手術AI支援システムを開発するDireava、シリーズA資金調達を完了
~外科医に新たな視野を: 手術の安全性を日本から世界へ~
2025年5月21日
Direava株式会社(「ディリーバ」本社:東京都千代田区、代表取締役:竹内優志、以下「Direava」)は、シリーズAラウンドにおいて、ニッセイ・キャピタルおよびSBIインベストメントを引受先とする第三者割当増資を行い、資金調達を完了したことをお知らせいたします。
DireavaはAIを活用した手術ナビゲーションシステムの開発を行っており、外科医が術中に重要な解剖構造をリアルタイムで認識できる支援技術を構築しています。
■ 調達資金の主な用途
今回調達した資金は以下の用途に活用されます:
• AI支援システム各モジュールの高度化
• 医療機関とのパートナーシップ拡大、および国内外の人材採用
• 米国・欧州を中心とした臨床研究・PMDA/FDA承認に向けた体制強化
■ Direavaについて
Direavaは現役外科医が創業したスタートアップ企業であり、「外科医視点」にこだわったAI技術により、術中合併症の低減を目指しています。現在は、慶應義塾大学をはじめとする国内外40以上の施設と提携し、製品開発を進めています。

■ 代表取締役 竹内優志のコメント
「今回の資金調達により、Direavaの技術とビジョンに共感いただいた投資家の皆様とともに、次の成長フェーズに進む準備が整いました。外科医としての現場経験から生まれたDireavaのAI支援システムは、術中の判断支援という極めて実践的な領域において、リアルな課題解決を目指しています。
今後は、日本国内のみならず米国・欧州をはじめとするグローバルな市場での展開、医療機関との連携強化、そしてPMDA・FDA承認に向けた体制構築に注力してまいります。
“AIを用いて手術の未来を変える“という私たちのミッションを実現するために、引き続き臨床現場と密接に向き合いながら、医療に本当に必要とされる技術を届けていきます。」

■ 投資家からのコメント
ニッセイ・キャピタル株式会社 投資部長 松尾健介氏
「この度Direava株式会社に追加出資を実行致しました。Direava創業者の竹内医師と出会ったのは約2年前、外科医として「手術の未来を変えていきたい」と真剣な表情で語る姿に共感しつつも、多忙な医師として仕事と起業家という二足の草鞋でやっていけるものなのか、当初懐疑的に思う部分はありました。しかし、伴走支援をさせて頂く中で、周囲を巻き込みながら計画通りにプロダクト開発と事業開発を進める実行力の高さには驚かされてばかりです。中高時代にテニスの選手として活躍され、過去にはテレビ番組で‘消えた天才‘として取り上げられたこともある竹内医師は、そのフィールドを変えてもなお才能を発揮していると感じています。将来完全自動手術が実現しているとすれば、そこではDireavaが開発したソフトウェアが採用されているものと確信しております。」

SBIインベストメント株式会社 中山美智子氏
「外科医の働き方の社会課題に関心を持ち、医師の暗黙知や外科医の熟練技術をテクノロジーを使って顕在化する必要性について考えていたところ、外科医である竹内先生と提携パートナーシップ含むチームDireavaの力であれば実現できると期待して、今回ご一緒させていただくことになりました。
竹内社長の外科手術の現状をAIを用いて打破しようとする熱意と突破力を投資家としてサポートさせていただき、患者はもちろん外科医にとっても安心して手術ができる世界の実現を信じています。」
【共に挑戦してくれるメンバーを募集中】
現在、Direavaでは積極的に人材採用を行っています。
私たちのミッションは、「AIを用いて手術の未来を変える。」
この想いに共感し、ともに医療の未来を切り拓いていく仲間を求めています。現場の課題に正面から向き合い、医師・患者の両方にとって“本当に価値ある技術“を届けるために、技術・臨床・ビジネスの垣根を越えて連携するチームです。
困難な課題にも粘り強く挑み、最後まで責任をもってやり抜ける方。
医療現場を変えるテクノロジーに、当事者として取り組みたい方。
そんなあなたを、心からお待ちしています。
募集職種: 営業、エンジニア
問合せ先: info@direava.com
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