【世界22か国で翻訳】親子のイライラが笑顔に!世界22か国語に翻訳されている「魔法の約束」を描く子育て支援の体験型絵本に、待望の日本語版が登場。期間限定・割引価格キャンペーンを展開
発達特性に関わらずすべての子どもの自主性を育む、ジル・C・ダーディグ共著『親子の関係をもっとよくする「行動契約」課題、報酬、作成、実行のABA実践ガイド』。ゲーム感覚で、楽しい子育ての方法を提供します

発達支援や療育の分野で広く活用される「応用行動分析学(ABA)」の普及等を目指す一般社団法人アジア・パシフィックABAネットワーク(北海道札幌市、代表理事:田中桜子)は、書籍『親子の関係をもっとよくする「行動契約」課題、報酬、作成、実行のABA実践ガイド』(明石書店)の日本語版出版ならびに関連イベント等の集客を目指すクラウドファンディング開始に伴い、本書を期間限定で特別価格にて提供するキャンペーンを12月15日より開始いたします。
本書は、世界22カ国で翻訳されたジル・C・ダーディグ氏とウィリアム・L・ヒューワード氏の著作を当団体の代表理事・田中が日本語訳し、ABAに基づき、罰ではなく報酬でポジティブな行動を強化する科学的根拠のある子育て支援法を、漫画風イラストと体験談を交えて解説したものです。
12月15日から2月9日までに「田中桜子さんのクラウドファンディングで協賛しました」と添えて明石書店にメールで書籍注文をいただいた方には、通常2200円(税別、送料別)のところを2,200円(税込み、送料込み)で提供いたします。この機会に、ぜひご一読ください。
▼本書の紹介ページ(明石書店):https://www.akashi.co.jp/book/b668272.html
▼世界22か国で翻訳されているポピュラーな本書の公式ウェブサイト(英語):https://contractingwithkids.com/
▼クラウドファンディング公式ページ:親子のイライラが笑顔に!「魔法の約束」を描く絵本を届けたい: https://readyfor.jp/projects/163699
1)北米で支持される科学的子育て支援法・魔法の契約=「行動契約」とは?

行動契約とは、子ども(や大人)が約束された課題をこなす代わりに報酬を得るという、双方の合意に基づく約束事で、この本では、癇癪や宿題の放棄といった日常の困りごとから、発達や学習に関する課題まで幅広く対応できる方法を、ストーリーと実践的な視点で丁寧に解説しています。
私は北海道出身ですがカナダに33年暮らした後、平成24年に故郷函館市に息子二人を連れて帰国しました。息子の一人はカナダで4歳の時に自閉スペクトラム症の診断を受けてから、早期集中介入治療をBC州で公費で受けられ、言語を獲得し社会的にも成長していきました。
まず、私が行動契約の効果を初めて知ったのは、今から20年前、息子が小学校2年生くらいの夏でした。息子は初めてサマースクールに通うことになりましたが、一人では癇癪を起こしたりするのではないか、危険な行動をとるのではないか、心配なので、よく知っている支援員さんに一緒に行ってもらうようお願いしました。
サマースクールでは毎日異なるメンバーで、異なる活動があり、ASDのある息子には慣れない環境でした。案の定、支援員さんからは初日から息子は集団に溶け込めないこと、教師や自分に「反抗的」な態度であることを伝えられ、翌日も、その翌日も、状況は悪化するばかりでした。
息子は、「自分で一人で行く」というのですが、支援員さんは一人では難しいと言いました。さて、どうしたものか?と私は悩みました。その答えが「行動契約」を使ってみよう、ということでした。
当時、ABAをマサチューセッツ大学のオンラインコースで学んでいた私は、「随伴性契約」という教育法(自己管理法)を知り、息子の自立を助けるために「My Success Check Today(今日のやったぞ!チェックカード)」自己管理プログラムを作成しました。
随伴性契約とは行動契約の専門的な用語です。下に貼り付けた英文のカードがその時のプログラムのひな形です。息子は自分の行動を自分で定期的にチェックし、うまくやっているかどうか自己確認する、そして90%以上の成功率を5日間連続で達成したら、「友達を呼んで家で遊ぶか好きな活動を選んで実行できる」という自分で選んだご褒美を得られるというシンプルな内容です。
そして、支援員さんの役割は、いちいち言葉で注意したり咎めたりするのではなく、息子がこのカードにチェックマークを入れる時間が近づいていることをさりげなくジェスチャーで知らせることだけでした。
結果は素晴らしいものでした。このカードを使いだした日から息子と支援員さんの関係は修復し、残りの2週間のサマースクールは息子にとって自立への一歩を踏み出す貴重な経験となりました。

