花屋ローランズ(東京都渋谷区)、障害者・就労困難者の雇用数100名を突破
障害者の「憧れの仕事で働く」という選択肢を広げたい


“みんなみんなみんな咲け”のスローガンを掲げ 障害や難病と向き合うスタッフを多数(従業員140名のうち約7割)雇用する花屋、一般社団法人ローランズプラス・株式会社ローランズ(本社:東京都渋谷区、代表理事:福寿満希・ふくじゅみづき)、以下「ローランズ」は、2025年12月、全従業員140名のうち「障害や難病と向き合うスタッフ・就労困難者の雇用数」が100名を越えたことをご報告いたします。
ローランズは障害者手帳を持つ方に限らず、難病と向き合う方・シングルマザー・軽度疾患・LGBTQ等、就労に困難を感じる方も積極的に採用しています。
※障害の表記について:「障害は個人ではなく、社会側にある」という考えに基づき、柔らかく変換せず、”障害”と表記しています。
日本の社会課題 「障害者の解雇数が過去最多」
障害者福祉事業所の閉鎖が相次ぎ、2024年度に解雇された障害者の数は過去最多の9,312人を記録しました。解雇理由は6割が事業所の廃止。企業に対して「従業員の一定割合(法定雇用率)以上の障害者を雇うこと」が義務付けられており、2026年は法定雇用率が2.7%に上がることが決定している一方で、働きたい障害者の受け皿が減っています。
※1 日経新聞 2025年6月10日「障害者福祉事業所の閉鎖、24年212件で最多 狭まる選択肢」より
※2日経新聞 2025年8月21日「障害者の解雇3.8倍に急増、再就職も進まず 報酬体系見直しが裏目に」より
ローランズは障害者・就労困難者の雇用数が100人を突破しました
障害者(福祉雇用・一般雇用)98名
難病/シングルマザー/軽度疾患等 5名 ※
※2025年12月現在の株式会社ローランズと一般社団法人ローランズプラスの従業員数合算。障害者手帳非所持の方も含む。
ローランズは2013年の創業以来、障害者の憧れの仕事の一つである「花屋」で障害者雇用に挑戦し続けてきました。 花屋、グリーン、カフェなどの事業を展開。2025年10月、ひとつの目標だった「障害者・就労困難者100名」を超えました。
今後、日本で一番障害者雇用をしている企業を目指します。




障害者=「障害者手帳を持つ人」だけではありません
障害者の中には障害者手帳を持っていないという方も多数います。厚生労働省によると「障害者手帳を持っておらず障害福祉サービス等を受けていないが、日常生活のしづらさがある人」は全国で114.1万人も存在します。(※)また、就労に困難を感じている人は、日本財団によると約1500万人いるとされています。
日常生活や就労に困難を感じるにも関わらず、受けられる障害福祉サービスの幅が狭まり「セーフティネットから漏れてしまう人が多数いること」も社会課題であると捉え、ローランズは、障害のみならず就労困難と向き合う方も積極的に雇用してまいりました。
※ 厚生労働省「令和4年生活のしづらさなどに関する調査」による
ローランズ代表コメント 福寿満希(ふくじゅ・みづき)

この度、創業期の目標であった障害者等雇用100名を突破することができ、ひとえにここまで共に歩んでくれた従業員ひとりひとりと、外部サポーターの皆様、ローランズの商品を手にとっていただいた皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
気付けばここに至るまで10年かかってしまいましたが、これからも雇用を守り、そしてさらに増やしていけるよう、スタッフ一同邁進したいと思っております。
2026年7月には、法定雇用率が上がります。日本は実雇用率の低さが課題視されていますが、ローランズは雇用の数だけを追い求めるのではなく「誇りをもって自分らしく働ける、質の高い雇用」の実現を目指しています。ローランズが掲げているだれもが花咲く社会の実現に向け、『みんなみんなみんな咲け』という願いを込めたスローガンを掲げ、たくさんの方と協力して参りたいと思います。
現在ローランズには「独立して自分のお店を持ちたい」「ローランズで正社員になりたい」など、障害と向き合いながら、成長したいという思いを持つスタッフが多数活躍しています。
働くこと、何かに夢中になることは、自己実現の手段です。今後もローランズはスタッフひとりひとりが誇りをもって働ける機会と環境を創り続け、社会全体においても障害者雇用の可能性を広げてまいります。
創業の経緯「障害と向き合う子どもたちの働く夢を叶えたい」


ローランズ創業の原点は、教育実習で訪れた特別支援学校で耳にした「障害と向き合う子どもたちのほとんどは働くことができません」という言葉でした。一方で子どもたちは、お花屋さん、ケーキ屋さん、動物園、パイロット...と、なりたい仕事について目を輝かせて話してくれました。「障害と向き合う子どもたちの働く夢を叶えたい」と思い、子どもたちの憧れの一つであった花を選び、福寿は23歳のとき一人でローランズを創業しました。
しかし、障害者雇用をしたいと社内で打ち明けた際は、当時のスタッフが全員離職、物件オーナーから承諾が得られず出店計画が白紙になるなど、多くの壁に直面しました。それでも諦めず「障害者が働く場所は狭くて、暗くて、遠い」というイメージを一掃したい、「憧れの仕事に就く」「憧れの街で働く」が障害者の選択として広がってほしいという思い事業を展開。ローランズは現在、原宿・晴海・天王洲・自由が丘・横須賀の5拠点に広がっています。


株式会社ローランズ 概要
代表者:福寿 満希
所在地:〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷3丁目54−15 ベルズ原宿ビル1F
電話番号:03-6434-0607
資本金:1,000万円
創業年月:2013年2月1日
グループ会社:一般社団法人ローランズプラス
グループ従業員数:140名(うち障がい枠スタッフ:100名)
運営施設など:ローランズ原宿本店、ローランズHARUMIFLAG店、Bloom Factory -Flesh Flower-原宿、Bloom Factory -Dry Flower-原宿、Bloom Factory -Greenr-天王洲、、ローランズハウス自由が丘
ホームページ:https://lorans.jp/
オンラインショップ:https://lorans.shop-pro.jp/
instagram:https://www.instagram.com/lorans.flower/
「人を咲かせる、人であれ」ローランズにご関心のある方は気軽にお問い合わせください
・ローランズの「人を咲かせる仕事」にご関心がある方は、こちらより詳細をご覧ください(管理スタッフ採用・就労継続支援A型事業所採用)
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ローランズへの業務発注が増えることで、障害者雇用をさらに増やすことができます。
こちらよりお気軽にご相談ください →https://lorans.jp/contact
これからローランズの仲間になるあなたへ
ローランズは、「みんなみんなみんな咲け」という願いを込めたスローガンを掲げ、だれもが咲けることを世の中を発信し、そのための仕組みを作り出しています。
障害者雇用を諦める企業がなくなるよう、自社雇用するという選択の一歩手前の選択肢として、企業が地域の障害福祉事業者と雇用創出を行う「ウィズダイバーシティ 障害者共同雇用」を立ち上げ、参加企業の拡大、一般就労者の輩出など、一歩一歩ビジョンの実現に向けて進んでいます。
日本社会全体の「障害者雇用」に、風穴を開け、変化を起こす。ぜひ、一緒に挑戦しましょう。
ご関心のある方、ぜひ窓口(https://lorans.jp/contact)までご連絡をお願いいたします。
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