台湾の国立看護大学で臨床化粧療法学の修了認定カリキュラムの運用を開始。
“化粧は人を救うもの。社会貢献につながるものだと確信しました。”
台湾の受講生は、これらの資格を取得することで、年齢・性別・疾病の有無を問わず、また、見た目のちがいに関わらず、アイデンティティを満たし、自己の尊厳を守るために伴走するケアを提供できるようになる。
今回の受講生は、2023年年末に向け、順次修了試験を終える運びとなっており、2024年以降JCTA認定資格者としての活躍が期待される。
ケアカバーメイクの実習モデル協力:陽光基金會
受講生からは、「ケアカバーメイクの技術や心理学の領域では難しさを感じたが、それ以上にやりがいや希望を見出せた。」などの声が寄せられた。
また、カリキュラムに同席した当該大学教員は「これまで、化粧と言えば、見栄えやファッション性を追求してきたが、カリキュラムを通じて視野が広がった。化粧は人を救うもの。看護介護と同様に、社会貢献に繋がるものだと確信した。」との感想を述べた。
化粧体操の実習モデルとして夫婦で参加された70代のご主人は、「私はこれまでの人生で二度、化粧をしてもらったことがある。一回目は結婚式、二回目は今日。今日、あの頃に戻りまた結婚をした気分だ。」と、奥様を見つめつつ笑顔で語った。
現地で講師を担当したJCTA代表理事の河村しおりは、「見た目の悩みに国境は無い。臨床化粧療法の国際的な普及を更に目指してゆきたい。今後日本でも、医療と美容をより深く交えた教育の必要性を改めて感じた。」と話す。
JCTAは2017年4月設立以降、臨床化粧療法士®︎、臨床化粧アドバイザー、化粧体操指導士の3種の資格認定を国内向けに行っており、アピアランスケアのための皮膚生理学や関連法令、およびスキンケアやケアカバーメイクを含む支援スキルの修了者を育成している。
受講希望者の職域分布は、医療介護系に次いで美容系が多く、この2種で全体の約6割を占める。
受講資格として国家資格の有無を問わず、20代から70代と、幅広い世代に学ばれている。
これまで認定を受けた資格者たちは、医療介護のみならず、ウェディングや湯灌の現場など、業界の枠組みを超えてさまざまな場面で活動中。
JCTAでは、企業・団体・施設・医療機関・学校など、さまざまな現場への資格者紹介にも対応している。
これからも、多様性社会実現のために、既存の価値観に染まらない広い視野で、臨床化粧療法の普及啓蒙にあたる。
台湾では、次年度以降も同カリキュラムの実施を予定している。
JCTA認定資格講座の概要
・臨床化粧療法士®
https://japanclinical-cta.org/manabu/therapist/
・臨床化粧アドバイザー
https://japanclinical-cta.org/manabu/ccadviser/
・化粧体操指導士
https://japanclinical-cta.org/manabu/gymnastics/
団体概要
一般社団法人日本臨床化粧療法士協会
代表理事 河村しおり
設立日 2017年4月5日
事業内容 臨床化粧療法の普及啓蒙・JCTA認定資格試験の管理運用
公式サイト https://japanclinical-cta.org/
【一般のお客様お問合せフォーム】
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像