当社グループは今後も測量業界のDX化と小~中規模建築/建設産業の持続的発展に向けた様々なサービスをより一層強化します。

デジタルツインサービスSaaSプロダクトの開発イメージ

■資金調達概要

<シリーズA調達額>

1.5億円

<新規投資家>

  • SBIインベストメント株式会社 

  • フォロー投資家

■当社役員コメント

代表取締役CEO 吉田 慶祐

代表取締役CEO 吉田 慶祐

測量産業をアップデートしたいという強い想いで本件を進めております。測量業界は2Dから3Dへの変革が急務であり、その為には実務と実用で使える点群データの利活用方法の確立が不可欠です。

そこで、点群データを用いたシミューションモデルを「いつでも誰でも簡単に」をコンセプトにしたビューアソフトを今期リリース致します。これにより、太陽光パネルの最適配置や、近隣環境からの影響を最適化できる測量の3D化を業界基準にしたいと思います。まずは弊社グループがリーチを持つ住宅産業から普及を進めてまいります。

取締役CFO 幸圓 春来

取締役CFO 幸圓 春来

当社グループは数々のM&Aや組織再編を経ながら、独自技術や知財の研究開発やクロス販売戦略の骨格作りを行ってきました。中でも3D測量事業に投じてきた経営資源(ヒト・モノ・カネ・時間)は最大です。この事業と成長戦略を評価してシリーズAに参加してくださった投資家の皆様に心より感謝申し上げます。

絶対にロボットに置き換わらない現場の仕事(ハード面のサービス)と、まだ世の中にない新しいデジタルツインSaaS(ソフト面でのサービス)の両方を伸ばし、IPOに耐えうる財務基盤を構築してまいります。

■シリーズAの出資者コメント

SBIインベストメント株式会社 次長 河村 暁 氏

SBIインベストメント株式会社 次長 河村 暁 氏

ゼロドアHDは、1,000社以上のハウスメーカーや住宅ビルダーなど、幅広い顧客基盤を強みとし、建設DXサービスを全国に一気通貫で展開しています。3D測量サービスに加え、現在開発中の物件視察を体験できるAR技術を活用したデジタルツインサービスなどを通じた、さらなる事業拡大を期待しています。

■測量に関わる業界動向と当社の立ち位置について

<BIM/CIM原則適用の流れと当社グループの立ち位置>

 国土交通省主導により2023年に小規模工事を除く全ての公共工事にBIM/CIMを原則適用決定。今後は小規模工事領域にもBIM/CIM適用がスタンダード化する流れであると認識しております。

 当社グループは、大手ハウスメーカーやパワービルダー、地場工務店の企業様に対して、住宅産業向けの様々なサービスを20年提供してきております。時流を掴み、小規模建築物に携わる事業者の3次元化とデジタル化、ひいては生産性向上を支援していくことが重要なミッションであると考えております。

<測量産業の課題と当社グループの立ち位置>

 「測量」の原理原則は100年以上変わっていません。高度専門技術職であり深刻な人材不足が加速しています。特に、現況測量(仮測量)の商習慣においては「早く安く」を求められ、持続可能な仕事とは言えないものがあります。慢性的長時間労働(現場作業とCAD作業の両立)や目視による属人的作業でトレーサビリティもないという特徴があります。

 当社グループではこの旧態依然の測量を既に脱却しており、新時代の測量リーディングカンパニーとしてノウハウと実績を磨き続けております。

【当社グループの3D測量の特徴】

  • 3Dスキャナーで空間丸ごと測量

  • 未経験からワンマン測量まで1か月以内で育成

  • 海外でCAD図面の大量生産可能、現場3D測量と完全分業

  • 3D測量受託のオプションとして点群データを活用した『ARパース』を提供可能

  • 上記ノウハウを提供する「パートナー事業」を開始

※ドローン測量(UAV測量)とは精度や測量対象、法規制、請負単価相場など様々な面で明確な棲み分けがあり、市場競合は起こりにくいと考えております。

小~中規模建築物の敷調測量のプロとしてのアプローチイメージ図

■当社グループ事業セグメントについて

 当社グループは業界大手である仕業(司法書士業・土地家屋調査士業)を行うJFDグループ社の社内ベンチャーとして創業した後、2021年7月に株式会社ゼロドアHDを設立しました。3つの事業セグメントを全国展開し、住宅バリューチェーンの川上部分における幅広いワンストップサービスを提供しております。

  1. 測量テックセグメント(3D敷地調査(測量)事業、点群データを活用したDXソリューション事業など)

  2. 地盤テックセグメント(地盤改良工事、基礎工事、沈下修正工事など)

  3. フィンテックセグメント(地盤保証ほかワランティサービス事業)

<中核事業会社:株式会社JFDエンジニアリングの強み>

  • FARO社製3Dレーザースキャナー単独保有台数日本一(40台以上)

  • 全国ワンポリシーで3D測量サービスの提供可能

  • 3D測量実績日本一。大手ハウスメーカー様からのご依頼を中心に累計2万件以上。

    ※棟数ベースに換算し役所調査など関連業務を加算した場合、累計3.7万棟以上の実績

  • 3D測量のプロフェッショナルとして点群データDXソリューションコンサルティングを推進中。
    インフラ、ゼネコン、商業店舗展開企業様などから非住宅/非戸建案件の引き合いが急増。

  • ハウスメーカー様の住宅商談成約率を飛躍的に高めることに貢献。3D点群データと現況図面(2D)を納品するだけでなく、建築パースと融合してクラウド納品する『ARパース』を付帯提供可能。

3D敷調 誕生秘話

測量業の衰退を救いたい!そんな思いから生まれた3D敷調のストーリーです。

FARO社 3Dスキャナー活用事例

FARO社(米フロリダ州)コーポレートサイトにて、3Dスキャナーの活用事例として弊社をご紹介いただきました。

採用情報

3D測量事業はご依頼数に供給が追い付いておらず、3D測量エンジニアを積極採用しております。

3D測量サービスのオプションサービス『ARパース』

以上

株式会社ゼロドアHD

株式会社ゼロドアHD

本プレスリリースに関するお問い合わせ先
株式会社ゼロドアHD
総務グループ 06-6690-8481/info@zerodoor.co.jp

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会社概要

株式会社ゼロドアHD

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URL
https://zerodoor.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
大阪府大阪市北区堂島二丁目1番31号 京阪堂島ビル5階
電話番号
06-6690-8353
代表者名
吉田 慶祐
上場
未上場
資本金
2000万円
設立
2021年07月