名城ナノカーボンはSK Inc. MaterialsとLIB電池分野で資本業務提携
韓国大手財閥SKグループと連携
株式会社名城ナノカーボン(代表取締役 橋本剛)は韓国大手財閥SKグループの素材会社であるSK Inc. Materialsと資本業務提携に合意いたしました。
当社は、世界最高品質の「高結晶・高純度単層カーボンナノチューブ(SWCNT)」を独自の技術・ノウハウで製造・販売するスタートアップ企業です。
高結晶・高純度なSWCNTは、半導体やケーブルなどの分野でのデバイス化が期待されていますが、今回SK Inc. Materialsからの出資により、特に「LIB電池分野での協業」を行うこととなります。
従来のLIB電池の負極素材には、主にグラファイト等が使用されておりますが、理論的な蓄電量及び航続距離はグラファイトの約10倍と言われている次世代の負極素材としてのシリコンが注目されております。ただ、そのシリコン負極の問題点として、使用(充放電)による劣化が激しくその機能が維持できないという問題があります(サイクル特性)。しかし、導電助剤として当社のSWCNTをシリコン負極に使用することで、著しくそのサイクル特性を上昇させることが可能となります。
今後は両社協力のもと、EVバッテリーなどを主用途としたLIB用に、高結晶・高純度SWCNTの量産体制を整えていきます。
SK Inc. Materials
SKグループは石油精製、石油化学、通信や半導体事業を軸としながら、ESG領域のベストカンパニーを目指し、グローバルに展開している韓国大手財閥です。グループ内にはEVバッテリーメーカーのSK Onがあります。今回、SKグループ素材会社のSK Inc. Materials(本社:韓国ソウル、CEO:Yang Taek Kim)は名城ナノカーボンとLIB分野のSWCNTに関して資本業務提携を結びました。
株式会社名城ナノカーボン
名城ナノカーボンは、2005 年設立の名城大学発ベンチャー。高結晶・高純度単層カーボンナノチューブ(SWCNT)の準量産技術を世界で唯一保有している。当社の SWCNT は他の導電性カーボンに比べ、圧倒的に導電性能が高く、軽量であることが特徴。バッテリー、半導体、ケーブル、航空機、自動車、石油化学素材業界などに研究開発素材として幅広く使われている。
代表取締役 橋本 剛
本社 名古屋市守山区桜坂五丁目301番地 サイエンス交流プラザ
設立 2005 年
資本金 15.1億円(資本準備金含む)/ 2024年5月末時点
事業内容 SWCNTの開発・製造・販売
Mail info@meijo-nano.com
URL https://www.meijo-nano.com/
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