史上初 中高層の賃貸集合住宅で4年連続のグッドデザイン賞受賞
緑と共に循環する暮らしを目指した生和コーポレーションが手掛ける集合住宅「ルーツ新都心」が2023年度グッドデザイン賞を受賞
神社へと続く並木参道と公道(旧中山道)に挟まれた敷地に建つ集合住宅「ルーツ新都心」では、建築を取り巻く関係の中に緑を介在させることで、街、道、建築、人、暮らしが、日常の中で繋がることを意図しています。「氷川参道の豊かな緑地帯を旧中山道側まで連続させようとする試み」や「バルコニーの軒天井とその影がもたらすファサードデザイン」が同賞審査委員から評価を受け、受賞となりました。
当社は、今後も、土地活用・賃貸マンション経営のトータルサポート、コンサルティング事業を通じて、人、環境、自然との調和を考えた、持続可能な豊かな街づくりと地域社会を創造してまいります。
■物件概要
物件名称 ルーツ新都心
所在地 埼玉県さいたま市大宮区吉敷町4-76-2
構造/規模 RC造 14階建
戸数 79戸(1K・52戸、1LDK・25戸、居宅・2戸)
敷地面積 879.26平米(265.98坪)
施工床面積 4742.73平米 (1434.68坪)
建ぺい率 41.58%(80%)
容積率 360.92%(400%)
用途地域 商業地域
竣工日 2022年7月
■背景
氷川神社へと続く並木参道とJR線路に沿う県道(旧中山道)に挟まれた敷地は、行き交う人や車といった都市活動と、緑に覆われ土地を見守ってきた歴史ある暮らしが共存する場所である。この計画ではこの場所で建築に緑を介在させることで、街、道、人、暮らしが、日常の中で関わりを持ち始めることを目指している。街区からその素材に至るまで、それぞれが建築と関わるためのスケールと解像度を与え、そこに緑を介在させるための植栽選定と配置をおこなった。暮らしをとりまく環境は、それぞれ独立しているようで、実は共に関わり自然循環の中で営まれている。この計画によって、街区、道、そして人が、それぞれ孤立から共存へと向かうきっかけになれば、大きな意味での循環型住宅として、数値で表すことのできない関係を可視化できるのではないかと考えている。
■デザインのポイント
◇緑を介在させることで、街、道、建築、人、暮らしが、関わりを持ち始めることを目指した。
◇緑道(参道)と公道を植栽で繋げ、バルコニーを共用部から引き伸ばし、緑を添えた交流エリアとしている。
◇建築に緑が介在することで、住民同士や道行く人、車ですらも、自然を介した共生関係であることを認識する。
■審査委員評価コメント
妻面がファサードとなる難しい立地において、道路側に大胆にバルコニーを設け、豊かな植栽を施したことは極めて効果的で、氷川参道の豊かな緑地帯を旧中山道側まで連続させようとする試みは大変興味深い。バルコニーの軒天井とその影がもたらすファサードデザインは秀逸で、印象的な外観を作り出しており、設計者の力量が感じられる、優れたデザインと言える。 一方で、バルコニーの緑化は共用部で完結し、住空間に還元されておらず、また端部に位置しているため、果たして住民の居場所として機能しているのか、多少の疑問が残る。今後、この豊かな共用空間が住民の豊かな暮らしに還元され、コミュニティの形成を促していくような使い方の工夫がこの場でなされることを大いに期待している。
※グッドデザイン賞について https://www.g-mark.org/about/
■ルーツ新都心 画像
生和コーポレーション株式会社について https://www.seiwa-stss.jp/
1971年設立。個人・法人の土地の有効活用、賃貸マンション経営のトータルサポート、コンサルティング事業を行っています。
4大都市圏を中心に事業展開し、企画・設計・施工から管理・サブリースまで賃貸経営のすべてをサポートする生和グループの総合力により、累計着工棟数は5,620棟 累計着工戸数は 116,971戸 (2023年10月末)。耐久性の高い建材の採用、ライフスタイルの変化に対応できるゆとりのある空間、ライフサイクルコストに配慮したメンテナンス計画で、従来の賃貸建物の約2倍の長寿命を実現するとともに、都市・街並みに調和するデザインで、お客様の理想を実現する100年先を見据えた提案を行っています。今後もお客様の資産価値の向上と、豊かな街づくり、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
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