【NEWS RELEASE】01銀行株式会社の開業、および事業方針について~「データでビジネスを応援する」事業者向けデジタルバンク~

01銀行株式会社

 01銀行株式会社(以下、01Bank)は、2025年2月28日に銀行免許を取得し、2025年7月28日に開業(お客さまへのサービス提供を開始する)しました。この度、事業方針を公表いたしましたので、お知らせいたします。

1.設立の背景・目的

 経営環境が厳しさを増す中、中小事業者は、①人手不足・人材確保、②生産性向上、➂受注・販売の拡大という3つの大きな課題に直面しています。

 こうした中、中小事業者はSaaSを巧みに活用し、直面する課題解決に努力しています。すなわち、SaaS活用で、仕事を省力化し、人手不足を補い、生産性向上によりコストを圧縮して、新規先確保、既存先との関係性強化を図り、受注、販売の拡大に繋げています。

 このように、近年、多くの中小事業者が活用するSaaSの利用データは、ビジネスを行う中で生み出された『結果』であり、その実態を可視化できる貴重なものです。したがって、その信頼性は高く、限りなく「エビデンス」に近いものと考えています。

 一方で、中小事業者は、必要な時に銀行から借入をしたくても、決算書などの資料準備が煩わしい、忙しくて銀行に出かける時間がない、審査に時間がかかり過ぎるなど、さまざまな不安、不満を持つと共に、面倒なくスムーズに借入をしたい、過去の実績ではなく今の活動実態で評価してほしい、という切実なニーズを持っています。

 01Bankは、SaaSを通じて中小事業者のビジネスを支援する事業者(以下、プラットフォーマー『PFer』)と連携することで、こうした質の高い「データ」から中小事業者のビジネス上の活動実態を的確に把握し、融資審査を行う際に有効に活用してまいります。

 「世の中のビジネスがデータをベースとして回り始めている中、金融だけがその波に乗らないのはおかしいのではないか」、その疑問に応えるべく、01BankはPFerと連携し、PFerが保有するデータを活用することにより、中小事業者の借入に関わるニーズを確実に実現し、その成長を着実に支援してまいります。 

2.事業コンセプト

 01Bankのビジネスモデルは、次の3つの繋がりを基盤として成り立っています。①SaaSを提供するPFerと中小事業者との繋がり、②金融サービスを提供する01Bankと中小事業者との繋がり、➂データ活用に関わるPFerと01Bankの繋がり、の3つです。中小事業者、PFer、01Bankの3者は「データをベースに時代を先取りするエコシステム」を共創します。そのエコシステムの中で、中小事業者は普段ビジネスで利用するPFerのサービスサイト上にあるバナーから01Bankへアクセスでき、日々のビジネスの延長に01Bankが存在する、そのような銀行を目指します。

 また01Bankは、過去の実績を映す決算書ではなく、中小事業者の今のビジネス上の活動実態を、PFerが保有するデータで確認し、これを融資審査に有効に活かします。さらには、PFerデータを分析して、中小事業者の事業性評価を行います。その長所、課題を可視化し、レーダーチャートで表示して、さまざまなアドバイスを行うことにより、中小事業者が自らの事業の客観的評価を知る一助とします。

3.開業時に提供するサービス

 01Bankは開業時、法人のお客さまを対象に、口座入出金データを活用した審査モデルの結果と、PFerが保有するデータの分析結果を総合的に判断し、融資します。
 お客さまは、データを活用することで、決算書不要、オンライン完結、最短当日借入れいただくことが可能となり、急な資金ニーズにもご利用いただくことができるようになります。

4.今後の展望

①「個人事業主」へのサービス提供

 法人化前のスタートアップの方、個人商店を営んでいる方など、個人で事業を営む方々(以下、個人事業主)は、150万~400万人※ほどいると言われており、働き方の多様化にともない、近年その数が増加しています。しかしながら、金融機関は、こうした方々の事業実態を確認することが難しいことから、資金ニーズに充分にお応えすることができませんでした。01BankはPFerと連携することで、お客さまの事業実態を把握することが出来ることから、こうした個人事業主の資金ニーズに積極的に応えてまいりたいと考えております。

 PFerの利用者には個人事業主が非常に多く、そうした方々の借入ニーズは非常に高いと思われます。例えば、株式会社クラウドワークスが運営する「クラウドワークス」(オンラインで仕事を受発注できるサービス)で仕事を受注される個人事業主の方々、株式会社ダンドリワークが運営する「ダンドリワーク」(建築現場の施工管理アプリ)を利用されている、いわゆる一人親方の方々など、幅広いお客さまに01Bankのサービスをお届けしていきたいと考えています。

※2025年度版中小企業白書

②独自審査モデルの構築

 金融機関では、決算書などの財務データ無くして、融資審査を行うことは、これまでほとんどありませんでした。01Bankは、既存金融機関の審査に活用されてきた会計データに加えて、口座入出金データや質の高いPFerデータを蓄積し、AIによる分析を行い、精度の高い01Bankの独自審査モデルを構築し、中小事業者の信用力、成長性等をより多面的に評価すること※を目指します。

※銀行設立準備を進める中で特許取得済7337298(複数のPFerより各PFerのサービスの利用に関するサービスデータを取得  し、融資条件を算出する)

5.今後の計画

 開業時に連携するPFerは20社、その総利用先数は約250万先です。また、データ連携ができるPFerは、そのうち株式会社マクアケと株式会社ZAICOの2社です。

 01Bankは、複数のシーンでお客さまと接点を持って、資金ニーズが発生した時にシームレスに01Bankへアクセスできるよう、中小事業者のビジネスをサポートされているPFerとの連携を今後さらに拡大するとともに、より深度のあるサービスを提供できるデータ連携PFerの数を着実に増やしていきます。

 今後3年間で連携するPFerは30社程度、総利用先数を約360万先にまで増やし、01Bankのサービスを提供する中小事業者を拡大することで、貸出残高を約1,600億円まで積み上げ、3年目の黒字化を目指します。

■会社概要

名称

01銀行株式会社(ゼロワンギンコウ)

所在地

大阪府吹田市豊津町9番1号(EDGE江坂19階)

代表者の役職・氏名

代表取締役社長  伊東 眞幸
代表取締役副社長 大塚 篤史

事業内容

中小事業者を対象にしたデジタルバンク事業

資本金及び資本剰余金の合計額

40億円(うち資本金20億円)

大株主及び持株比率

株式会社池田泉州ホールディングス 100%

URL

https://01bank.co.jp/index.html

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会社概要

01銀行株式会社

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業種
金融・保険業
本社所在地
大阪府吹田市豊津町9番1号
電話番号
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代表者名
伊東眞幸
上場
未上場
資本金
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設立
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