遠隔による臨床試験が実施可能な「モニタリング・リサーチサービス」、2023年2月よりサービス開始!
臨床試験の受託事業を運営する株式会社アイメックRD(本社:東京都中央区、代表取締役社長:大澤 裕樹、以下 アイメックRD)とCPCC株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:大川 勝、以下 CPCC)は、AI健康アプリ「カロママ プラス*」(以下 カロママ プラス)を提供する株式会社リンクアンドコミュニケーション(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:渡辺 敏成、以下 リンクアンドコミュニケーション)と連携し、完全オンライン型の市販後臨床試験サービス「モニタリング・リサーチサービス」を2023年2月より開始することを発表いたします。
*「カロママ プラス」とは ▼https://calomama.com/
毎日の食事や運動、睡眠など、健康に関するライフログを記録できる健康管理アプリです。
独自のアルゴリズム・AIにより、食事画像を認識してカロリー計算、栄養バランスの評価を行います。また、スマホ内蔵の歩数計やウェアラブルデバイスともデータ連携し、運動量も自動的に取得します。
企業・健保の従業員や、自治体の市民、スポーツクラブの会員、保険加入者の方を対象に、現在約6,000以上の自治体・民間企業が導入しています。
- 背景
しかしながら、企業は新たなプロダクトを開発し、上市することがゴールではありません。医薬品の開発と同様に、「商品を使用することで、目的とする効果が表れているか」を確認するための信頼性の確保が今後は重要になってくると想定されます。
医薬品の場合、治験による第Ⅰ相臨床試験から第Ⅲ相臨床試験の工程を踏み、厚生労働省の承認を受け、はじめて多くの患者へ医薬品を届けることができます。販売後も、製造販売後調査が必要となり、安全性や有効性を調べ、その結果をもとに製造元・販売元にフィードバックされ、医薬品の開発や改良に活用されています。
一方、食品やヘルスケア製品の場合、現状では市販後の調査は義務付けられておらず、販売前に取得した調査結果のみに留まることは少なくありません。上市後臨床試験は、商品を継続して摂取する消費者の健康状態を詳細に把握することにより、今後の製品改良にも繋がります。アイメックRD、CPCC及びリンクアンドコミュニケーションは、今後市場拡大が見込まれる機能性食品、ヘルスケア商品においても、医薬品と同様の流れがおこると予想し、本サービスの提供に至りました。
*株式会社富士経済 2022年4月12日第22037号より
https://www.fuji-keizai.co.jp/file.html?dir=press&file=22037.pdf&nocache
- サービスの内容
両社の得意とする分野を連携させることにより、「モニタリング・リサーチサービス」の提供が可能となりました。
・アプリ累計ダウンロード数140万人超の「カロママ プラス」ユーザーよりモニター募集・選定
・ アプリを介した臨床試験実施およびモニタリング
- サービスの特徴
本サービスは「カロママ プラス」アプリを介し、完全オンラインによる臨床試験の実施が可能です。一般的な臨床試験(侵襲性のある試験)を実施する場合、依頼するモニターは複数回、医療機関への来院が必要となるため、居住地域等が限定されてしまいます。
本サービスでは、全ての工程をオンライン化することで、モニターの居住地や生活環境の制限に影響されず、多くの方に参加していただくことが可能となります。
従来の試験より安価な費用で提供が可能
企業が臨床試験を依頼する場合、受託事業者への委託料に加え、医療機関等への協力費、検査費用などが加わり、高額化することが臨床試験を実施するハードルを上げる要因の1つとなっています。本サービスでは、全ての工程をオンライン化することで、通常の臨床試験と比較して、圧倒的に費用を抑えることが可能となります。
商品購入後の健康状態把握および改善効果を評価することが可能
モニターは、自身が参加した臨床試験の内容を、「カロママ プラス」アプリへ登録します。アプリ内にてデータが蓄積されることで、モニターの生活行動や習慣を把握し、分析することが可能となります。商品利用後の健康状態の改善効果が可視化され、販売後においても商品の機能性や安全性を評価することができるデータを依頼者に提供することができます。
臨床試験結果をプロモーションや学術成果として活用可能
アプリ累計ダウンロード数140万人超の「カロママ プラス」を活用することで、健康意識が高く、より幅広い層かつ多くのモニターから、臨床試験の結果だけでなく、商品に対する評価も収集可能です。試験結果や商品に対する評価は、商品のリニューアルや新たな商品開発をする際のデータとして重要な資産となります。また商品の広告や販売促進として活用することもでき、お客様のニーズに応じて、学会発表や論文化の支援まで行います。
今後、アイメックRD、CPCC及びリンクアンドコミュニケーションは、本サービスを通じて、食品やヘルスケア分野の研究および商品開発の活性化に貢献し、人々の更なるQOL向上を目指して参ります。
- 会社概要
アイメックRDは、CRO(開発業務受託機関)として食品・医薬品の臨床試験支援を行っています。 これまでの実績の中で蓄積された独自のノウハウと、医師、大学・研究機関の研究者や博士号取得の学術メンバーによる視点から、 臨床試験の実施だけでなく試験目的に沿った精度の高い試験計画(設計)、提携医療機関、試験審査委員会など 関係機関との連携により試験内容に最適なチームのコーディネート力で臨床試験を包括的に支援します。
設 立:2018年1月22日
代表者:代表取締役社長 大澤裕樹
本 社: 〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目2番1号Daiwa銀座ビル3F
【CPCC株式会社】 ▼https://www.cpcc.co.jp/
2003年の創業以来、食品臨床試験専門のクリニックを併設している臨床試験受託機関。臨床試験の立案、プロトコル作成~被験者の募集・管理~クリニックでの検査~データ処理・統計解析~報告書作成・論文投稿までの試験業務全体を一貫してサポートする。2022年2月には事業発展・施設拡充のため日本橋に移転。試験会場が2倍となり、1日100名以上の試験の実施も可能。
主事業:食品開発支援事業
設 立: 2003年5月
代表者: 代表取締役 大川 勝
本 社: 〒103-0021 東京都中央区日本橋本石町三丁目3番10号 ダイワビル4階
【株式会社リンクアンドコミュニケーション】 ▼https://www.linkncom.co.jp/
リンクアンドコミュニケーションは、「社会の健康課題を解決し、世界の誰もが自然に健康になる世界を創る」をミッションとし、ICT×専門家ネットワークで「専門家がもっと身近にいて健康をサポートするシステムの構築」を目指しているヘルステック企業です。全国で約1万人の管理栄養士・栄養士のネットワークをもとに、食と健康、栄養分野のリーディングカンパニーとして、健康アドバイス事業、健康情報の発信事業に取り組んでいます。
提供サービス:
・AI健康アプリ「カロママ プラス」
・健康医療ニュースを専門家が解説するレビューサイト「HEALTH NUDGE」
・管理栄養士・栄養士向けのポータルサイト「かわるPro」
設 立 : 2002年7月25日
代表者 : 代表取締役社長 渡辺 敏成
所在地 : 〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町4-1 新紀尾井町ビル5階
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