教育現場の“選べない・使えない”課題を解決——日本初、電子黒板の比較体験倉庫「Kokuban BASE」、京都にオープン
6ブランドの電子黒板を徹底比較。目指す教育を実現する最適な1台が見つかる。

京都市で学習塾を運営する株式会社 idea spot(本社:京都市、代表取締役:竹山 隼矢)は、複数メーカーの電子黒板が比較体験できる、教育事業者のための日本初の電子黒板の比較体験倉庫「Kokuban BASE(コクバン・ベース)」を開設。2025年11月1日にオープンします。
本施設では、教育現場で導入実績の多い6ブランド(MAX HUB、Promethean、BIG PAD(SHARP)、BenQ Board、StarBoard、ミライタッチ)を比較体験いただけます。基本的な動作や機能の確認はもちろん、実際の授業さながらに電子黒板を操作し、板書・教材提示・動画再生などをワンストップで比較体験できます。電子黒板を使った授業づくりに取り組む現役の学習塾講師が、利用者のみなさまが電子黒板に期待することや実現したい授業スタイル、導入予算などを伺いながら、目指す教育を実現する最適な1台を見つける体験を支援します。
※「日本初」:同条件で複数製品の比較体験を目的とした常設施設として、
2025年9〜10月の公開情報・メーカー調査により自社調査で確認。
▶公式サイト:https://kokuban-base.com/
■ 電子黒板活用の大きな壁
GIGAスクール構想および新型コロナウイルス感染症の影響を受け、全国の教育機関ではICT機器の導入が急速に進みました。児童生徒1人1台の端末配備や、プロジェクターなどの大型提示装置の整備は急速に進み、物理的なインフラ環境はほぼ整いつつあります。
しかし、「ICTが実際の授業現場で有効に活用されているか」という点では、依然として大きな課題が残されています。 経済協力開発機構(OECD)が実施した最新の学習到達度調査(PISA2022)では、日本の生徒は学力面で世界トップレベルにある一方、授業におけるデジタル機器の活用頻度はOECD加盟国中で最低水準にとどまりました。これは、日本のICT活用の遅れは、世界的に高いレベルの教育を提供する学校現場に努力不足があるのではなく、制度設計・運用環境・機器選定プロセスなどの構造的な要因によって“ICTが使われにくい仕組み”に陥っていることを示唆しています。 実際、文部科学省・デジタル庁などによる「GIGAスクール構想推進に関する調査」(2021年)では、教職員の約5割が「担当教科での効果的な活用方法が分からない」と回答し、教材準備や運用負担が課題として指摘されました。旺文社「2025年度 全国の高等学校におけるICT活用実態調査」では、ICT活用を阻む最大の課題として「教員の活用スキル向上」(73.2%)が挙げられており、導入された機器がスムーズに使えない構造的課題が日常的な活用を妨げていると推測されます。
とりわけ電子黒板においては、製品情報から実際の使いやすさを判断することが難しいという“大きな壁”が存在します。さまざまな機能が備わっていることと教育現場でスムーズに活用できることにはギャップがあり、教育現場からは「便利そうなのは分かるが、日々の授業で取り入れるイメージが湧かない」「時間がない中で新しい操作を試す余裕がなく、結局従来のやり方に戻ってしまう」「授業でトラブルが起きるのが怖くて、使うこと自体を避けてしまっている」といった声が上がりがちです。結果として、「機器は導入したものの、現場で活用されていない」という事態が起こり、日本の教育現場におけるICT活用が進まない一因となっています。
【出典】
・文部科学省・デジタル庁等 「GIGAスクール構想推進に関する調査(2021年9月3日発表)」
https://cio.go.jp/sites/default/files/uploads/documents/digital/20210903_giga_summary.pdf
・旺文社「2025年度 全国の高等学校におけるICT活用実態調査」(2025年2月14日公表/調査対象:全国の高校661校)
https://www.obunsha.co.jp/news/detail/943
■ 教育現場の“選べない・使えない”課題を解決
当社は、京都市で学習塾「イデアスポット京都校」を運営する教育事業者です。2020年のコロナ禍を機に複数の電子黒板を導入し、授業の品質向上と講師の労働生産性改善を実現してきた経験から、教育事業者を対象とした電子黒板の販売事業を展開してきました。
学習塾や学校への販売活動を通じて見えてきたのは、電子黒板導入に伴う“選べない・使えない”という課題です。
① 電子黒板が“選べない”
・製品情報や価格が見えにくく、合理的な比較検討ができない
・ショールームは大都市に集中し、地方の教育事業者ほど検討機会が限られる
② 電子黒板が“使えない”
・機能が豊富な反面、操作が複雑で導入後に活用が進まない
・現場ニーズと導入機種がずれるケースも少なくない
どんなに理想の授業を思い描いても、現場に合わない機器ではそれを実現できない——。実際、私たち自身がそのもどかしさに直面してきました。だからこそ、現場の目で見て、触って、納得して選べる機会を提供すべく、教育現場で導入実績が多く、安心して採用いただける6ブランドが比較体験できる「Kokuban BASE」を開設しました。
電子黒板は、“資料で選ぶ”から“体験で選ぶ”へ。
導入前の“体験”こそが、導入後の“活用”を決める。
電子黒板選定のプロセスを変える新しい仕組みが、ここ京都から始まります。
■「Kokuban BASE」の特徴
「Kokuban BASE」では、導入前後のミスマッチを防ぎ、教育現場が安心して電子黒板を選べるよう、以下の5つの特徴を備えています。
1)主要6ブランドを同一条件で徹底比較
照度・視認距離・設置高さなど、授業環境の条件を統一し、6ブランドの電子黒板を横並びで比較できます。スペック表では分からない“見え方・聞こえ方・書き心地”の違いを、実際に体験しながら比較できます。
・体験可能なブランド
MAX HUB、Promethean、BIG PAD(SHARP)、BenQ Board、StarBoard、ミライタッチ
2)各種教材・ツールを操作し、授業での使いやすさを比較体験
デジタル教科書や動画教材、PowerPoint、PDF教材などを実際に投影し、授業を再現しながら操作感を比較できます。実際の授業でどの程度スムーズに使えるかを、その場で確かめられます。
3)実現したい授業スタイルを伺い、現役講師が最適な1台選びをサポート
現場で電子黒板を日常的に活用する学習塾講師が、利用者の導入目的や希望の授業スタイルをヒアリング。授業内容・設置環境・操作性などを踏まえ、教育現場に最も適した1台を中立的な立場から提案します。
4)全ブランド・全製品が5年保証で万一のトラブルにも安心
取り扱い全ブランド・全製品に5年保証を付帯。導入後の不具合やトラブルにも迅速に対応し、教育現場が安心して運用できる体制を整えています。
5)導入後の豊富な活用支援で「宝の持ち腐れ」を防ぐ
導入後も、豊富な事例や独自のユーザーコミュニティなどを通じて、最新の活用情報をお届けします。機器を導入しただけで終わらせず、“使いこなせる状態”の実現に向けて継続的にサポートします。

