豪雪の会津を支えるガソリンスタンド企業はもはやIT企業!アプリのサブスク会員数2万人突破!

SSなどのエネルギー事業やフィットネス事業等を展開する会津ゼネラルホールディングス(本社:福島県会津若松市)は多くのユーザーの皆さんからの支持を得て、有料ユーザー2万人を突破したことをお知らせします。

福島県会津若松の豪雪を支えるエネルギー企業が提供するサブスクリプションサービスがなぜ地元に受け入れられているのか

2020年リリースしたアプリ。当初は、紙で提供していた会員カードの電子化のみにフォーカスし、お得なクーポンなどを提供することで着実にアプリユーザーを拡充させてきた。そんな彼らがなぜサブスクリプションサービスに挑戦し、ユーザー獲得に成功したのか、紐解いていきます。

会津ゼネラルホールディングスとは?

会津ゼネラルホールディングスは1955年創業し、今年70年を迎える企業です。海産物商としてスタートした同社は、石油、車検とエネルギー関連事業を拡大させるとともに、フィットネス/飲食など複数の柱を作ったことで大きく成長し、『地域の生活』を支えてきた企業。2025年1~2月の豪雪時にも、石油/灯油などを提供し続けることで地域インフラを支えています。

自動車を保有する消費者が減少したことで、石油を中心とするエネルギー関連企業への影響も少なくはない。油外商品の売上が重要になってくるなど、油以外の事業樹立が求められる現代、会津ゼネラルにもその対応は求められていました。

そんな中、同社において頭脳と言える組織『事業創造企画室』グループが動き出す。そのチームでアプリの主担当に任じられたのは谷津次長だ。

新車販売台数推移
(株)会津ゼネラルホールディングス 谷津信明次長
アクティビティ推移

順調なユーザー推移

谷津次長主導で、2022年4月にリリースしたアプリだが、同社の商圏ユーザー約14万人のうち、約2年半で約半数である6.5万人程度を獲得。MAUも、順調に伸長を続けている。

中でも特筆すべきは、サブスクリプションサービス会員数が2万人いることである。

斜陽産業で、なぜ"今"アプリなのか

(株)会津ゼネラルホールディングスはエネルギー事業が斜陽産業とされる中で、フィットネス/飲食などライフスタイル事業でも、福島・山形・茨城といった東北特化させていることに強みを持っていると谷津次長は考え、自社の強みをもっとシャープに、ダイナミックにしていきたいと考える。

そこで同社グループシナジーを最大化し、エリアで暮らすユーザーに最大価値を届けるための同社オリジナルのサブスクサービスを構想する。

「初めてのアプリ、初めてのサブスクを一緒に作り上げていくための相談先の1つとして株式会社iTAN(本社:東京都台東区)さんにご連絡しました。」

株式会社iTANは、自社アプリ開発サービス『iSIN』とDXソリューション事業を提供されていますが、

他のご相談先であった大手企業さんと比較するとまだまだ小さい会社さんでした。ただ、今回のサブスク実現をするにはカスタマイズ性とコスト面も担保できるサービスが必要であり、何より想像もつかないアイデアを分かりやすく、しかも想像通りに実現してくれるのはiTANさんしかなく、不安はありながらもiTANさんの『iSIN』を用いて自社アプリを提供しようと決めました。

会津ゼネラルアプリイメージ

サブスクの成功要因は?

1つ目は、現場の協力で積極的に声がけを行えたことです。私たちの店舗はセルフスタンドがほとんどであり、スタッフ数はそう多くありません。そんな中で、スタッフ自身が声がけを行いたいと思えるアプリであり、声をかけやすい状態にするかに注力しました。

実際、店舗主導でチラシなどの掲示物や声がけをしていた頃から、事業創造企画室で統一感の動きに変えた後では、月あたりのサブスクユーザー増加数は2~3倍程度の改善が生まれました。つまり、アプリはもちろんDX戦略ではありますが、オフラインでの動きが重要であると実感しました。

2つ目は、効果的なメリットと決済手法の簡易さです。アプリユーザーがサブスク会員になるにはメリットが必要です。「ユーザーが一目見て、どう考えても使ったほうが良い」かつ「自社にとって過剰な販促費用ではない」メリットを考えることに終始し、チームで議論を重ねました。また、iTAN社さんからのアドバイスもあり、アプリ上でいかに決済方法を心理的ハードルを下げるかについても工夫を重ねました。ストアの制約も考慮し、カード支払いによって初回決済と継続決済のハードルを下げる形に出来たことも大きいと考えています。

私たちの唯一の不安であったiTAN社さんがベンチャー企業であることは、杞憂でした。

むしろ、今では柔軟性が高くスピード感があり、ソリューションに対しても一緒に頭を悩ませてくれる存在は、他プロジェクトで依頼するIT企業を見ても、類を見ないと思っています。

私たちが今後とも自社アプリを拡張/拡大していくパートナーとして、一緒に成長していける事を楽しみにしています。

iSINサービスサイト

株式会社iTAN
"知恵を社会価値に変換し、地域をエンパワーする" をミッションに、アプリ開発サービス『iSIN』及びDX事業を提供/運営。中でも特徴として、多くのクライアントが首都圏外企業であることから、DXソリューションも合わせて提供することで、企業にとって今まで予見し得なかった未来の当たり前を作り出し、地域をエンパワーする。

株式会社iTAN : https://itans.jp/

アプリ開発サービス『iSIN

今後の狙いは?

1つは、データ活用とそれを支える人材です。

当社はまだまだデータ活用という観点では、まだアプリ実現できている事は多くありません。商圏ユーザー化率目標を超えてからは、どういったデータを蓄積し、オンラインオフライン共により効果的なアプローチを実現する基盤データ構築を考えています。

また、今後アプリの成長を進めていくにあたって、若く柔軟性の高い企画系人材/現場スタッフには、入社して欲しいと思います。現場と企画、両方があって今後もアプリの成長が実現出来ると考えています。

会津ゼネラルホールディングス採用ページ:https://www.aizugeneral.co.jp/recruitment

新プラン『プレミア洗車』

2つ目は、利便性向上です。今は主にクーポンやお知らせ、バーコードを使ってユーザーと対話しています。もっとユーザーに多様なポイントでメリットを提供していきたいと考えています。例えば、サブスク商品についても、昨年、洗車サブスクを追加リリースしました。月額100円で洗車がいつでも安くなるというプランですが、リリース直後からユーザーから好評だったので、今後も商品追加を検討しています。また機能面やサービスにおいても、よりユーザーから喜ばれることを展開していきたいと考えています。

震災、豪雪などの困難をものともせずDX推進にチャレンジする会津ゼネラルは『会津若松』から変化を続ける。サブスク会員数2万人。IT企業が提供するサービスでも一目置かれ始めるであろう結果を残す同社は、地域企業として新しい価値を生み出し続けていく。

株式会社会津ゼネラルホールディングス

福島県会津若松市を拠点とし、「株式会社会津ゼネラルホールディングス」「ゼネラルエナジー株式会社」「ゼネラルオート株式会社」「ゼネラルフィットネス株式会社」を運営しております。

設立:1955年10月10日

代表者:目黒 洋

従業員数:376人 (2020年現在、グループ全体)

株式会社会津ゼネラルホールディングス : https://www.aizugeneral.co.jp

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会社概要

URL
https://www.aizugeneral.co.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
福島県会津若松市インター西98
電話番号
0242-24-2400
代表者名
目黒洋
上場
未上場
資本金
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設立
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