【福岡文化×サステナビリティ】福岡文化にまつわる“人の手を離れてしまった品”からアートをつくる企画を５名のアーティストとのコラボにより実施しました。

今は手放されてしまった福岡の工芸品や、伝統工芸から発生する端材などを素材として制作されたアート灯明30点を博多駅前イベント「はかたイーストリート」にて福岡市民へお披露目しました。

『持続可能性の正論を、憧れに。』をスローガンに掲げる、廃棄物と呼ばれる素材からアートを生み出す事業「ACTA+[アクタプラス]」（株式会社ACTA PLUS）は、2024年10月31日〜11月1日の2日間に渡り、福岡の工芸や文化から廃棄される素材を使用したアート灯明(*1)を制作し、博多区で実施されたイベント「はかたイーストリート（主催：博多まちづくり推進協議）」にてコラボ展示を実施し、福岡文化×サステナブルを起点とした文化醸成をきっかけを提供しました。(*2)

*1：中に蝋燭を入れて灯りを灯す「灯明(とうみょう)」にアート要素を加えたもの

*2：展示場所について：当初2024年10月19日（土）に実施予定だった「博多灯明ウォッチング」での展示を想定した取り組みでしたが、当日の悪天候により中止となったため、「はかたイーストリート」へ展示場所を変更いたしました。

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はかたイーストリートでの展示の様子

福岡×サステナブル文化醸成のきっかけとして

ACTA+が目指す「サステナビリティが憧れとなり選ばれる世界」の風土醸成において、地方に根付く文化と素材のサステナビリティは切り離せない関係と考えています。

アートを起点とすることで「忘れ去らせていた」「手放された」などにより廃棄されたアイテムにアートとしての価値が付与され、作品を通して福岡市民が地元文化の新たなストーリーや魅力を伝えることで文化に愛着を感じることのできるポイントを発生させることを目的に実施しました。今回は福岡文化の中で発生した「手放されたもの」「捨てられたもの」計７種類と、福岡ゆかりのアーティスト５名を独自にセレクトし、コラボレーションしたアート灯明30作品を制作・発表しました。

アートの一例_1（しばた みなみ）

アートの一例_2（ミルク ぱく子）

アートの一例_3（高梨 麻梨香）

使用した素材・５名のコラボアーティストの紹介

今回は独自にリサーチ・調達した７種類の「福岡文化にまつわる素材」を使用したアートを制作しました。調達の過程で、数ヶ月前に継承者がおらず閉鎖してしまった伝統工芸産業の現実や、当たり前のように焼却処分されていた端材の存在に直面しました。
地域のものづくりが代々独自文化を形成してきた様に、現実社会に存在する身近な工芸や素材に着目し、「廃棄物」として発生している素材から私たちが継承していく／新たに創っていく文化について想いを馳せるきっかけとなれましたら幸いです。

今回コラボレーションが実現した５名のアーティストは全て福岡出身や在住者、または福岡県内で滞在制作の実績がある方で構成されています。特定の素材にテーマを持つ／環境問題をテーマとする／文化や歴史をリサーチする／グラフィックをテーマとするなど、様々な活動をしているアーティストが「廃棄素材」という共通テーマを持ち制作することで、制作者ごとのユニークな解釈により新たな文化のものがたりを発生させる機会となりました。

今後について

今回制作された作品はACTA+が管理し、福岡をはじめとした様々な地域でのお披露目の機会を持つ予定です。本プロジェクトや作品展示に関心のある方はお気軽にご相談いただけますと幸いです。

ACTA+について

ACTA+[アクタプラス]
「正論を、憧れに。」のキャッチフレーズを掲げ、環境に良いことや持続可能性を取り入れることが〈憧れ〉となる社会醸成を目指す事業。主に〈アート制作販売事業〉と〈企業向け企画事業〉を行い、現在公募展などをきっかけにした約500名のアーティストとのネットワークを保有しています。
https://acta-plus.com

これまでの取組

( アート公募展について )

◾️COIL Upcycle Art Contest 2021
◾️COIL Upcycle Art Contest 2022

◾️COIL Upcycle Art Contest 2023
◾️ACTA+ ART AWARD 2024

（ACTA+の事業実績一例）

◾️宿泊施設へのアート作品納品

◾️美術館でのアート作品展開催
◾️大学施設へのアートを用いたディスプレイ演出
◾️福岡天神でのアート企画展

本件や取材に関するお問い合わせ

ACTA+（担当：橋本）

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