■ ご利用の流れ
Kokuban BASEは完全予約制・無料でご利用いただけます。
教育機関・学習塾・自治体・教育関連企業など、どなたでも体験可能です。
① Webサイトより予約(無料・完全予約制)
公式サイト(https://kokuban-base.com/)から希望日時をお申し込みください。
② 比較体験(60分程度)
電子黒板の現場利用を熟知した講師が、6ブランドそれぞれの特徴を解説しながら比較体験をガイドします。
③ 費用相談・導入サポート(30分程度)
体験後には、希望製品の見積もりや導入前後のサポートについてもご相談いただけます。
■ 代表コメント

「電子黒板は“導入して終わり”の機器ではありません。授業でどれだけ“使いこなせるか”が真価を決めます。Kokuban BASEでは、特定メーカーに縛られず、先生方が自分の目と手で比較体験し、納得して選ぶことができます。また、導入後も現場に寄り添い、安心して電子黒板を活用できるよう支援します。 目指す教育を実現する最適な1台を、ぜひKokuban BASEで見つけていきましょう。」
株式会社 idea spot 代表取締役 竹山 隼矢
■ 教育メディアの皆様へ
教育関係メディア・報道機関の皆様には、取材・撮影・施設見学の機会をご用意しています。
・6ブランド横並び比較デモの撮影・取材
・現場講師インタビューの実施
・比較体験の様子や施設内写真データ一式の提供
・チラシ・カタログなど製品情報の提供
内覧は平日で個別調整を行い、所要45〜60分です。御社名、媒体名、希望日時、人数、撮影の有無を添えて広報までご連絡ください。
【会社概要】
・会社名:株式会社 idea spot(イデアスポット)
・所在地:京都府京都市上京区青龍町252番地
・代表者:代表取締役 竹山 隼矢
・事業内容:教室事業/電子黒板販売/教育事業コンサルティング
・公式サイト:https://www.idea-spot.co.jp/
【施設概要】
・名称:Kokuban BASE(コクバン・ベース)
・形態:日本初の電子黒板の比較体験倉庫/常設体験倉庫
・所在地:京都市上京区青龍町252番地 Kokuban BASE
・営業時間:10:00~18:00(不定休・完全予約制)
・予約:公式サイト https://kokuban-base.com/
・利用料:無料
【お問い合わせ】
株式会社 idea spot Kokuban BASE 事務局(広報)
担当: 山田 将生(やまだ まさき)
TEL:075-231-7711
E-mail:yamada@idea-spot.net
受付:平日10:00~18:00
すべての画像
