中国の「新派紹興酒」が日本市場へ本格展開:高級ブランド「慢宋」が6月24日のJFEXに出展し大盛況

東京順安株式会社

6月24日、東京ビッグサイトで開催された国際食品・飲料商談Week(JFEX)にて、中国発のハイエンド紹興酒ブランド「慢宋」(日本総代理店:東京順安株式会社)が出展しました。会場では、色鮮やかなボトルがワインのように氷の入ったクーラーで冷やされ、バイヤーの視線を集めました。試飲した日本の来場者からは「飲みやすい」と感嘆の声が上がるなど、確かな反響を呼びました。

2023年の正式な市場投入およびグローバル展開開始以来、「慢宋」は東京のミシュラン三つ星レストラン「茶禅華」やイノベーティブレストラン「SUGALABO」などで採用されています。世界の美食シーンにおいて、新たな食中酒の選択肢として存在感を高めています。

・原材料と醸造哲学:精密なテロワールの表現

「慢宋」の最大の特徴は、原材料の厳格な選定と伝統技術の革新にある。一般的な紹興酒で主流のもち米ではなく、中国東北地方(北緯40°~50°)の自社有機農場などで栽培されたうるち米(あきたこまち、コシヒカリ、五常市産の稲花香など)を主原料とする。

麹には北京近郊の昼夜の寒暖差で育った有機小麦を用い、仕込み水にはミネラルとアミノ酸を豊富に含む紹興のピュアな鑑湖の水を指定している。

さらに、特殊な高精度研磨機を活用し、米を精米歩合30%~50%まで磨き上げて表層(植物性タンパク質)を取り除く、独自の「精米」プロセスを紹興酒の醸造に導入した。また、シャンパンのような基酒のブレンド手法を採用し、異なる品種や年度の米原酒をブレンドすることで、豊かな花や果実、ナッツの香りを引き出している。

「慢宋」創始者・張順氏

醸造の屋台骨を支えるのは、国家無形文化遺産である紹興酒醸造技術の省級継承者、陳宝良氏である。同氏の監修のもと、冬季の気候を活かした14工程に及ぶ手作業での仕込みが行われ、添加物を一切使用しない自然な製法を貫いている。

・「食中酒」の再定義と新たな評価基準の確立

従来の紹興酒は温めて飲まれることが多かったが、「慢宋」は12~15℃に冷やして提供する新しいスタイルを推奨している。低温に保つことで紹興酒特有の芳醇な香りを残しつつ、軽やかできめ細やかな口当たりを実現した。

特筆すべきは、「慢宋」が紹興酒の新たな潜在市場を開拓している点である。事実、「慢宋」の消費者の7割はこれまで紹興酒を飲む習慣がなかった新規層であり、その多くはワインやウイスキー、清酒などに親しんできた成熟した愛好家である。

JFEXの会場では、ブランドアンバサダーを務める美容分野で活動する「小喬COCO」氏が次のように語った。「慢宋紹興酒は、和食から中華、フレンチ、イタリアン、スペイン料理まで、幅広い料理と相性抜群です。私は普段ワインを好んで飲みますが、実はお寿司や繊細な日本料理には必ずしも合うとは限りません。その点、慢宋紹興酒は和食との相性も非常に良く、世界各国のさまざまな料理に自然に寄り添ってくれるのが大きな魅力だと感じています」。

「慢宋」ブランドアンバサダー・「小喬COCO」氏

また「慢宋」は、原酒の由来を明確にする「単一年份(単一ヴィンテージ)」の概念や、国際的な高級酒に見られる「期酒(アンプリムール)」モデルを紹興酒業界に初めて導入した。これにより製造の透明性を高め、熟成時間に価値を見出す新たな評価システムを構築している。

・ブランドの軌跡と未来への展開

同ブランドの歩みは、2016年の構想に遡る。創始者である張順氏は、1992年から1994年にかけて日本の老舗ワイナリー「株式会社ルミエール」に勤務した経歴を持つ。日本市場に精通し日本語にも堪能な同氏が、自ら世界のテロワールを調査し始めたことがブランドの原点となった。その後、2022年に「慢宋酒庄」が正式に設立され、翌2023年に製品の市場投入とグローバル展開が開始された。

「慢宋」ジャパンジェネラルマネージャー・張翅氏

「慢宋」という名称には、農業と時間に対する敬意(慢)と、東アジアの美意識に多大な影響を与えた宋代の洗練された文化を世界へ発信するという理念が込められている。

「顧客を『教育』するのではなく、製品そのもので語る」という創始者・張順氏の信念は、国際市場での確かな実績によって実証されている。これまでにパリのルーブル美術館で開催された展示会に出展したほか、香港で開催された「Vinexpo Asia 2026」では唯一の紹興酒ブランド代表として参加した。現在、「慢宋」は日本、シンガポール、欧米を含む世界500以上の星付きレストランや高級ホテルで提供されている。

JFEXの会場で「慢宋」を試飲する来場者の様子

これまでB to B市場での展開を主軸としてきたが、今回のJFEXへの出展を機に、将来的には高島屋などの百貨店や公式ECチャネルを通じたB to C(一般消費者向け)市場への本格展開を見据えている。中国の新派紹興酒が、世界の日常的な消費シーンへ浸透していくための実践的な一歩となる。

【慢宋Japan公式ホームページ】mansong-jp.com

【お問い合わせ先】info@mansong-jp.com

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会社概要

東京順安株式会社

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URL
-
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都江東区牡丹 2丁目9番16号 門前仲町東豊エステート114
電話番号
-
代表者名
浦野和子
上場
未上場
資本金
-
設立
2014年10月