■80歳でデザイナーとして海外ファッションショーに出演
着物リメイク工房「アトリエ漣」2023年4月15日 バンクーバーファッションウィーク2023Fall&Winter
デザイナーの吉田みわ子は1943年生まれ。今年で80歳、45年間着物リメイク服を作り続けてきました。骨董市などで売られていた古い着物生地に魅せられ、洋服としてリメイクすることを思いつきます。女性をより美しく魅せ、かつ簡単に作ることができるデザインを追求し、オリジナル型紙「美シルエット」シリーズを完成させました。
「良い生地の着物をしまっておくだけなのはもったいない」という気持ちから、着なくなった着物や服を捨てるのではなく、新しい作品として蘇らせます。そのスタンスはSDGsにも通じるものがあります。
■80歳でデザイナーとして海外ファッションショーに出演
コロナ禍でも着物リメイク服の販売を継続しようと、2022年8月からInstagramアカウントを開設したところ、バンクーバーファッションウィークに出演依頼の問い合わせがありました。「80歳だからこそ最初で最後のチャンスだ」と、家族の応援を受けて出演を決意します。準備を着々と進めていきましたが、体調不良でショー当日に向けた渡航を断念。義理の娘が代理で行くことに。彼女はサプライズボードを用意し、ショー出演をお祝いしました。
■45年間作り続けてきた着物リメイク服の魅力
吉田みわ子が着物リメイク服にこだわり続けたのは、着物の模様や雰囲気が好きだったからです。彼女が子供の頃は、普段着に着物を着ていた大人もまだ多くいた時代です。洋服よりも着物に親しみを感じていた吉田みわ子は、洋服の既製品には魅力を感じませんでした。そして、たくさんの素敵な着物が箪笥の奥にしまわれていることに、ずっと「もったいない」と感じていました。着ないでしまわれているよりは、洋服にリメイクしてまた思い切り楽しんだ方が、服にとっても持ち主にとってもよいのではないかと考えたのです。
■老いを楽しむ秘訣は、工夫をすること
「もったいない」と惜しむ気持ちは、吉田みわ子の作品作りにも表れています。着物をほどいてリメイク服を仕立てた後は、そのハギレを縫い合わせてパッチワーク生地にし、新しいリメイク服に仕立てるのです。帽子やランチョンマット、メガネケースなどの小物も、小さなハギレから次々と生み出します。「幅1.5cmあれば、何かしらに使える」と吉田みわ子は常々言っています。
何かを簡単に使い捨てにせず、何かに使えないかと試行錯誤して工夫することが、老いを楽しむ秘訣だと吉田みわ子は言います。ことに裁縫で、生地やハギレを前にして、何を作ろうかな、どんな組み合わせにしようかな、と考えている時が一番楽しいとのこと。同世代やこれからシニアになる世代へ向けて、工夫することの楽しさを伝えていきたいとのこと。オンラインショップ、InstagramなどのSNS、展示即売会、地元での洋裁教室開催など、自身の老いと向き合いつつ、精力的に活動していくのだそうです。
■今後の活動
今後は型紙販売、セミオーダー受注、展示即売会の開催など、体調を見ながら活動していくとのことです。
オンラインショップ:https://atelierren77.handcrafted.jp/
Instagram:
https://www.instagram.com/atelier.ren.kimonoremake/
バンクーバーファッションウィーク2023 Fall&Winter の様子
着物リメイク工房 アトリエ漣 について
布を大切にして、作る過程も楽しむ着物・古布リメイク。
粋なデザインの着物リメイク服で、エイジレスライフスタイルを楽しみませんか?
【概要】
着物リメイク工房アトリエ漣
代表:吉田みわ子
所在地:神奈川県大和市下鶴間2777-5 5-307
HP:https://atelierren77.handcrafted.jp/
080-5096-3056
オンラインショップ:
https://atelierren77.handcrafted.jp/
Instagram:
https://www.instagram.com/atelier.ren.kimonoremake/
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