福島県・大熊町で親子向けアートワークショップ「ゆめの森アート体験」を開催。世界的アーティストと親子が一緒に創作を楽しむイベントを実施。

〜活動を支えたクラウドファンディングは90万円を達成し、地域の新しいアート体験創出につながりました〜

Misfits株式会社

Misfits株式会社(本社:東京都文京区、CEO:大森寛之、以下「Misfits」)は、福島県大熊町の義務教育学校「大熊町立 学び舎ゆめの森」にて、世界的に活躍するグラフィックアーティスト、マサヤ・イチ氏らと共同で、子ども向けアート体験イベント「プロ仕様の額装ART(あーと)を作ろう!!」を2025年11月23日(日)に開催しました。

開催に先立ち実施したクラウドファンディング企画「原発事故からリスタートした町で学ぶ子供たちに、いま私たちが届けたいもの。」(CAMPFIRE) では、33名の支援者により目標金額90万円を達成。地域の教育支援に共感した多くの声が寄せられるプロジェクトとなりました。

■イベント開催の背景:原発事故から再スタートした町で、「主体性」を育む学びを

大熊町の「学び舎ゆめの森」は、福島第一原子力発電所事故による全町避難を経て、避難先の会津若松市で開校し、2023年に認定こども園と義務教育学校が一体となったシームレスな教育施設として町内で再開しました。生徒数98名のこの小さな学び舎は、「わたし」を大事にし、「あなた」を大事にし、みんなで未来を紡ぎ出すことをビジョンに掲げた、町の復興の象徴的な存在です。

子どもたちの創造性を育む場「学び舎ゆめの森」校舎

Misfitsは「誰ひとり“自分”を諦めない社会の実現」をビジョンに掲げ、教育やキャリア支援の領域で活動を続けてきました。今回の取り組みは、福島に実家を持つ当社メンバーをきっかけに始まり、約3年間ほぼ毎月町を訪問しながら、ワーケーションでの滞在、教育会議への参加、子どもとの交流イベント、先生方との対話など、地道な関係づくりを続けてきたことから生まれました。

その中で見えてきたのは、原発事故という大きな喪失を抱えながらも、教育を軸に未来を見据えて歩み続ける町の力強さと、子どもたちのまっすぐな笑顔でした。子どもたちが自由に表現し、自分の“好き”を大切にできる体験こそが、未来への希望につながるのではないか。こうした想いから今回のアートワークショップが実現しました。

■ワークショップの内容:世界的アーティストと創る「正解のないアート体験」

■イベント概要

開催日時:2025年11月23日(日)13:00~16:00

開催場所:大熊町立学びの舎ゆめの森 ゆめの森アリーナ

対象:大熊町近隣の子供、保護者

イベント形式:ワークショップ

実施内容:額装アート体験

主催:Misfits株式会社

協力:一般社団法人 Dream Forest Supporters

後援:福島県大熊町教育委員会

当日は、グラフィックアーティストのマサヤ・イチ氏、タマイ ヨシヒロ氏、そしてイチ氏が主宰するグラフィックアートスクール「Graphic Artist Guild(GAG)」のメンバーが講師として参加。子どもたちは、自由にデザインした画用紙に、型紙を重ねて額装し「世界にひとつだけのオリジナル作品」を完成させました。

手法やフレーム形が異なる5つのブースを設け、子どもたちは好きなブースを行き来しながら、自分に合う表現を選んで制作を進めました。複数の手法に触れたことで、試行錯誤しながら個性豊かな作品が生まれました。

完成した作品はその場で額に入れて持ち帰ることができる形式とし、子どもたちが自分の作品を誇らしげに抱えて帰ることで、「自分で選び、自分でつくりあげた」経験が日常の中にも残り続ける設計としました。

▼マサヤ・イチ氏とGAGスクール生が懇親会で交流を深めた後、イベント準備から当日のアート制作までの2日間をまとめたダイジェスト映像です。

■子どもたちの声

・いい絵が描けて嬉しかったし色んなことができて楽しかった!

・色んな道具を使って様々な絵を描けて楽しかった!

・かわいい材料がたくさんあって嬉しかった!

