長野県小諸にある創業126年の温泉旅館中棚荘がジオヒルズワイナリーがある御牧ヶ原の敷地内に薪火料理のRestaurant&Stay「song」を2025年6月20日(金)にオープン

株式会社 中棚温泉

島崎藤村ゆかりの宿である長野県小諸にある創業126年の温泉旅館「中棚荘」を運営する株式会社中棚温泉(所在地:長野県小諸市、代表:富岡直希 以下「中棚荘」)は、2025年6月20日(金)に、同社が運営するジオヒルズワイナリーの敷地内の長野県小諸市御牧ケ原に、薪火料理のRestaurant & Stay「song」をオープンします。

<Restaurant & Stay「song(ソング)」開業の背景>

ジオヒルズワイナリーは、2002年に信州・小諸の御牧ヶ原でワイン用葡萄の栽培が始まりました。最初にシャルドネを植え、2008年からはメルロー、2009年からはピノ・ノワールを定植し、徐々にヴィンヤードの面積を広げてきました。ジオヒルズワイナリーの代表である富岡正樹は、島崎藤村ゆかりの宿「中棚荘」の5代目荘主でもあります。藤村が『千曲川のスケッチ』の中で記した言葉「もっと自分を新鮮に、そして簡素にすることはないか」に影響を受け、田舎に帰ったような懐かしさを感じながら、来るたびに新しいものが加わり、常に新鮮な体験を提供したいという思いが、旅館にとどまらず、ワイン作りやブドウ栽培、さらには自社ワイナリー設立へと繋がりました。この想いや背中を見て育った長男・長女夫婦が中棚荘を引き継ぎ、三男の富岡隼人がワイナリーの醸造を担っています。父から子へ、そして次の世代へと受け継がれる想いを、何代にもわたり、この御牧ケ原の大地でしっかりと根を張り、力強く生き続けることが、ジオヒルズワイナリーの大切な考えです。約130年前に開業した旅館の中棚荘からはじまり、ジオヒルズワイナリーが育んできた文化やワインを、もっとたくさんの方々に届けていきたい、醸造家の家に泊まるような体験をしていただきたい、という思いから2025年春にRestaurant&Stay「song」を開業することにしました。

ジオヒルズワイナリーHP:https://giohills.jp/

Instagram:https://www.instagram.com/giohillswinery/


<Resutaurant & Stay「song(ソング)」概要>

施設名:『 song 』(ソング)

住所:〒384-0807 長野県小諸市山浦富士見平5656

レストラン席数:12席

宿泊:1室

instagram:https://www.instagram.com/song.mimakigahara/

「song」は、英語の「song」が持つ「歌」や「風の音」などの意味に、命の歌、大地の歌、風の歌を感じるという思いを込めています。料理一皿一皿から地域の営みや文化を感じ取り、自然とのつながりを大切にする空間を目指しています。施設の前に広がるジオヒルズワイナリーは、ベトナム語で「風の吹く丘」を意味し、「song」はベトナム語で「sống」(生きる、暮らす、生活する)という意味も持ちます。このことから、施設のテーマは「生きる」であり、御牧ケ原やここから見える近隣市町村の大地で育まれる植物や動物を大切にしたいという思いを込めています。

⚪︎コンセプト

長野県小諸市御牧ケ原

ブドウ畑や水田・そば畑・りんご畑などが眼前に広がる

ジオヒルズワイナリーの敷地内にある

薪火料理のオーベルジュ「song」

里で育まれる穀物や野菜・果物

山野に生きる鳥獣やキノコ・山菜・野草

清流で育まれる魚

この地で醸されたワイン

地域に息づく保存や発酵の食文化

季節折々の食材が育まれる場で得た

インスピレーションを薪火料理で表現します

建物はワイン醸造家の家と見立て

一期一会のゲストが大きな食卓に集い

大皿で取り分けて共有するターブルドットのスタイル

時には庭に出て料理を焚き火で愉しみます

地域のシンボルである浅間山

北アルプスから八ヶ岳をぐるりと望め

広い夜空に満天の星を堪能できる

1組だけが泊まれるシンプルなゲストルーム

「song」でのお食事と滞在を通して

人々の営みと自然が生み出す美しい風景を全身で味わうと

風の丘を意味するジオヒルズの地に吹く風に

命と営みの歌が聞こえてきます


⚪︎料理について

ジオヒルズワイナリーの敷地内にある、小諸・御牧が原を中心に信州でとれた食材を使った薪火料理のオーベルジュです。シェフ・スタッフ自ら食材を野山で採取するフォレイジングを行い、その時その場所でしか味わえない薪火料理を提供します。信州の郷土料理・信州の豊かな人々の暮らし、発酵文化や生活を料理に組み込むことでsongからみえる景色を守れると思っています。

