【スポーツ振興】「選手のモチベーションを高める記念パネル」特殊印刷業者の挑戦

高級眼鏡の名産地鯖江で技術を研鑽した特殊印刷業者が、経営者の高校野球好きが高じ、高校球児の練習モチベーションを高める記念パネルをつくり、甲子園優勝校へ寄贈いたしました

株式会社BLESS

2023年9月6日 12時00分

磨き上げた特殊印刷技術で新たなものづくりに挑戦する会社株式会社BLESS（福井県鯖江市）は、代表取締役の高校野球好きが高じ、高校球児の練習モチベーションを高めるための記念パネルを製作し、令和5年春の甲子園優勝校山梨学院高等学校（山梨県甲府市）へ寄贈いたしました。

一般に、生徒の入れ替わりで当時の熱気が失われてしまいやすい高等学校の部活動の悩みを解決し、現役の生徒たちに「先輩は優勝できた。自分たちもできるんだ。」と希望をもって活き活きと楽しく練習に取り組んでいただきたいという想いが込められています。

眼鏡の名産地鯖江のメーカーから求められ鍛え上げた色あせない印刷技術で、忘却に抗う取り組みです。

●コロナの影響で眼鏡の需要が減少し、存在意義の見直しに迫られた特殊印刷業者

コロナ禍による眼鏡印刷の受注減少は、地元の印刷業者にとって大きな打撃となっています。しかし、この状況をチャンスと捉え、特殊印刷業者は存在意義の見直しを迫られています。今後、特殊印刷業者は単なる眼鏡印刷業者ではなく、より幅広い印刷サービスを提供する必要があります。たとえば、商品パッケージの印刷や、イベント用のポスター印刷など、地域社会や商業界のニーズに対応するサービスを提供することが求められます。また、特殊印刷業者は印刷技術の革新にも注力するべきです。たとえば、スマートフォンアプリと連携するAR印刷技術など、次世代のプリント技術を取り入れることで、競争力を高めることができます。以上のように、コロナの影響で経営環境が厳しさを増す特殊印刷業者ですが、印刷業界の変化に合わせた新たな展望を持つことで、今後も存在意義を高めていくことができると考えております。

●既存事業の枠にとらわれず、お客様の悩みを解決する方針へ転換する

お客様のニーズを理解する。弊社は、今まで眼鏡印刷に特化していたため、眼鏡印刷のお客様に対してニーズに関する豊富な知識や経験を持っています。しかし、今後は新たなニーズに応えるために、さらにお客様の悩みを深く理解することが必要になります。そのためには、顧客とのコミュニケーションを大切にし、正確な情報を収集することが重要だと思っています。

●「生徒にいきいきと練習に取り組んでもらいたい」という考えから始めた記念盾寄贈の試み

記念パネルを作成しようと試みたのは、地元福井県にある敦賀気比高等学校の甲子園初優勝がきっかけでした。それまで何度か優勝候補と言われながらもなかなかベスト4の壁が破ることが出来ず、8年前の2015年の春選抜高校野球大会で平沼翔太（現西武）を擁する敦賀気比が春夏あわせて北陸初の優勝を飾りました。当時は平沼投手が福井県出身ということもあり、凄く盛り上がりました。私も根っからの高校野球ファンで直ぐに優勝記念パネルの作成を実施しました。暫くの間、記念パネルを会社に飾っておいたのですが優勝後、あの勇ましかった敦賀気比高校野球部が甲子園での影を潜め、奮闘してほしいという願いも込めて優勝記念パネルを敦賀気比高校に寄贈することを決めました。

●記念盾に込めた想い

まず、この優勝パネルは、勝利を象徴するものとして制作しました。競技において優勝することは、選手たちの努力やチームワーク、培ってきた技術や知識が結実した瞬間であり、優勝パネルは対決や戦いを象徴する存在でもあります。競技においても、それぞれのチームや選手が戦いを繰り広げ、最終的に勝利を収めるために戦っています。優勝パネルには、そういった戦いや対決の意義や重みが込められており、勝利の喜びや栄誉を讃えることができます。そして、また優勝パネルには、次世代に継承される勝利の記憶や伝統、そして挑戦と勝利への意識が込められています。優勝パネルは、長い歴史と伝統の中で培われた勝利や栄誉、そしてそれを目指す挑戦への意識や情熱を表現しており、次世代に引き継がれていくことで、勝利の輝かしい伝統を維持することができます。以上のように、優勝パネルには多くの意味や想いが込められており、それを手にすることは熱い戦いと努力を結実させ、勝利の感動や喜びを得ることができることを象徴していると言えます。