体験型ARアートイベントで「DE&I」を広げる・考えるin 愛媛
ー”みんなの空間-We are what we do-”を開催ー
本イベントは、愛媛県「Web3.0人材育成検証事業」の一環で、自治体と地元紙、地元クリエイターが連携して開催するもので、一人ひとりがよりよく生きるために重要な概念である「DE&I(Diversity, Equity & Inclusion)」について、その考え方を広め、考えるきっかけを作る社会実験型イベントでもあります。
【開催の背景】
昨今、「DE&I」という概念を取り入れる自治体や企業が増え、その重要性はさらに増してきています。一方、地方エリアではその言葉や考え方がまだまだ認知されていないことも事実です。「DE&I」の本質を理解し、生活に浸透させることは容易ではありませんが、まずはその言葉と意味を知ることが、私たちの街をよりよく変える第一歩であると考えました。
さらに、私たちの街をよりよく変えるためには、私たち自身が行動を起こすことが最も重要であると考え、「中央集権型から自律分散型へ」を志向するWeb3の基盤技術、ブロックチェーンを活用した参加型ARアートを採用し、「一人ひとりの小さな行動が何かを生み出すこと」を体験する機会を作ることとしました。
愛媛県「Web3.0人材育成検証事業」の一環で開催しますが、地元で活躍するアーティストや学生エンジニアが主体となり、そこに地元紙である愛媛新聞と愛媛県、さらに理念に共感した民間企業にも支援いただき、当日の運営サポートとして地元の高校生も加わる、官民一体となったボトムアップの「自立分散型」のイベントが実現しました。
【目的とポイント】
愛媛県内各地に備え付けられた2次元コードを読み取り写真を一枚撮ると、3次元のARリングを一個生成することができます。このリングがチェーンのようにつながり、一人ひとりのこの行為が「DEI」の文字を作り上げます。私たちが、私たちの行為そのものが社会です。そのことを本イベントを通して感じ、よりよい社会へと自分たちの手で変えていけることを実感していただければと考えています。
それぞれが撮影した写真は作品の一部となり、一般に公開されます。また、みんなで作り上げたデジタル作品はNFTとして購入も可能で、2025年2月より、愛媛県美術館にて物理的なアート作品として展示される予定です。
ポイントは下記です。
日常の必需品であるスマホで誰もが簡単に参加できます。
一個のリングが一人の個人を、個人の一行為を表します。
一人が立て続けにリングを生成することはできません。別の誰かがどこかでリングを創り出した後でなら、再びリングを生成することができます。私たちは一人では生きられず、他者の助けがないと前に進めない、それが社会です。
同時に他者は「私」の行動を阻むこともあります。「私」が生成しようとしていたリングを、別の誰かがどこかで一瞬はやく創ってしまうこともあります。その場合、「私」は別のリングを生成せざるをえず、望みは一時的にくじかれますが、それもまた社会です。
でも、また別の誰かがどこかでリングを生成してくれれば、あなたはお気に入りのリングとお気に入りの構図を狙って再チャレンジできます。それもまた社会です。
ただし、生成できるリングの色や位置は選択することはできません。その時々でランダムに割り振られます。それもまた社会です。
※イベントサイト: https://portal-wawwd.studio.site/
【参加方法】
スマホを使って愛媛県内の約15箇所に備え付けられた2次元コードを現地に行って読み取り、写真を撮るだけで参加できます。
【開催場所】
本イベントの理念に共感いただいた公共施設、民間企業、学校等で体験いただけます。
11月11日(土)には、愛媛FC対FC今治(伊予決戦)が開催されるニンジニアスタジアムでも参加いただけます。各チームのサポーター同士が共に「DEI」を作り上げる様子も見どころです。
【特別協賛】
※五十音順
・朝日ヶ丘高等学園
・えひめデザインウィーク
・大王製紙
・タオル美術館
・ニューウェイブ
・三浦工業
【NU, Incについて】
愛媛県松山市のクリエイティブスタジオ。本プロジェクトのように、メッセージ性のあるソーシャルな作品制作を得意としており、現代のテクノロジーを駆使しながら、実験的な作品を作り続けています。
社名:株式会社NU
代表者:代表取締役 寺尾 章
所在地:愛媛県松山市土手内12-1 EKINONEKI
設立:2023年6月
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