茨城県笠間市の製造開発拠点、新棟増設
医療関連製品の生産力3倍へ
【完成予想図】
潤工社は、国内に製造開発拠点を置く体制のもと事業の国際化を進めており、アジア市場、欧米市場への製品販売を拡大しています。「笠間オペレイションズセンター」では、高機能フッ素ポリマーなどを専門的な技術力で成形加工し、カテーテル(医療用細管)製造に必要なチューブや内視鏡用、超音波診断装置用ケーブルなど医療関連製品を開発製造しています。同拠点は2000年に開設し、2010年に2棟目を増設、このたび3棟目を増設します。
同拠点では、240人が製品の開発製造に携わっており、新棟増設で新たに約100人の雇用を見込んでいます。既存の建物同様、免震基礎構造を採用することで、震度5を超える地震発生時でも安全性確保と生産設備の損傷を防止し、製品の安定供給に努めます。
代表取締役の十河衛は、「当社は、‘比類ない価値を創造し、社会を豊かに潤す’という理念のもと、厳しいニーズに応えられる技術力、品質力とサービス力の向上に取り組んできました。創業70年の間に培ってきた力をさらに開花させ、グローバルレベルのサプライヤーとして、山梨県の製造開発拠点とともに、ここ笠間から革新的な製品を一丸となって提供してまいります」と述べました。
【施設概要】
施設名称 | 笠間オペレイションズセンター |
所在地 | 茨城県笠間市福田961-20 |
敷地面積 | 11万2000平方メートル |
第3棟 建物 | 鉄骨6階建て、延べ床面積 2万3000平方メートル (既存2棟と合わせた延べ床面積 5万9000平方メートル) |
着工時期 | 2024年5月予定 |
竣工時期 | 2025年9月予定 |
主な製造品目 | カテーテル(医療用細管)製造チューブ、および構成部材 超音波診断装置用ケーブル、半導体製造装置用チューブなど |
環境エネルギー対応 | 高効率空冷ヒートポンプやLED照明、複層ガラス窓などを採用することで消費電力を削減し、加えて太陽光パネルを設置することで、CO2排出量を減少させます |
【起工式の模様】
株式会社潤工社について(https://www.junkosha.com)
1954年4月創業。「比類ない価値を創造し、社会を豊かに潤す」という理念のもと、フッ素ポリマーをはじめハイパフォーマンスポリマーの成形加工で、ワイヤ・ケーブル、チューブ・継手、フィルム、射出成形品、それらを複合化させた高機能コンポーネンツ製品を提供しています。その技術は、「健康・医療」「半導体・精密機械」「情報通信」「環境・エネルギー」「航空・宇宙」などに応用され、各分野の課題にソリューション提供しています。日本、欧米、中国の8拠点で750人のアソシエイトが32の国と地域で事業を展開、160超の特許を保有しています。
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