「行動契約」」は、家族全体の雰囲気を改善し、子ども自身が成長を実感できる支援法として、北米の多くの家庭や教育現場で活用されています。それは「行動の見通しと成果を明確にし、子どもが希望する報酬でポジティブな行動を強化する」手法により、家族全体の雰囲気を改善し、子ども自身が成長を実感できる支援法です。本書は、子どもと親が協力して問題解決に取り組むための有効な手法「行動契約」を実践するための魅力的なガイドブックです。
2)世界22か国で翻訳される書籍『親子の関係をもっとよくする「行動契約」課題、報酬、作成、実行のABA実践ガイド』、待望の日本語版が登場








たむらさんの代表作「ふんばれ、がんばれ、ギランバレー」を読んだ私はどうしても彼女に会ってみたくなり、市内のご実家にお伺いして、本書のイラストをお願いしたのでした。そしてたむらさんは大変共鳴してくださり、快諾してくださったのでした。

3)【期間限定】特別価格キャンペーンとクラウドファンディング実施の背景
今回、本書の出版元の株式会社明石書店さまとのコラボレーションにより、Readyforでのクラウドファンディング期間中限定で本書の特別割引をを実施することになりました。世界22か国語に訳されている本書について、より多くの人々に知ってもらい、活用してもらいたいと明石書店の社長にキャンペーンを兼ねた特別割引のお願いをしたところ、快諾してくださり、この企画が実現しました。
本書の出版により、ABAという学問を知らずともその原理を生活に活かして、よりよい親子関係、人間関係を築くことが可能であることを、多くの人が知るようになることを願っています。
このプロジェクトを通じて、より多くの人が、自分の人生の主役になるために、行動契約について語り合い、実践することのきっかけになりますように!
12月15日から2月9日までに「田中桜子さんのクラウドファンディングで協賛しました」と添えて明石書店にメールで書籍注文をいただいた方には、通常2200円(税別、送料別)のところを2,200円(税込み、送料込み)で提供いたします。この機会に、ぜひご一読ください。
株式会社明石書店:eigyo@akashi.co.jp
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-9-5
株式会社明石書店 個人情報管理担当
電話 03-5818-1171

