秋田県五城目町に10代のためのデジタルテクノロジーで遊んで学べる拠点「ハイラボ」プレオープン
地方と都市のデジタル機会格差の是正を図り、18歳までに自ら仕事を創りだすラボ空間
「ハイラボ」とは
「ハイラボ」は、五城目町中心部「朝市通り」に2018年から開設されている子ども向けフリースペース「ただのあそび場」内にオープンする拠点です。
10代の子どもたちの「ハイブリッドスクーリング」(※)を応援する場として、研究室(ラボ)のような新しいアイディアを生み出していく拠点になればと願い、名付けられました。
動画・音楽編集等が可能な高性能パソコン、3Dプリンターや電子工作キットなどを揃え、それぞれ個性的な趣味・特技・技術を持つサポーターが常駐することで、既存の教育課程にとらわれない、子どもたちの自由な発想をもとにした創造的な学習を支援してまいります。
(※)「ハイブリッドスクーリング」とは、年間30日以上、学校以外の地域やコミュニティなどで、子ども一人ひとりがその興味や関心に応じて探究する新しい学び方です。G-experienceが2017年より提唱しています。
「ハイラボ」でできること
10歳~18歳のだれもがテクノロジーに触れ、主体的かつ自由な学びを創造することができます。また、大学生〜社会人のサポーターと接し、相談しながら、チャレンジを進めることができます。これらにより、将来の生き方を模索したり、職業につなげる活動を実践したりすることができます。
■チャレンジできること(一例)
・プログラミング(WEB / アプリ / ゲーム制作)
・映像制作
・音楽制作
・グラフィックデザイン
・電子工作
・機械分解/リペア
・クラフト(デジタル⼯作機器 / ⽊ / ⾰)
・仕事体験/起業体験 など
■テクノロジーを活かし、地域とつながる
「ハイラボ」では、高性能かつ多様な機材に実際に触れ、またそれらの使い方やアイデアを調べ、深めることを通じて、テクノロジーを用いて価値を創造する子どもが育つことを期待しています。
「ハイラボ」が開設される五城目町は、人口8,150人の小さな自治体です。テクノロジー関係の民間事業者が少なく、テクノロジーに触れる機会が限られています。
その一方で、革細工や木工、地域特有の食品加工業など、その土地ならではの産業が相互に関わり合う場面が頻繁にみられます。また、「ハイラボ」は500年続く朝市通りに面しており、子どもたちがサービスや商品を販売しコミュニケーションを行うなど地域住民との相互の交流が行いやすい立地にあります。これら地域特有の環境を生かした独自のテクノロジーに触れる文化を、五城目町から創造していきたいと考えています。
■サポーターと関わり、自ら探究する
「ハイラボ」には、大学生など利用者と年齢の近いメンター、実際にテクノロジーを用いて仕事をしているボランティアスタッフなど、多様な仲間がいます。これらの人々と語らい、ともに学ぶことで、手を動かしながらテクノロジーを自分なりに学ぶことができます。
■仲間と過ごし、生き方を学ぶ
10代の子どもたちにとって、大学生や社会人など、大人の先輩から学ぶことも多いですが、そこに同学年の起業家がいればどうなるでしょうか。「ハイラボ」の周りには、小学生プログラマー、大人に教える中学生ゲーム講師、高校生起業家... いろんな場面で「まだ学生だから」という言葉を超えて、これからの新しい仕事(=お金を稼ぐこと)にチャレンジしている仲間たちがいます。「ハイラボ」がもたらすこのような環境で、10代の子どもたちが将来にもつながる仕事の作り方・活かし方を学ぶことができる場を目指します。
■地域の新しい学びの拠点へ
さらに、近隣市町村の教育ICT支援の拠点としても活用を促すことで、様々な学校や教育機関から授業の受け入れを行っていく予定です。学校には設置されていない3Dプリンターや、レーザーカッターなど、子どもがテクノロジーに触れて、機会を自ら作り出す拠点になります。
「ハイラボ」開設の背景
文部科学省が行った令和4年度「全国学力・学習状況調査」によれば、「5年生までに受けた授業で,PC・タブレットなどのICT機器を,どの程度使用しましたか」(小学生)という質問に「週3回以上使っている」と解答した秋田県の児童の割合は41.8%でした(参考:全国平均58.2%、東京都65.4%)。中学生への同様の質問でも「週3回以上使っている」と解答した生徒は全国平均を大幅に下回っています。五城目町でも、学校におけるデジタルテクノロジーに触れる機会が非常に少ない状況です。
不登校児童生徒が急増するなど、これまでの学びのあり方が大きく変化している今日において、これらのテクノロジーに接する機会が増えることは、子どもたちが自らの意思で未来を切り拓く有効な手段になり得ると考えています。
G-experienceは、これまでの活動として、子どもを対象としたまちづくり・キャリア教育イベントの企画運営、ハイブリッドスクーリングの推進など、通算約15年間の活動を行って参りました。
「ハイラボ」はこのノウハウをもとに、常設型のキャリア教育施設として新しい学びを五城目町から発信していきます。
2023年8月には休眠預金等活用制度「『創造性』の格差を埋める~イノベーション人材となる機会を、すべての子どもに~デジタルテクノロジー×居場所創造事業」実行団体に採択されております。
READYFOR×みんなのコード、休眠預金を活用した 「『創造性』の格差を埋める デジタルテクノロジー×居場所創造事業」 採択結果について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000320.000031325.html
プレオープンについて
本オープンは2024年4月末を予定して準備を進めていますが、プレオープンとして、2023年11月12日(日)に運営を開始します。プレオープン期間中は、週1回程度の開館を想定しております。本オープンに向け、利用者の皆さんの声を踏まえた準備や改善を並行して進めて参ります。
プレオープンの詳細と参加方法
・プレオープン日:2023年11月12日(日)
・場所:ただのあそび場(秋田県南秋田郡五城目町下夕町59番地6)
・参加費:無料
※参加希望者の方には、事前にLINE登録をお願いしています。
※説明会・体験会ともに先着順で受付する予定です。
・当日の流れ
午前回
10時00分 開場
10時30分 開会
11時 体験会
(最大1時間程度)
(詳細は公式Web/LINEで告知します)
12時 終了予定
午後回
13時00分 開場
13時30分 開会
14時 体験会
(最大1時間程度)
15時 終了予定
参加申込LINE登録QRコードはこちらです。
(https://lin.ee/GH8YlWE)
プレオープン日以降は、週1回程度の開館を継続して実施する予定です。
今後の開館スケジュールやイベント情報などは、ハイラボinstagramでも発信いたします。
「ハイラボ」拠点概要
・拠点名称:ハイラボ
・住所:秋田県南秋田郡五城目町下夕町59番地6
(五城目バスターミナル(秋田中央交通バス)徒歩約5分)
・対象年齢:10歳〜18歳のデジタルテクノロジーに興味のある方
・利用方法:事前予約を行った上で、本拠点に訪問し、活動することができます。
詳しい方法はLINE登録を頂いた方へ随時、ご案内する予定です。
・費用:無料
・公式instagram:https://www.instagram.com/hybrid_schooling_labo
・公式ホームページ:https://hy-labo.com
運営会社概要
名称:合同会社G-experience
所在地:秋田県南秋田郡五城目町大川大川東屋布137-2
設立年月日:2016年7月29日
代表社員:松浦 真
事業内容
(1) 小中高生向けICTプログラミング講座の提供
(2) 小中高生向けまちづくりワークショップの企画運営
(3) 不登校向けのプログラミングx旅を通じたフリースクールの運営
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