■保護者の声

・家では用意できない材料をたくさん使わせてもらえ、どんな模様でも最後には形になる仕組みで、制作が苦手な息子の自信になっていた。

・様々な材料があり、自分でも思ってもみない作品に仕上がった。

・発達に特性がある子でも安心して取り組める環境を整えてくださり感謝しています。

・難しい道具や手法も丁寧に説明してくださり、子供ができるところは子供に任せ、難しいところをサポートするなど子供のやりたい、できるが発揮できる環境だったと感じました。

アーティストコメント(GAG主宰・グラフィックアーティスト マサヤ・イチ氏)

このたび大熊町立 学び舎 ゆめの森でワークショップを行えたことを、とても嬉しく思っています。

「誰一人自分を諦めない社会」は、共にワークショップを行うMisfits株式会社のビジョンでもあります。震災を乗り越え、新しい学びの場として生まれたこの学校で子どもたちと一緒に創作できることは、その想いと深くつながっていると感じています。

また、今回のワークショップでは、私が運営するアートスクール「Graphic Artist Guild(GAG)」の生徒たちが、学ぶ側から教える側に立ちました。自分が得た学びを誰かに伝えることは、成長の大きな一歩ですし、子どもたちにとってもより身近に“創造することの楽しさ”を感じてもらえるきっかけになったのではないかと信じています。

アートには未来を描く力があります。この体験が、子どもたち一人ひとりが自分を諦めずに歩んでいく勇気につながれば、これほど嬉しいことはありません。


マサヤ・イチ氏プロフィール:アートプロジェクト「ANIMAREAL」代表。写実表現とデジタル技法を融合させ、漫画・アニメを新たな芸術領域へと昇華させた先駆的アーティスト。人気作品の公式アートを多数手がけ、国内外の出版社やアートシーンから高く評価される。

アートブック『ART of ANIMAREAL』は、MARVELのレジェンドである故スタン・リー氏の推薦を受け、国際的にも話題となった。AIとアートの融合にも早期から挑戦し、次世代クリエイター育成を目的としたスクール型ギルド「Graphic Artist Guild(GAG)」を設立。革新的なビジュアル表現と教育活動の両面で注目を集めている。


大熊町教育委員会 教育長・佐藤由弘様 コメント

東日本大震災と原子力発電所事故から14年。大熊町は、復興に向けて日々歩み続けております。令和5年4月に、認定こども園と義務教育学校が一体となった「学び舎ゆめの森」が12年ぶりに大熊町に帰町し、再開しました。震災直後7名まで減った園児児童生徒数も、現在98名まで増えました。

学び舎ゆめの森には、大熊インキュベーションセンターに入居している起業家たちが集ってくださり、様々な形で子どもたちの学びにも携わっていただいています。Misfits株式会社は、その筆頭です。この度、学び舎ゆめの森でアートワークショップを開催していただけることとなり、大熊町での子どもたちの豊かな学びの環境が、また大きく広がることが期待され、大変ありがたい限りです。厚く感謝申し上げます。

■今後の展開:教育・クリエイティブ支援のモデルケースとして

今回の取り組みは、Misfitsにとって地域と協働しながら、子どもたちの主体性を育む「学びの場」を共創するプロジェクト、世界で活躍するクリエイターや学びの専門家と連携した、教育・クリエイティブ支援のモデルケースとして位置づけています。今後もMisfitsは、地域の学校・自治体・企業との協働による、学びの場づくり、子ども・大人向けのキャリア・学びの支援などを通じて、「誰ひとり“自分”を諦めない社会」の実現に向けた活動を広げてまいります。

■Misfits株式会社について

Misfits株式会社は、「誰ひとり“自分”を諦めない社会の実現」をビジョンに掲げ、専門家 × 学びの場、企業 × 学びの場開発や、キャリアコーチングサービスなどを展開する企業です。専門家とともに、「学びの場」そのものを共創することで、一人ひとりが自分の可能性を諦めずに挑戦できる社会の実現を目指しています。


会社概要

会社名:Misfits株式会社

CEO:大森寛之

所在地:東京都文京区湯島3-1-3 MSビル8階

設立:2022年11月11日

事業内容:

 ・専門家 × 学びの場開発 学びコミュニティ構築事業

 ・企業 × 学びの場開発 社外コミュニティ構築事業

 ・キャリアコーチングサービス「ネバキャリ」

URL:https://misfits.co.jp/

本件に関するお問い合わせ先

Misfits株式会社 広報担当

Mail:pa.misfits@misfits.co.jp

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会社概要

Misfits株式会社

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URL
-
業種
情報通信
本社所在地
東京都文京区湯島3-1-3 MSビル8階
電話番号
03-5561-8889
代表者名
神谷翔也
上場
未上場
資本金
-
設立
2022年11月