3月12日(日)京都アスニーで不登校のトークイベントを開催!京都市円町で不登校支援をしているNPO法人Reframe(くらら庵)と小学校の先生とで考える『不登校のいまとこれから』
〜小学校とフリースクール(居場所)が連携しながら不登校の児童と家庭をサポートする、より良い連携を目指して〜
Reframeは、2021年5月に京都市円町に「くらら庵」という居場所を作り、「不登校」「子どもの自殺」「子どもの貧困」を支援するために子どもと若者の居場所やこども食堂、親の会、体験活動イベント、地域交流などの活動をしている非営利団体です。平日毎日通えるフリースクール(不登校の居場所)を運営し、2022年度ではのべ1766人以上の子どもたちが利用しています。
イベント当日はフリースクールと小学校とのより良い連携に向けてのフリートークのあと、不登校児童の保護者からの質問にズバリお答えいただくことで今後の学校、フリースクール、不登校家庭の三者連携の方向性を考えます。(連動したクラウドファンディングも実施中)
- トークイベント概要
・日時: 3月12日(日)午後14時00分〜16時00分(開場午後13時30分〜閉場16時30分)
・場所: 京都市生涯学習総合センター(京都アスニー) 第4研修室 https://asny.ne.jp/
・参加費:500円/人
・定員: 50名まで
・出演者: 朝倉美保(NPO法人Reframe 代表)
美濃羽真由美(NPO法人Reframe 副代表)
米田 氏(35歳 小学生教諭 教職11年目)
足立 氏(37歳 小学校教諭 教職14年目)
・内容: 前半はパネルディスカッション、後半は朝倉・美濃羽が参加者から寄せられた質問を2名の先生方にお聞きしながら、今後のより良い連携に向けて考えていく機会にしていきます。
・参加申込はこちらから:
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdTWsy8tO2XUSFoZUuy33g5cQ_4Fy_KrHDHolPK-94bvAx04g/viewform?usp=sf_link
- Reframeが向き合う社会課題「不登校」の現状 〜9年連続増加する小中の不登校〜
小中の不登校の生徒は9年連続増加、高校は横ばいのものの高水準の状況。2021年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると、小・中・高等学校等における不登校児童生徒数は24万人と過去最多です。
しかし、支援に繋がっている生徒は50%未満で、解決の糸口のないまま悩んでいる家庭が多く、さらにコロナ禍になってからは自主休校する生徒も増え、不登校に繋がりやすい状況です。
文部科学省は2022年6月10日、不登校に関する調査研究協力者会議において検討を重ね、今後の不登校児童生徒への学習機会と支援のあり方について報告書を取りまとめ、教育委員会や小・中・高等学校等の関係機関へ通知しました。
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/108/001/toushin/mext_01151.html
京都市内の行政の不登校支援は、『京都市教育支援センターこどもパトナ』があるが、主に小学校4年生以上が対象です。また、フリースクールは小学校3年生以上を対象としているところが多く、低学年の子どもたちの居場所が不足しています。
- Reframeの活動の成果
1年を通して、たくさんの方にご利用いただいています。不登校のお子さんだけでなく、学校に行っているけれど実はしんどさを抱えている子や支援級・支援学校に行っているけれどいろんな活動に参加してみたい子など、多様な子どもたちが気兼ねなく、いろんな体験ができる場所となっています。
また、子どもだけでなく、子育てにしんどさを抱えている保護者の方への支援も行っています。親の会や講習会などを通して、不登校や発達障害のことも学んでいただいています。
子どもたちは、居場所で毎日笑顔で楽しそうに過ごしてくれています。毎週木曜日には「とびだせ!くらら庵」という屋外活動に出かけていて、とても子どもたちに人気です。大きな公園や神社、御所、植物園、動物園、博物館、水族館、科学館などに行ったり、夏にはプール、冬にはスケートにもお出かけし、さまざまな体験を通して学んでもらっています。
保護者の希望に応じて、学校とも連携し、くらら庵の利用日を出席日数に数えてもらうこともできています。京都市だけでなく、宇治市の学校でも出席認定が可能となりました。少しずつですが、学校とつながりを持ちながら子どものサポートができるようになってきています。
- 不登校の家庭の経済的負担を支え、利用料の値上げの状況を打破したい!
