ClickHouse、Japan Cloudと提携し日本法人設立を発表
AI時代に不可欠なリアルタイム分析基盤で、日本ビジネスの成長を加速
リアルタイム分析データ基盤のリーディングカンパニー ClickHouse, Inc.(クリックハウス、本社:米国カリフォルニア州マウンテンビュー、CEO:Aaron Katz)は、ジャパン・クラウド・コンピューティング株式会社(Japan Cloud)との提携により、日本法人「ClickHouse株式会社」の設立を発表しました。
ClickHouseはJapan Cloudと協力し、日本企業がリアルタイムデータを活用して迅速な意思決定を行い、イノベーションを推進し、AI時代における競争力を強化できるよう支援します。
本件を通じ、ClickHouseは日本市場での事業展開を加速させ、AI時代に不可欠なリアルタイム分析基盤を提供することで、日本企業の競争力向上とビジネス成長の加速を目指します。

■ AI時代に求められるデータ戦略
日本は、AIおよびリアルタイムデータ分析の分野において、世界でも最も有望な市場のひとつです。日本政府もまた、AI導入・データ基盤の強化・リアルタイム分析技術の活用を通じた産業競争力の強化を明確に打ち出しています。
2025年6月に閣議決定された「デジタル社会の実現に向けた重点計画」では、AIの社会実装、データインフラ整備、相互運用性の確保、AI向け計算資源の拡充などが、国の重点政策として位置づけられています(※1)。
このような環境のもと、ClickHouseは日本におけるデータドリブン経営とAI活用の高度化を支援していきます。
同時に、多くの企業が次のような課題に直面しています。
-
迅速な意思決定の難しさ:顧客行動やシステム状況を即座に把握できる仕組みがない。
-
AI/機械学習の限界:AIモデルの精度維持には最新の“生きたデータ”が不可欠だが、更新が追いつかない。
-
コストと運用の非効率:大量データ分析のたびに高コストが発生し、スピード経営を阻害している。
-
膨大な業務データを保有していながら、部門間で分断され十分に活用されていない(※2)
このような背景から、世界中でリアルタイムにデータを分析・活用する基盤への転換が加速しています。ClickHouseは、その中核を担うプラットフォームとして注目を集めています。ClickHouseは、Japan Cloudの深い市場知見と実績を掛け合わせることで、日本企業がリアルタイムにデータを活用し、迅速な意思決定とイノベーションを実現することを目指します。
■ ClickHouseとは:
ClickHouseは、大規模なリアルタイムデータ処理と分析のために構築された高速な列指向データベース管理システムです。卓越したクエリ速度と同時実行性を提供し、膨大なデータから瞬時の洞察を必要とするアプリケーションに最適です。AIエージェントがソフトウェアに組み込まれることが増え、より頻繁で複雑なクエリを生成する中、ClickHouseはこの課題に対応するために特別に設計された高スループット・低レイテンシ(低遅延)を提供します。
AI時代に求められる“即応的な意思決定”を支える次世代のデータ分析基盤として、グローバルで急速に採用が拡大しています。
ClickHouseは以下のような領域で広く活用されています。
-
リアルタイム分析:ユーザー行動や広告配信を即座に可視化し、サービス改善を加速。
-
機械学習と生成AI:AIモデルに“生きたデータ”をリアルタイム供給し、予測精度を最適化。
-
可観測性(Observability):システムログやアプリケーションを常時監視し、異常を即時に検知・対応。
■ グローバルおよび日本で評価されるリアルタイム分析基盤
ClickHouseは、過去1年間で顧客数が2,000社を突破し、ARR(年間経常収益)は前年の4倍に拡大するほどリアルタイム分析領域で注目を集めています。
その成長力が評価され、2025年の「Forbes Cloud 100」にも選出されました(※3)。
導入企業には、Microsoft、OpenAI、Anthropic、Sony、Tesla、Deutsche Bank、Netflix、eBay、Trip.comなど、AIや大規模データを活用するグローバル企業が名を連ねます。また日本国内でも、楽天グループ、LINEヤフー、NEC、スマートニュースなど、リアルタイムデータ分析を重視する企業への導入が進んでいます。さらに、Gartner Peer Insights(Cloud Database Management Systems)のユーザー評価 では「性能」「柔軟性」「スケーラビリティ」の各面で高い評価を得ています(※4)。
■ ClickHouse CEO, Aaron Katz コメント
日本はAI・データ分析領域において成長ポテンシャルの高い市場の一つです。
ClickHouseが提供するリアルタイム分析基盤は、まさにこの成長を支えるテクノロジーです。Japan Cloudは、Braze、Kong、New Relic、PagerDutyといった世界的テクノロジー企業の日本展開を成功に導いてきた信頼あるパートナーです。
今回の提携を通じて、日本企業がAI時代のデータ活用をさらに加速し、グローバル市場においても競争力を高めていけるよう支援できることを非常に楽しみにしています。
■ Japan Cloud パートナー/ジャパン・クラウド・コンサルティング株式会社 代表取締役社長 福田 康隆 コメント
ClickHouseは、AI・リアルタイム分析分野のリーディングカンパニーであり、その革新的な技術は日本企業の変革を支える中核基盤となります。
私たちはClickHouseと共に、日本市場におけるデータ活用の高度化と企業成長を力強く支援していきます。
ClickHouse(日本語ページ)はこちらをご覧ください。
出典
(※1)デジタル庁「デジタル社会の実現に向けた重点計画」(2025年6月13日閣議決定)
(※2)IPA「データ利活用・データスペースガイドブック第2.0版」2025年1月29日)
(※3) ClickHouse Extends Series C Financing and Expands Leadership Team to Fuel Growth
(※4) Gartner Peer Insights — ClickHouse Reviews in Cloud DBMS
ClickHouseについて
ClickHouseは、リアルタイムデータ処理と大規模分析のために設計された、高速な列指向データベース管理システムです。高いパフォーマンスを追求して設計されたClickHouse Cloudは、圧倒的なクエリ速度と同時実行性能を実現し、大量データから瞬時にインサイトを得るアプリケーションに最適です。AIがソフトウェアに組み込まれ、より頻繁で複雑なクエリが発生する時代において、ClickHouseはそのニーズに応える高スループット・高リアルタイム性のエンジンを提供します。Sony、Tesla、Anthropic、Memorial Sloan Kettering Cancer Center、Lyft、Instacart、Netflix、IBMなどの世界的企業に信頼され、チームがスケーラブルで効率的な最新のデータプラットフォームを活用し、より賢明な意思決定を行うことを支援しています。詳細はこちらをご覧ください。 https://clickhouse.com/jp
Facebook:ClickHouse Japan
LinkedIn: ClickHouse Japan
Japan Cloudについて
Japan Cloudは、世界中から優れたテクノロジー企業を発掘し、中長期的な視点で共同経営を行い、日本企業の生産性向上と新しいキャリアパスの提供に貢献することを目指しています。
Japan Cloudは、2000年のSalesforceの日本法人設立を始め、Braze、Kong、New Relic、PagerDutyなどの日本進出をサポートしました。各社での経験と実績をもとに、現在では累計19社の外資系テック企業の日本法人の経営に携わっています。詳しくはこちらをご覧ください。https://japancloud.jp/
Facebook:Japan Cloud
LinkedIn:Japan Cloud
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
