アジア最大のコンテンツ関連イベント「香港FILMART」が開幕!“think GLOBAL, think HONG KONG”の主要テーマのひとつ 「クリエイティブ産業」のグローバルビジネス動向を見る
アジア最大の映画とエンタテインメントのイベント「香港インターナショナルフィルム&テレビマーケット(FILMART)」(主催:香港貿易発展局)が3月19日、香港コンベンション&エキジビションセンターで幕を開けた。今年で16回目を迎えるこの国際的なマーケットは、30以上の国・地域から640社以上が出展し、50以上の国・地域から5,200名以上にのぼる来場者を集める過去最大規模となる見通しだ。FILMARTは世界三大映画マーケットの一つであり、世界中から映画・エンタテインメント関連の著名なプロデューサー、配給会社、投資家などを集め、関連業界に大きなビジネスチャンスを提供するイベントとなっている。
日本からは、「クール・ジャパン」をリードするデジタルエンタテインメント業界の主要企業45社が出展している。加えて、財団法人沖縄観光コンベンションビューロー沖縄フィルムオフィスや一般社団法人札幌・北海道戦略機構が出展しているほか、公益財団法人ユニジャパンと日本貿易振興機構(JETRO)は共同で会場最大の日本パビリオンを出展している。また、経済産業省とユニジャパンはセミナーを主催し、多くの日本映画が上映される。
多くの人を集める日本パビリオンで、JETROの浜野京・生活文化産業部長は「私たちは拡大するアジア市場へのゲートウェイとしてFILMARTをとりわけ重視しています」と切り出した。「日本のエンタテイメントコンテンツ業界は独自の強みを持っていますが、アジア市場で生まれている新しい潮流を見極めることが欠かせません。その観点からFILMARTのような場にまず参加することが大切です」と、強調している。
事実、これまでの実績はFILMARTへの参加が着実に成果につながっていることを実証している。JETROがFILMARTへの参加を始めたのは2006年だが、それから出展者数は約 2.5倍、出展面積は約3倍に拡大した。これに伴い、成果を示す商談件数は約3倍に、契約件数は約2.3倍に増えている。
「クール・ジャパン」 を世界に飛躍させるための拠点として、香港がいま注目されている背景には、まず巨大な中国市場への入口ということがある。例えば、欧州のある映画プロモーション会社のディレクターは「FILMARTはヨーロッパにとって重要なイベントです。ここに来れば全てのアジアのバイヤーと簡単に会うことができます」と語っている。また、米国のある映画プロモーション会社のトップは「香港は映画制作のハブであり、芸術性と効率を兼ね備えた環境と中国市場へのアクセスが 魅力です」と指摘する。
こうした地理的優位性に加え、香港は日本のクリエイティブ・デジタル産業に優れたビジネスプラットフォームを提供している。第1は信頼できる法制度である。長い英国統治の影響によって権利と義務の意識が高く、法制度が整っていることにほかならない。第2は人的ネットワーク である。中国大陸、華僑、華人との縁が強く、中国やアジア進出に有利な人間関係を築きやすいことによっている。第3は金融制度である。投資家が豊富で、資金調達において有利であり、加えて税率が低く抑えられていることも魅力だ。
日本のクリエイティブ・コンテンツ産業は、急速に成長する中国市場に ビジネスチャンスを求めている。こうした日本企業にとって香港を活用することのメリットは、香港貿易発展局が5月に日本で開催する「think GLOBAL, think HONG KONG」シンポジウムにおける主要テーマでもある。実際、分科会「香港と共に歩む日本のクリエイティブ・デジタルコンテンツビジネスの中国・アジア市場 への進出」では、デジタルコンテンツ事業者、ディベロッパー、代理店、ディストリビューターが香港とパートナーシップを組むことにより、いかに制作・販売 ネットワーク拡大のチャンスを得られるかを検証する予定だ。
「think GROBAL、think HONG KONG」は、今回のFILMARTに続いて、「クール・ジャパン」を日本の輸出産業として成長させるために、日本のビジネスリーダーにとって必須の交流機会になるに違いない。
think GLOBAL, think HONG KONG Website:
http://www.thinkglobalthinkhk.com/jp/index_jp.htm
日本からは、「クール・ジャパン」をリードするデジタルエンタテインメント業界の主要企業45社が出展している。加えて、財団法人沖縄観光コンベンションビューロー沖縄フィルムオフィスや一般社団法人札幌・北海道戦略機構が出展しているほか、公益財団法人ユニジャパンと日本貿易振興機構(JETRO)は共同で会場最大の日本パビリオンを出展している。また、経済産業省とユニジャパンはセミナーを主催し、多くの日本映画が上映される。
多くの人を集める日本パビリオンで、JETROの浜野京・生活文化産業部長は「私たちは拡大するアジア市場へのゲートウェイとしてFILMARTをとりわけ重視しています」と切り出した。「日本のエンタテイメントコンテンツ業界は独自の強みを持っていますが、アジア市場で生まれている新しい潮流を見極めることが欠かせません。その観点からFILMARTのような場にまず参加することが大切です」と、強調している。
事実、これまでの実績はFILMARTへの参加が着実に成果につながっていることを実証している。JETROがFILMARTへの参加を始めたのは2006年だが、それから出展者数は約 2.5倍、出展面積は約3倍に拡大した。これに伴い、成果を示す商談件数は約3倍に、契約件数は約2.3倍に増えている。
「クール・ジャパン」 を世界に飛躍させるための拠点として、香港がいま注目されている背景には、まず巨大な中国市場への入口ということがある。例えば、欧州のある映画プロモーション会社のディレクターは「FILMARTはヨーロッパにとって重要なイベントです。ここに来れば全てのアジアのバイヤーと簡単に会うことができます」と語っている。また、米国のある映画プロモーション会社のトップは「香港は映画制作のハブであり、芸術性と効率を兼ね備えた環境と中国市場へのアクセスが 魅力です」と指摘する。
こうした地理的優位性に加え、香港は日本のクリエイティブ・デジタル産業に優れたビジネスプラットフォームを提供している。第1は信頼できる法制度である。長い英国統治の影響によって権利と義務の意識が高く、法制度が整っていることにほかならない。第2は人的ネットワーク である。中国大陸、華僑、華人との縁が強く、中国やアジア進出に有利な人間関係を築きやすいことによっている。第3は金融制度である。投資家が豊富で、資金調達において有利であり、加えて税率が低く抑えられていることも魅力だ。
日本のクリエイティブ・コンテンツ産業は、急速に成長する中国市場に ビジネスチャンスを求めている。こうした日本企業にとって香港を活用することのメリットは、香港貿易発展局が5月に日本で開催する「think GLOBAL, think HONG KONG」シンポジウムにおける主要テーマでもある。実際、分科会「香港と共に歩む日本のクリエイティブ・デジタルコンテンツビジネスの中国・アジア市場 への進出」では、デジタルコンテンツ事業者、ディベロッパー、代理店、ディストリビューターが香港とパートナーシップを組むことにより、いかに制作・販売 ネットワーク拡大のチャンスを得られるかを検証する予定だ。
「think GROBAL、think HONG KONG」は、今回のFILMARTに続いて、「クール・ジャパン」を日本の輸出産業として成長させるために、日本のビジネスリーダーにとって必須の交流機会になるに違いない。
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http://www.thinkglobalthinkhk.com/jp/index_jp.htm
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