ミナクニ、国内唯一となる海上輸送マッチングシステムを開発

～海なし県から海の物流の効率化をサポート～

ミナクニ合同会社

2023年6月22日 10時00分

　ITベンチャーのミナクニ（本社：さいたま市、代表：杉山喜康）は、内航海運における船舶と貨物のマッチングシステム「みんなのボースン」を開発しました。

　船舶運航会社は、日常的に他社と船舶や貨物の貸し借りを行っています。そのやりとりの方法は電話やFAX、SNSであり、作業に時間を要しています。また、情報の共有範囲も限られているため、特定の会社同士でしか情報が共有されません。「みんなのボースン」は、WEB上に情報交換の場を提供することで情報の共有範囲を広げます。これにより、船舶の輸送効率を最適化するだけでなく、情報交換にかかる業務時間も短縮することができます。
　2023年6月現在ミナクニ社調べでは、国内で稼働しているマッチングシステムは無く、唯一のシステムとなります。

　現在、試用期間(2023年7月3日より1カ月程度)のモニターを募集中です。

【モニター募集URL】
https://forms.gle/TzG6dAYWAykF7xug9

※本プロジェクトは特許申請中

機能と特徴

【初期機能】

１．自社の貨物/空船情報を掲載

２．他社の貨物/空船情報を閲覧

３．会員限定

４．スマートフォン可

５．マスタによる入力支援

６．インストール不要

【今後の発展】

１．掲示板からの成約の機能

２．帳票発行の機能

３．見積取得掲示板の機能

４．航海距離計算の機能

など

＜利用手順はこちらから＞

https://minakuni.com/minboo/

期待される効果

【効果１：事務作業の短縮】

従来の電話やFAXによる情報交換の手間を省き、次のような業務時間の削減が期待できます。

１．電話で複数社に同じ内容を伝える作業の削減

２．FAX送信のための資料作成や送信作業の削減

３．受信したFAXの情報整理の削減

【効果２：輸送効率の向上】

運航会社は、これまで繋がりのなかった同業者と情報を共有できるようになります。情報が増える事で、より効率的な運航のアイデアが生まれる可能性が高まり、スケジュールの最適化が図られます。

国内海上輸送の商習慣について

　海上輸送は、輸送貨物の所有者である荷主の貨物を、海上輸送サービスを提供する運航会社が船舶で運ぶ事で成り立っています。コンテナの様な積み合わせが可能な貨物を除くと、多くの場合で一つの船舶に一つの荷主が用意した貨物が積まれます。

　運航会社は、日常的に他の運航会社と情報交換をすることで、必要に応じて船の貸し借りを行っております。例えば、自社の船舶だけで貨物を運びきれない場合には、他社から船舶を借ります。また、貨物がなく船のスケジュールが空いてしまう場合には、他社の貨物を探して積みます。このように他の運航会社と貨物や船舶を補い合う事で、運航会社は効率化を図っています。