「美容専門学校をオフィスビルへ再生」福住が歴史を活かしたビル再生事業を開始

感染対策やSDGsなど社会変化やニーズに対応しながら、ビルの歴史や所有者の想いも大切にして総合的に物件の価値を高めることが本当の「再生」

株式会社 福住（本社：福岡市・不動産業／社長：河野 孝雄）は「歴史継承」をキーワードとした、ビルの再生事業を行いました。天神地区に所有する築20年の旧美容専門学校を大規模改修し、2023年3月からオフィスビル「プリオ福岡ビル」として運用を開始します。

「スクラップ＆ビルド型」から「ビルの進化」へ
従来の「スクラップ＆ビルド型」から「ビルの進化」に発想を切り替え改修を進めました。
解体を最小限とし可能な限り躯体を残す一方で、入居先のニーズにフレキシブルに対応できる柱のないワンプレートオフィスに進化させています。
また、照明を全てＬＥＤとし省エネ化することに加え、非接触タイプのエレベーターの導入、有害物質を発生させない建材の使用、室内の換気能力を毎時20㎥から30㎥に強化するなど、衛生面にも優れたビルに生まれ変わりました。

 

柱のないワンプレートオフィス・全館LED照明・換気機能を強化した空調

「ビルの歴史継承」をキーワードに
機能面の改修・グレードアップだけでなく、そのビルが持つ歴史を大切に継承したいとの考えから、美容専門学校新築時にシンボルとして設置された“髪”をイメージした流れるような曲線の外観も新たなビルに継承しています。福住はビル新築時からの歴史を受け継ぎ、新築時ご所有者の考え方、ビルに対する想いも込めたリノベーションを進めたいと考えています。

 

 

 

 

流れるような“髪”をイメージした外観

ビル再生を活用した「SDGs」への取組
ビルを再生するにあたり、長期間安心安全に入居者が使用できるビルにリノベーションすることに加え、工事により排出されるスクラップ類などの廃材の再資源化も実現し環境に配慮した建物づくりを行いました。
また、バリアフリーの設計や多目的トイレを各所に配置することでハンディキャップをもった方が不自由なく働ける職場環境を整え、スマートムーブ通勤を促す自転車置き場も設置しています。

各所に配置された多目的トイレ

（福住　代表取締役社長　河野孝雄　コメント）
福岡市の都心部では、容積率のボーナスを享受しながら大型ビルを建て替えていくという「天神ビッグバン」や「博多コネクティッド」が進んでいますが、そのエリアの外や築年数が経過した中小規模のビルのリノベーションは、街にとって価値ある不動産再生手段と考えております。機能面、デザイン面、収益面はもちろんですが、実在するビルの歴史や所有者のビルに対する想いを大切にし、総合的に物件の価値を高めることが本当の「再生」であると考えています。
「プリオ福岡ビル」は、福住の「ビル再生」に対する理念を具現化する意味合いで、旧美容専門学校という歴史を踏まえた上でのリノベーションを前面に打ち出しました。
福住は「三ツ星の総合不動産会社」を目標に、これからもお取引先目線でのワンランク上のまごころを込めたソリューション、価値創造のご提案を継続してまいります。

会社概要
　社　名　：　株式会社　福住　
　本　社　：　福岡市中央区天神2-4-15　プリオ天神ビル6F
　代表者　：　河野孝雄
　設立日　：　1975年3月　
　事業内容：　総合不動産業
　URL　　：　https://www.fukuju.co.jp/

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