4)ウィリアム・ヒューワード先生とジル・ダーディグ先生ご夫妻、そして漫画家のたむらあやこさんとのスペシャルなご縁、そしてクラウドファンディングを始めることにした理由
多くの家族を救ってきた行動契約
米国を代表する応用行動分析学の大家、ビル・ヒューワード先生と、同じく著名な特別支援教育の草分けである奥様のジル・ダーディグ先生は、大学の同級生として出会い、行動契約を生かしたペアレントトレーニングで共に支え合いながら、より多くの家族、特に支援サービスを受けていないけれども本当に必要としている親たちに、こうした便利なツールを、直接、安価な方法で、提供する方法を探していました。
そこで、絵本があれば、親や年齢の高い子どもたちが自分で行動契約を使えるようになるのでは、と考えました。そして生まれたのが本書の前に世に出たお二人の共著、"Sign Here (ここにサイン)"だったのです。1976年に出版された"Sign Here (ここにサイン)"は、現在10か国で出版され、世界中の何千、何万もの家族を助けています。
そしてそれから45年の月日を経て、新たに生まれ変わった本書「親子の関係をもっとよくする『行動契約』」の翻訳者の田中イサニワ桜子も、著者らと知り合ってから、応用行動分析学ABAの講義や実習課題の中に行動契約を積極的に取り入れ、多くの成功例を見てきました。
専門用語を使わずとも、ABAについて初学者であっても、この「優しいルール」を生活に取り組むことで、あきらめていたことが可能になったり、口うるさく言わずとも家族が自分のできることを進んで実行するようになったり、家族がもっと助けあうようになり、楽しい会話が増えた、など、その事例は様々です。そして行動契約を実践してきた生徒さんや親御さんは、本書が日本語で出版される日を、首を長くして、待っていたのです!
以上が、子育てや人間関係で悩んでいる多くの親御さんや支援者さんに、この本をお届けしたい、とこのプロジェクトを立ち上げようと思った理由です。
この本がきっかけで、家族がお互いの悩みや願望に耳を傾けるようになれば、それだけでも、まずは大成功だと思うのです。
クラウドファンディング期間:2025年12月15日~2026年2月9日まで
目標額:145万円
リターン内容:たむらあやこさんのサイン入りオリジナルイラスト、ウィリアム・ヒューワード先生の講演会動画、田中イサニワ桜子講演会とワークショップ、国内外の著名な専門家との交流イベントなど
Readyforクラウドファンディング: 親子のイライラが笑顔に!「魔法の約束」を描く絵本を届けたい【プロジェクトページ】https://readyfor.jp/projects/163699
お問合わせ:contact@abasapporo.net
一般社団法人アジア・パシフィクABAネットワーク
〒062-0921 札幌市豊平区中の島1条10丁目2-3
Tel & Fax 011-799-4483

4)著者・翻訳者プロフィール
ウィリアム・ヒューワード
オハイオ州立大学教育・人間生態学部名誉教授である。ブラジル、日本、ポルトガル、シンガポールの大学で教鞭をとり、22カ国で講演やワークショップを実施してきた。行動分析士認定資格(BCBA-D)を取得し、国際行動分析学協会(ABAI)の元会長であるヒューワード博士の著作には、共著書『応用行動分析学』(第2版と3版,ピアソン,2006,2020年[邦訳第2版:『応用行動分析学』明石書店]2013年)と『特別支援教育(第10版)』(Exceptional Children: An Introduction to Special Education, 10th Edition,明石書店,2007年)が含まれる。

ジル・ダーディグ
オハイオ・ドミニカン大学で30年間特別支援教育の教師を養成してきた教育学名誉教授である。休職期間中、ジルはポルトガル・ポルトの「Centro da Vilariñha」で、発達障害のある青少年と若年成人に日常生活と職業スキルを教えるプログラムのコンサルタントを務めた。彼女は東京の慶應義塾大学で客員教授を務め、ヨーロッパ、南米、アジアの教師と保護者向けにワークショップを開催してきた。ダーディグ博士は、保護者向けの書籍や論文を多数執筆しており、代表作に『特別支援を必要とする生徒の保護者への関与:25の即戦力戦略』(Corwin Press,2008年)がある。

田中イサニワ桜子
北海道函館市生まれ、トロント大学で学士号を取得(専攻は言語学)、ブリティッシュ・コロンビア大学で修士号ならびに博士号を取得し、同大学人類学部・アジア学部助手、サイモンフレーザー大学にてポスドク研究員ののち、マサチューセッツ大学大学院にてABAを学び、行動分析士認定資格(BCBA-D)を取得。カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州の政府登録自閉症コンサルタント、北海道医療大学心理科学部・非常勤講師などを経て一般社団法人「アジアパシフィックABAネットワーク」創設。自閉症児の母であり、自らも右足大腿骨の腫瘍摘出手術後に車椅子生活を含む2年間の闘病とリハビリ生活を克服して現在に至る。

たむらあやこ
1980年北海道生まれ。22歳でギラン・バレー症候群に罹患し、1年9か月に及ぶ入院生活を経て、自宅療養を続ける。2014年『モーニング』(講談社)が主催するコンテストで、自身の闘病生活を綴った作品が「編集部賞」を受賞。翌年から「ふんばれ、がんばれ、ギランバレー!」を連載し、2016年に単行本化される。他の作品に『おちおち死ねない――借金だらけの家で難病になった私のライフハック』(KADOKAWA,2020年)がある。

