築30年以上の団地浴室改修で行き場を失った排水問題に解決策、既存鉄管と塩ビ管を接続する排水継手「サスケくん」を開発、特許出願
大手メーカー浴室廃番で改修が困難になる中、撤去できない既存排水トラップに対応し、漏水リスク低減と建物延命に寄与する新工法を提案

築古住宅のリノベーションデザインに取り組むピースフルリノベイト株式会社(本社:東京都多摩市、代表取締役:池本弘美)は、築30年以上の団地におけるお風呂リフォーム時の排水接続の課題を解決するため、排水継手「サスケくん」を開発し、特許出願を行いました。
築古団地では、排水トラップが躯体コンクリートに埋設され移設できない構造が多く、ユニットバス化には施工上の制約が伴っていました。また、既存鉄管と新設される塩ビ管の径が合わないことから、トラップをモルタルで埋めて塩ビ管を挿すといった漏水リスクを伴う応急処置的な施工が長年常態化していました。
こうした課題に対応するため、既存の鉄管と現行規格の塩ビ管をスムーズに接続できる排水継手「サスケくん」を開発しました。
■開発の背景
団地や築古RC集合住宅の浴室リフォームでは、既存排水トラップの移設ができないケースが多く、ユニットバス化を断念せざるを得ない、あるいは暫定的な施工で対応せざるを得ない現場が少なくありませんでした。
特に、団地改修で長年採用されてきたタカラスタンダードの「広ろ美ろ浴室」の廃番以降、既存の排水鉄管と現行規格の塩ビ管を安全に接続する手段が現場から失われ、その結果、漏水リスクや将来的なメンテナンス性に懸念を残す施工に頼らざるを得ない状況となっています。
こうした現場の声を受け、元住宅設備機器メーカー社員である当社代表が、実際の施工現場と職人の知見をもとに開発したのが排水継手「サスケくん」です。
■サスケくんの特長
既存鉄管を動かさずに接続可能
躯体に埋設された排水トラップを活かしたまま施工でき、建物構造に手を加えません。
現行規格の塩ビ管と安全に接続
ユニットバスメーカーを問わず対応でき、リフォームの選択肢を広げます。
モルタル不要・ねじ込み式(ソケット)構造
従来のモルタルによる固定を行わず、塩ビ管を挿し込み回して固定するソケット構造のため、施工時間を短縮、漏水リスクの低減に寄与します。
ダブルトラップを回避する設計
既存トラップの椀を撤去する構造とし、排水不良の原因となるダブルトラップ(二重封水)を防ぎます。
オールステンレス製の不燃素材を採用
耐久性・耐火性、耐食性に配慮した素材を使用し、長期使用を前提とした設計です。
既存配管に触れないため管理規約にも配慮
団地や集合住宅特有の管理規約に抵触しにくい工法です。


【今後の展開】
「サスケくん」は、団地や築古集合住宅における浴室リフォームの選択肢を広げ、安全性と将来の保守性を両立させることを目的とした製品です。
今後は、施工現場での運用を通じて得られる知見をもとに、品質管理体制の確立と仕様の最適化を進め、老朽化住宅の再生・延命および住環境の質の向上に貢献していきます。
【会社概要】
会社名:ピースフルリノベイト株式会社
所在地:東京都多摩市
事業内容:リノベーション内外装デザイン、築古住宅・空き家・空室を対象とした企画・デザインおよび築古建物の現場課題に対応するプロダクト開発
理念:古い建物を活かし、建物と地域を次世代につなぐ「平和的再生」を目指す
創業:2025年2月
代表取締役:池本弘美
公式サイト:ピースフルリノベイト株式会社
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
