【開催レポート】小学生向け環境教育

リサイクル、SDGs、サーキュラーエコノミーについて考える工場見学を開催

東武商事株式会社

2024年10月30日 18時41分

関東を中心に東日本の産業廃棄物の収集運搬と中間処理を担う・東武商事株式会社（本社：埼玉県北葛飾郡松伏町、代表：小林増雄）は、東京都板橋区立志村小学校の児童を迎えて、去る2024年10月18日（金）に環境教育を目的とした工場見学を開催しました。60名を超す規模での子どもを対象とした工場見学を当社が主催するのは、今回が初めてでしたが、関係する社員一同、精いっぱいの準備をしてきました。当日は、子どもたちの活気ある楽しげな声に包まれて、滞りなく終えることができました。

工場見学

東武商事の水処理施設である、松伏スマート・リサイクル・システムズ（MSRS）を見学しました。受け入れた汚水は、この施設内で「凝集沈殿」という処理方法によって固液分離します。その後脱水処理を行い、液体は最終的に下水道へ放流し、固体はセメント原料や路盤材などにリサイクルもしくは埋め立て処理されます。機械・システム管理されているので、工場内を数名の作業員で運営しています。作業員の安全管理にも十分に注意を払っています。

体験学習

前半はプラスチックの使用済み容器を破砕したかけら入りのパーツを使ったキーホルダーづくりを通して、使い捨てずに資源としてリサイクルする、サーキュラーエコノミーについて学習しました。後半は産業廃棄物処理についてアニメーション動画を視聴してもらい、工場などから排出される汚水の適正処理によって、SDGsの目標にも掲げられている「海の豊かさ」や「陸の豊かさ」を守る役割を、当社が担っていることを学習しました。

今後の取り組み

当社では2023年3月と2024年9月に、小学校で環境教育を目的とした出張講座を実施しました。当社の社業である産業廃棄物処理業は、世の中に不可欠な仕事です。企業が事業活動を行えば、必ず廃棄物は発生します。それを適正に処理することで、よりよい環境が保たれています。産業廃棄物処理業は、重要な役割を果たしていることを、さらにアピールしていきます。あわせて、世界的な課題でもあるSDGsや、限りある資源を使い捨てずに有効利用するサーキュラーエコノミーについても、当社の取り組みを事例に挙げながら説明し、理解を深めてもらいます。次世代を担う子どもたちに、ひとりひとりが責任を持って環境を守る行動を起こす意識を持ってもらえるように、この環境教育の取り組みを拡大してまいります。