⚪︎シェフについて

シェフ 田村周平

田村周平 プロフィール

長野県茅野市生まれ。幼少期、母とオムレツを作った際に思ったように作れず、「もっと上手に作りたい」と強く感じ、その瞬間から料理に興味を持ち始める。その思いを持ったままイタリアンとフレンチを学ぶため専門学校に進学。その後、18歳から22歳まで恵比寿・中目黒のレストランにてさまざまな技術を習得。その後、長野のキャンプ場リゾートで料理長として経験を積み、自然の中で過ごす中で、自然がもたらす生命力や、その土地の新鮮な食材を使った薪や炭を使った料理に出会い、このシンプルながらも奥深い調理法に強く魅了される。さらに学びを深めるためスペイン・サンセバスチャンに渡り、現地のレストラン「Alameda 」で修業。その後オーストラリア・メルボルンの自給自足型レストラン「BRAE」を含む数店舗で研修。イノベーティブな料理や新しい調理法に触れ、多様な食文化を学ぶ。帰国後は、これまでの経験を活かし、より洗練された料理を提供するシェフを目指して「song」料理長となる。

<コメント>

私の夢は、地域との繋がりを深め、世界とつながることです。「軽井沢からのお客様やインバウンドの方々と触れ合い、ジャパンフェスなどのイベントを通じて、もっと広い視野を持ちたい。」地域の魅力を引き出し、海外との架け橋となることを目指しています。料理だけにとどまらず、「自分の畑や田んぼを持ち、命と向き合っていきたい。鶏を育てることにも挑戦してみたい」。地域に根付いた食文化を育むことを強く望んでいます。食の大切さ、命の尊さを伝える場所として、多くの人々がここに足を運んできてくれる場所をつくっていきたいと思っています。「song」では、ただ料理を提供するだけでなく、農家さんや地域の人たちと共に創り、地域の食材、信州郷土料理の可能性を広げていくことが大きなビジョンの一つです。料理を通じて地域の力を引き出し、次世代に受け継ぐべき技術や文化を伝えていけることも心から願っています。そして、このsongがその一歩となり、地域の未来に少しでも貢献できればと思っています。


⚪︎宿泊について
1日1組限定という贅沢な空間で、まるで醸造家の家に泊まるかのような、深い物語を感じることができます。「song」は、ジオヒルズワイナリーの敷地に位置し、葡萄畑が目の前に広がる絶景を楽しみながら、醸造家の日常に溶け込むことができます。朝早くから畑に出る醸造家の姿や、畑での作業を間近で見ることができ、まるでその暮らしの一部となったかのような感覚を味わえるのです。また、宿泊者はワインを楽しむことができるのも魅力の一つです。地元のワインを堪能しながら、自然の中で静かな時間を過ごすことができます。「今年、醸造家がどんなワインを作りたいのか」という視点で、その年の新たな挑戦や思いを感じることができます。醸造家が大切にしている「空気感」を感じてもらいたいという思いから、一つ一つにこだわり、宿泊者に心地よい時間を提供することを大切にしています。畑に出てみたり、一緒に畑を歩いたり、ふとした瞬間にその土地の空気や風を感じることができます。Restaurant & Stay「song」で、自然と調和し、醸造家の暮らしを体感しながら、唯一無二の宿泊体験をお楽しみください。

<ロゴについて>

song ロゴ

〜風景 ( 情景 ) をつくる〜

「song」から望む風景(情景)を形作るものです。自然の大きな力が地形を作り、その恵みを得て先人たちの営みや地域の歴史が重なり、食や工芸、農業、お祭りなど様々な文化が培われてきました。そして、その上に「song」の現在の営みが重なり、未来の風景(情景)を作り上げていく。これらを表現したデザインです。実際の「song」から東側の風景は、手前にぶどう畑、田んぼ、蕎麦畑が広がり、その向こうに千曲川、さらに田畑や町がレイヤーとなって重なるように見えます。この風景の構造をロゴにも反映させています。

