ファイル共有時の脱パスワード付きZIPを実現 ファイル施錠アプリ「カギスル」がリリース

20代の起業家が設立 ITベンチャーIDEOJは、ファイルを事前に指定した人しか開けない独自形式に変換するPC/Mac向けアプリ「カギスル」をリリースしました。個人・法人での業務利用をサポートします。

株式会社IDEOJ

概要

 株式会社IDEOJ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:野秋裕己)は、ファイル共有時における、脱パスワード付きZIPの実現を目指すPC/Mac向けファイル施錠アプリ「カギスル」を個人・法人向けに提供開始いたします。

 PPAP(パスワード付きZIPとパスワードをメールで送信する手法)はセキュリティ上問題があり、代替案としてクラウドストレージやファイル転送サービスなどが示されているものの、依然として多くの人が使用しています。カギスルは、ファイルの安全性を高めつつ、手軽に利用でき、既存の業務フローにもスムーズに導入できるよう開発されました。カギスルは、ファイルを事前に指定した人しか開けない独自形式に変換するPC/Mac向けアプリで、変換したファイルはあらゆる手段で安全に送ることができます。

指定した人だけが開けるファイルを作成します
PDF以外にも、あらゆるファイルを施錠できます

開発の背景

 PPAP(パスワード付きZIPとパスワードをメールで送信する手法)は、ビジネスの現場で広く使用されているファイル共有方法ですが、誤ったセキュリティ対策であることが知られています。

 2020年11月24日の平井デジタル相の記者会見において、PPAPはセキュリティ対策の観点からも、受け取る側の利便性の観点からも適切ではないため、内閣府・内閣官房ではPPAPを廃止し代替手段について民間からアイデアを募る旨の発言がありました。

 また民間企業においてもPPAPを対策・禁止する動きが広がっています。主な代替案としてクラウドストレージの導入やファイル転送サービスが示されているものの、オペレーションの煩雑化、導入コスト、ランニングコストによって、特に情報通信業以外の業界では脱PPAPに取り組めていない現状があります。

 株式会社IDEOJは、これらの課題を解決することを目指し、2024年10月15日に「カギスル」のサービス提供を開始しました。「カギスル」は以下を特色とするPC/Mac向けアプリで、個人や法人での利用が可能です。(業務利用の場合は有料プランへの加入が必要)

特色

パスワードレスとゼロリスクを実現

 カギスルは独自の暗号化技術を使用し、ファイルの施錠・解錠においてパスワードレスを実現しており、パスワードや共有リンクのようなファイルを開く鍵となる情報の共有を必要としない設計になっています。

 さらに、カギスルは施錠や解錠の過程において、保護されていないファイルを一切通信に載せないため、アップロードやダウンロード時に潜むリスクが存在しません。施錠や解錠は全て利用者のPC(手元)上で処理されます

送り間違えても大丈夫

 カギスルは、施錠するときに開けられる人を指定することで、誤って別の人にファイルを送った場合や悪意のある人に施錠済みファイルが渡った場合でも、ファイルが解錠されることはありません。カギスルで使用されている暗号方式は、理論上スーパーコンピュータを用いたとしても解読に1億年以上かかると試算されており、突破は非常に困難です。

送られた相手だけがファイルを開ける

既存の業務フローを大きく変えることなく導入可能

 カギスルを使って施錠されたエクセルやPDF等のファイルは、そのままメールやチャットツールで送信できます。便利なだけでなく、ユーザーの学習コストが低く、企業で導入する際のセキュリティ検証項目も少なく済みます。

どんな方法でファイルを送ってもセキュア

基本機能を無料で提供、相手が未導入企業/個人でも利用可能

 カギスルはPC/Macアプリの基本機能(施錠・解錠)を無料で提供するだけでなく、カギスルをインストールしていない方が、Webページ上で一時的にカギスルを利用できる機能を提供しています。これにより、不特定多数を顧客にしている企業でも顧客にアカウント発行やアプリ導入を依頼することなく、セキュアにファイルのやり取りを行えます。

ファイルのサーバーアップロードは一切なし

機密ファイル共有におけるカギスルと他の手段の比較

提供情報

リンク

製品情報

https://ideoj.co.jp/products/kagisuru

法人向けの情報

https://www.ideoj.co.jp/products/kagisuru/enterprise

対応状況

- Windows: Windows 10 以降で利用可能

- macOS: 利用可能

今後

 カギスルは今後もお客様からの声をもとに、機能追加や既存機能の強化を行って参ります。

会社概要

 株式会社IDEOJ(イデオ)は、デジタル化された社会をさらに簡単・安全・便利にするサービスを考案・開発するITベンチャーです。筑波大学で起業目的で集まったメンバーが卒業時に一旦解散するも、それぞれがITコンサルやエンジニア、またマネージャーやプロダクトオーナーを経験した後に再び結集し、顧客に寄り添ったソフトウェアを品質重視で提供しています。会社のバリューに「出してこ、脳汁」を掲げ、生産性を高く維持し気持ち良く仕事をすることを社是としています。

メンバー

代表取締役 野秋 裕己 (28)

 筑波大学・大学院で情報工学を専攻し、ピクシブ株式会社でソフトウェアエンジニア、株式会社CoeFontでVPoE補佐兼エンジニアマネージャーを務める。「デジタルライフを快適にする」をテーマに大学時代から仲間とプロダクト開発を行ってきたが、さらに社会に貢献することを目指し事業化し、株式会社IDEOJを創業した。IDEOJでは企画立案・UXデザイン・プログラミングを担当。

他3名のプロダクトエンジニアが開発に参画。

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会社概要

株式会社IDEOJ

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URL
https://ideoj.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区円山町5番5号 Navi渋谷Ⅴ3階
電話番号
-
代表者名
野秋裕己
上場
未上場
資本金
100万円
設立
2024年04月