5)関連イベント情報
2026年1月10日オンラインイベント「つなげるABA豪華キャスト新年スペシャル~子育ての悩みから療育まで1000本ノック!」
Readyforのクラウドファンディングのリターンの一つとして行うワクワク企画。講演会で見る著名な先生がたとの素顔でのオンライントークイベントです。「つなげるABA世界自閉症サミット」
に参加された方はもちろんですが、参加されなかった方もあの素晴らしい愛に満ちた、パワフルなABAコミュニティを再現するこのイベントにぜひご参加ください。百聞は一見に如かず。時差を超えて、つながりの輪は広がります。
▼クラウドファンディング公式ページ:親子のイライラが笑顔に!「魔法の約束」を描く絵本を届けたい https://readyfor.jp/projects/163699





6)応用行動分析(ABA)について
応用行動分析学(ABA)は、日本では未だなじみの薄い臨床分野ですが、教育、医療、産業安全、スポーツ、芸術、ビジネスや人材管理など300以上の分野で活用されている行動科学の軸となる学問です。
特に、ABAは北米を中心に、自閉症や他の発達障害に伴う症状や強度行動障害への対応や改善方法を提供する専門分野として保険の対象、公費化されています。ABAと聞くと難解なものと解釈されがちですが、それはまず自分の生活の中に応用することが出来ます。望まれる行動を増やし望まれない行動を省いて行くことで、より多くの人生のゴールを手に入れることを可能とするための、実際的なノーハウがぎっしり詰まっています。
ABAを本格的に導入
一般社団法人アジア・パシフィックフィックABAネットワークでは、10年にわたってこのゴールドスタンダードの啓発に尽力しており、特に国際認定資格(BACB,QABA認定)を持つ発達障がい専門職の育成を現地ならびにオンライン専門課程にて提供しています。https://www.abasapporo.net/general-5
弊法人は直接的・間接的にこれまで多くのご家族のご支援をさせていただいておりますが、同時に我が国の療育・特別支援教育分野でのリーダーの方々に対しても、国際基準の導入のお手伝いをさせていただいております。
2025年9月には、厚生労働省・文部科学省・子ども家庭庁・JICAの後援のもと、「つなげるABA:世界自閉症サミット」を横浜市・函館市・長崎市をつないで開催し、国内外から多くの方々にご参加いただきました。https://abaconnection.jp/

7)未来の子育て
このプロジェクトが成功し、本が全国に届き、ワークショップなどが各地で開催された先に、「行動契約」という学習法が当たり前に子育てや学校や、施設や、職場で、いたるところで活用されれば、より安定した持続可能な社会が実現することでしょう。
また、今は漠然としている「インクルーシブな社会」も、個々の尊重と、関わりの改善から、実現に向けた地道な基盤ができるでしょう。
5年後、10年後には、「行動契約」という考え方が日本の子育てのスタンダードの一つになっているような未来を想像するだけでワクワクしませんか?
まずはこのプロジェクトを通じて、子育てや、家族の関係や、職場の人付き合いも、学校も、人の関わり方をポジティブに変えることが可能な行動契約のノハウを、一緒に実践していきたいです。
この本が日本語で出版されるまでに多くの方々のお力をいただき、たくさんのバリアーを乗り越えることができました。
・「生きていてよかった」と思える社会のために。
・「お母さん、お父さんの子どもでよかった」と感謝できる子どもが一人でも増えるように。
・「この子を産んでよかった、大好き」と言える母親が一人でも増えるように。
・「家族って、いいね」と思える大人に、一人でも多くの子どもが成長していけるように。
このプロジェクトに、ぜひ皆様のご支援、ご協力を、全身全霊でお願いいたします。
10)問い合わせ先
お問合わせ:contact@abasapporo.net
一般社団法人アジア・パシフィクABAネットワーク
〒062-0921 札幌市豊平区中の島1条10丁目2-3
Tel & Fax 011-799-4483
株式会社明石書店:eigyo@akashi.co.jp
〒101-0021 東京都千代田区外神田6-9-5
株式会社明石書店 個人情報管理担当
電話 03-5818-1171

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