植物工場の常識を変える!完全資源循環型・超高効率システムを特許出願
独自の個別ケース栽培で初期投資を大幅に低減。葉物野菜から「根菜類」の栽培展開という次のステップへ、社会実装を共に進める自治体・企業・研究パートナーを募集。
■本リリースの背景と開発の狙い
現在、日本の農業は「後継者不足」や「エネルギーコストの高騰」に加え、化学肥料の価格高騰やそれに伴う生産環境の不安定化など、極めて深刻な課題に直面しています。これに対する一つの解決策として植物工場が注目を集めていますが、従来の植物工場は「莫大な初期投資(クリーンルーム設備等)」や「化学肥料溶液を用いた水耕栽培への依存」が導入の大きな壁となっていました。
こうした中、株式会社エネアグリ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:宮川)は、メタン発酵プロセスから生じる副産物(消化液)の有効活用に着目。これまで処理や処分に多額のコストと手間がかかっていた消化液を、当社の独自技術を用いて高品質な有機液肥へと再生し、独自の有機培土で栽培を行う「完全資源循環型(クローズド・ループ)植物工場システム」を開発。関連する新技術の特許出願を完了いたしました。
本新技術のポイント:処分困難な消化液を資源に変え、限られた空間でも圧倒的な段数で高収益に栽培。今後は葉物野菜だけでなく、根菜類の栽培展開も見据えた革新的モデルです。
■ 本システムにおける「5つの革新的メリット」
本システムは、従来の植物工場が抱えていた「高い初期投資」「化学肥料への依存」「液肥の処理・腐敗問題」という壁を、エネアグリ独自のバイオテクノロジーとアイデアで解決する次世代パッケージです。
1. 独自の発酵技術「MP16」による、消化液の革新的な有機液肥化
メタン発酵装置の運用において、最も深刻な課題とされてきたのが「発酵後に残る消化液(不消化液)の処分・処理コスト」でした。当社は、独自の湿式メタン発酵プロセス「MP16」技術を活用し、消化液の成分や菌相を適切にコントロール。これまで廃棄物として処理せざるを得なかった消化液を、植物が極めて吸収しやすいミネラル豊富な「最高品質の有機液肥」へと安全にアップサイクルする技術を確立しました。
2. 植物工場なのに「独自の有機培土」を使用した高付加価値栽培
一般的な植物工場で主流となっている水耕栽培(ウレタン培地に化学肥料溶液を循環させる方式)とは異なり、当社はあえて独自の有機培土を用いた栽培技術を採用しました。「MP16」によって生成された高品質な有機液肥と、有機培土を組み合わせることで、土壌栽培ならではの豊かな風味、食感、そして高い栄養価を持つ葉物野菜(マイクロリーフやベビーリーフなど)を工場内で安定生産します。
3. 一般的な天井高(210cm)でも「驚異の9段栽培」を実現する、圧倒的な省スペース・高収益設計
本システムは空間効率を極限まで高めており、一般的な部屋の天井高さ(210cm)であっても、最大9段もの多段栽培棚を設置可能です。これにより、限られた坪数やコンパクトな店舗・倉庫内であっても面積あたりの収穫量を飛躍的に高め、坪あたりの収益性を最大化。不動産コストやスペースの制約がある都市部や商店街でも、抜群の投資対効果(ROI)を発揮します。
4. 「トレーごとの個別ケース栽培」で病虫害をガードし、腐敗予防技術と連携
工場全体を大規模なクリーンルームにするのではなく、栽培トレーごとに独立した密閉ケース(ユニット)に収めて栽培する独自構造を採用しました。万が一、特定のケース内で病虫害やトラブルが発生しても周囲へ広がるリスクを根本からシャットアウトします。 さらに、自社の特許取得済み「微生物燃料電池技術」をシステム内に応用。水質・液肥管理を行うことで、クローズドな装置内における有機液肥の腐敗(雑菌の繁殖)を強力に予防し、健康的で衛生的な栽培環境を徹底して維持します。
5. 劇的な「イニシャルコスト(初期導入費用)の低減」
この「個別ケース栽培」の採用により、工場全体の空調設備や、大掛かりな衛生管理・除菌設備が不要となりました。従来の植物工場に比べて初期投資を劇的に安く抑えることができるため、地方の商店街、空き店舗、商業施設、または予算の限られた小規模事業者様でも、少ない負担で資源循環型の農業ビジネスに参入いただけます。
■次のステップ:葉物野菜から「根菜類」の栽培展開へ
本システムは、現在検証を行っているマイクロリーフやベビーリーフなどの葉物野菜にとどまりません。独自の「有機培土」と高度な環境・液肥制御システムを持つ強みを活かし、次のステップとして「根菜類」の栽培展開を予定しております。従来の人工光型植物工場では、構造上・技術上極めて困難とされていた根菜類の安定栽培を実現することで、植物工場ビジネスの作物品種に革命をもたらし、より強固な食料自給と地域の資源循環へ貢献してまいります。
■今後の展望と、パートナー募集について(オープンイノベーションの推進)
本システムは基本構造の出願を完了した段階であり、現在、さらなる栽培効率の向上や、根菜類などの新適応品種に向けた検証・データ収集を行っている真っ最中です。
私たちは、この技術を「完成された既製品」として一方的に提供するのではなく、地域の課題解決や持続可能なモデル構築を目指すパートナーの皆様と共に、実践を通してアップデートし、真の社会実装へと育てていきたいと考えております。そこで、今回の特許出願を機に、以下の分野で協働いただけるパートナーを広く募集いたします。
•【実証実験パートナー】
地方創生や都市型循環社会のモデル構築を目指す地方自治体、自社の未利用スペース(天井高210cm程度の空き店舗や倉庫)を活用して新規農業ビジネスを検討したい企業様。
•【共同研究・技術提携】
「MP16」由来の有機液肥を用いた最適な栽培レシピの構築、根菜類などの新適応品種の共同検証、バイオ技術、IoT等を用いた管理システムなどの分野で、共同検証を行っていただける大学・研究機関様。
•【事業展開・海外ライセンス】
食料自給や離島での資源確保、環境対策に課題を抱える国内外(東南アジア・島嶼国リゾート等)での事業展開を見据えた協業パートナー様。
【会社概要】
株式会社エネアグリ
代表者:代表取締役社長 宮川清司
所在地:東京都中央区銀座1-12-4N&E BLD.6F
事業内容:小型メタン発酵装置「MP16」の製造・販売、資源循環型植物工場の開発・運営
【本件に関するお問い合わせ先】
メールアドレス:info@eneagri.com
ホームページ:https://www.eneagri.com
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