やりたいこと、好きなこと、なんでもできる場所です。
現在、くらら庵には小学1年生から中学3年生までが利用しています。
特に小2〜小4が多く、71%を占めています。その子どもたちのうち、56%が発達特性を持っています。
友だちと過ごす中で癇癪を起こしたり、パニックになったり、言い方がキツかったりすることもありますが、それもお互いに許し合いながら、過ごしてくれています。
また、ひとり親家庭やお仕事をやめたお母さんも多く、59%のご家庭が特に経済的に苦しい状況になっています。一般的にフリースクールは学費が高額になるため、経済的にしんどいご家庭は利用できない状況です。そうなると、日中は子どもだけで留守番をしていることもよくあります。
子どもたちは信頼できる人に「もっと認めてもらいたい」「もっと褒めてほしい」「もっと自分のことを見てほしい」と思っています。だからこそ、子どもひとりひとりに興味、関心をもった大人がしっかり向き合い、褒める、叱る、諭す、話すなどを行い、全力でサポートすることで、子どもたちは「もっとこうなりたい!」と思えるようになるのです。
現在は、子ども10人の時に大人が1人の時があります。子ども4人の時に大人が3人の時もあります。どちらの方が子どもたちが嬉しそうかというと、やはり大人が多い時です。
くらら庵内でゲームをしたい子もいれば、公園へ出かけて行って思いっきり運動したい子もいますし、くらら庵の前で一輪車に乗ったりして遊びたい子もいます。本を読んで静かに過ごしたい子もいれば、一緒にカードゲームをしたい子もいます。くらら庵は自由にいろんな過ごし方ができる場所なので、子どもそれぞれの過ごし方に合わせて大人が関わる必要があります。今、関わってくださっているボランティアさんもとても優秀な方が多いのですが、専任の職員がいることで、もっとのびのびと子どもたちと関わってくださるようになると思っています。
子どもたちがよりよく成長し、夢を見つけて羽ばたいていくまでしっかりと見守っていくためにも、専任の大人が必要だと考えています。そのために、このマンスリーファンディングをすることにしました。
- Reframeを利用する子どもたちの増加に伴い、十分な支援体制を作っていくためのクラウドファンディングに挑戦中!開始1週間で目標の40%突破。
■今回のクラウドファンディングの概要
・寄付金の使途:くらら庵の運営費
・目標: 継続寄付 30名(ファーストゴール)
・開催期間: 2023年2月20日〜3月31日
・開催プラットフォーム:Syncable
・URL: https://syncable.biz/campaign/4210
- 今後のビジョン 〜2つの拠点で2つの支援を〜
現在、くらら庵では主に「心のエネルギーの充電」を目的にして運営をしています。約2年活動を続けてきて感じているのは、心のエネルギーの充電が十分できている子ども用の居場所が必要なことです。
「学習を少しはやってみてもいいかな」
「自由な時間だけじゃなくて、友だちと一緒に何かに取り組んでもいいかな」
そんな気持ちになってきた不登校の子どもたちが学んで遊べる場所を、くらら庵の近くで作りたいと考えています。
新しいフリースクールでは、大まかな時間割を作ろうかと考えています。
1時間だけですが基礎学習の時間を作り、学んでみたい教科学習をICT教材なども活用しながら、それぞれの特性にあった学び方で学んでもらう予定です。職員は1名以上いる状況にし、体験型学習には講師をお招きします。ボランティアさんにもご協力いただきながら、子どもたちのサポートをしていきます。木曜日の屋外活動はくらら庵の子どもたちと合同で行います。いろんな場所に出かけて、さまざまな体験を通して興味の幅を広げてほしいです。
【団体概要】
団体名: 特定非営利活動法人Reframe(リフレーム)
所在地: 〒604-8485 京都市中京区西ノ京平町28番地
代表: 朝倉美保
設立: 2021年4月(2022年1月法人化)
事業内容: 子どもと若者の居場所、こども食堂、体験活動、地域交流など
ホームページ:https://reframe-npo.jp/
【お問合せ先】
特定非営利活動法人Reframe(リフレーム)
広報担当: 朝倉美保
メール:reframe.npo@gmail.com
電話: 070-8533-5941
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像