― 福祉でも教育でもない“第3の道”を、滋賀から ― 株式会社TANEBI創業および「TANEBI STORY」立ち上げのお知らせ
~生きづらさを抱える若者を「支援される側」で終わらせない社会実装モデルを始動~
不登校や障がいなど、生きづらさを抱える若者が「支援される側」で終わらず、自ら価値を生み出し、社会に参画する。滋賀県を拠点に、就労・社会参画を起点とした共創プロデュース事業を行う株式会社TANEBI(代表:杉之原千里)は、創業にあわせて、ブランドコンセプト「TANEBI STORY」(タネビ・ストーリー)を立ち上げました。
<創業の背景>
近年、不登校の子どもは増加の一途をたどり、発達障がいや自閉スペクトラム症など“見えにくい生きづらさ”を抱える若者とその家族は、教育や福祉の枠組みだけでは対応しきれない課題に直面しています。一方、AIの進化により、正解を覚える力や指示に従う力だけでは、人間の価値を測れない時代が到来しています。今、社会に求められているのは、弱さを矯正するのではなく、そのまま役割へと転換する新しい社会参加の設計です。
<原点となる社会実装モデル>
TANEBIの構想の原点は、滋賀県で社会実装された「みいちゃんのお菓子工房」にあります。

「できるようになってから社会に出る」のではなく社会に出ることで、できることが増えていく。
その前提を現場でひっくり返した社会実装モデル
-みいちゃんのお菓子工房-
2020年1月OPEN
店長兼パティシエ 杉之原みずき
不登校・場面緘黙・自閉スペクトラム症という特性を持つ少女が、小学生で“店長”として現場に立ったこの取り組みは「できるようになってから社会に出る」という従来の前提を覆しました。
TANEBIは、この実践を単発の成功事例で終わらせず、再現可能なモデルとして社会に広げるために設立されました。
<TANEBI STORYとは>
TANEBI STORYは、弱さや未完成さを否定せず、一人ひとりの物語(ストーリー)を起点に社会参画の形をプロデュースするブランドです。
主な特徴は以下の通りです。
不登校・障がいのある若者を、一方的に支援される存在としてではなく、価値を生み出す主体として位置づける
「お店屋さんごっこ」など、小さな商いから始めるスモールスタート設計
教育や福祉を否定せず、併用できる現実的な導線
雇用だけに依らない、個人事業・起業という第三の道の提示
若者本人だけでなく、親子で社会との関わり方を再設計する視点
<スモールスタートを可能にする仕組み>
TANEBI STORYでは、弱者の起業における大きな障壁となる「資金・資格・スキル」を極限まで取り除いた仕組みを整え、最低限の条件でスモールスタートができる環境を構築しています。
これは「みいちゃんのお菓子工房」の社会実装から得た知見をもとに設計されたものです。
<社会的意義>
本取り組みは、不登校・障がい児支援、親子のアンラーニング、AI時代における人間らしい働き方を同時に扱う点で、教育・福祉・人材育成の分野を横断する新しい社会実装モデルといえます。
現在は、代表自身の実践をもとにした講演活動に加え、事業説明会や交流会の巡回開催を通じて、本構想の背景や社会的意義を各地で共有している段階です。
なお、これらの取り組みは、将来的なプログラム実装に向けた準備フェーズとして位置づけています。
<今後の展開>
・親子参加型コミュニティの形成
・若者社長/親子起業家の育成
・2026年春、第一期プログラム開始予定
・ジュニア起業家100名の創出を目標
・本取り組みに共感いただける企業・自治体との共創パートナーを、社会実装に向けて順次募集

<代表コメント>
「弱さは、矯正するものではなく、価値に変えられるものです。TANEBI STORYは、支援でも教育でもない“第3の道”を現実的な選択肢として社会に実装していきます。」
株式会社TANEBI
代表取締役 杉之原千里
経歴:https://mi-okashi.com/business/
<会社・ブランド概要>
会社名:株式会社TANEBI
ブランド名:TANEBI STORY
代表者:杉之原千里
事業内容:就労・社会参画を起点とした共創プロデュース事業
所在地:滋賀県近江八幡市上田町1257-18
URL:https://www.tanebi-world.jp/
連絡先:info@tanebi-world.jp

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