円弧のデザインには、この地、この時だけの「大地の歌」や「命の歌」を表現したいという意図が込められています。大きな円は地球を象徴し、御牧ヶ原の大地はその一部として表現されています。また、モノやコトが循環し、地球上のすべての地域とつながっていることを意味しています。さらに、大きな円の360°を1年と見立て、季節を24節季に分け、1節季分(15°)を切り出すことで、季節の移ろいの中でその時だけの特別な体験を表現しています。

「song」という名前には、料理一皿一皿を通じて地域の営みや文化を感じ取り、自然とのつながりを大切にするという思いが込められています。その中で、地域とのつながり、自然とのつながり、そして人とのつながりを大切にし、その日その時にしか生まれない「歌」を奏でたいという想いを込めています。この理念のもと、様々な方々とともに「song」を創り上げていきます。

<協力パートナー>

⚪︎設計・監理:Puddle株式会社 (https://puddle.co.jp/

⚪︎施工:松代建設工業株式会社(https://matuken-nagano.jp/

⚪︎ランドスケープ監修:株式会社グリーン・ワイズ(https://www.greenwise.co.jp/

⚪︎レストラン監修:Maruta(https://www.maruta.green/

⚪︎造園:有限会社アートランド 代表取締役 赤尾和治

⚪︎プロデューサー:Moon Node Inc. 代表取締役 大月 均

⚪︎クリエイティブディレクター:onigiri 柳沢明夫

⚪︎PR:株式会社worg 代表取締役  市川千尋

<「song」 代表 富岡直希コメント>

株式会社中棚温泉 代表 富岡直希

私たち中棚荘は126年の歴史を持つ温泉旅館として、島崎藤村の言葉「もっと自分を新鮮に、そして簡素にすることはないか」を大切にしてきました。この精神を受け継ぎ、新たな挑戦として御牧ヶ原にオーベルジュ「song」を開業します。「song」は、地域の営みや文化、自然とのつながりを大切にする場所です。薪火料理を通じて、御牧ヶ原の豊かな恵みを感じていただきたいと思います。また、隣接するジオヒルズワイナリーとの連携により、ワインと料理のマリアージュも楽しんでいただけます。私たちは、伝統を守りながらも常に新しい体験を提供し続けたいと考えています。「song」を通じて、訪れる方々に小諸や「song」の位置する御牧ヶ原の魅力や可能性を感じていただき、心に残る思い出を作っていただければ幸いです。

<ジオヒルズワイナリー 醸造責任者 富岡隼人コメント>

ジオヒルズワイナリー 醸造責任者 富岡隼人

御牧ケ原は川がなく、粘土質のため昔から悪地と呼ばれるほど、農業をするには大変な土地でした。しかし先人による土地改良により、農業用水の溜池が整備され、今では葡萄栽培等の農業ができるようになりました。そしてジオヒルズの葡萄栽培も富岡正樹が2002年から植え付けを始め、20年以上の歳月が経ちました。20年以上の目に見えないたくさんの歴史が積み重なり、今の姿があります。そんな御牧ケ原の地に新しい施設が誕生しようとしています。文化とは人間が創り、育んでいくものです。その施設でどんな文化が生まれ、育まれていくのか。どうぞご自身の目で見て、ご体験ください。

<株式会社中棚温泉について>

中棚荘は1898年創業の小諸市の歴史ある温泉旅館。「旅に関わるすべての人を HAPPY に」というパーパスのもと、島崎藤村ゆかりの宿として知られています。アルカリ性単純温泉の美肌の湯が特徴。敷地内には登録有形文化財の「はりこし亭」を併設。近年はジオヒルズワイナリーを分社化し、2025年6月20日(金)に醸造所隣接のレストラン「song」をオープン予定。


<会社概要>

社名    :株式会社中棚温泉

所在地 :長野県小諸市乙1210番地

代表者 :代表取締役 富岡直希

設立日 :1898年9月1日

事業内容:中棚温泉の運営

HP: https://nakadanasou.com

note:https://note.com/nakadanasou_1898

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会社概要

株式会社 中棚温泉

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URL
https://nakadanasou.com/
業種
サービス業
本社所在地
長野県小諸市乙1210番地 中棚荘
電話番号
0267-22-1511
代表者名
富岡直希
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
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