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株式会社トンボ
会社概要

トンボ学生服が、「1,000組の親子」それぞれに聞きました!浮かび上がる親世代と子供世代のギャップ

制服に関する親世代・子供世代の意識の違いを探る調査結果を公開

株式会社トンボ

明治9年に創業し、学校の制服や体育着を中心とした衣料品の製造販売を行ってきた株式会社トンボ(本社:岡山県岡山市北区厚生町二丁目2番9号 代表:近藤 知之)は、学生服ブランドが行う活動の一環として、高校生の子供を持つ母親1,000名を対象に、親世代・子供世代の制服に関する意識の違いを探る「学生服に関する意識調査」を実施いたしました。
第一弾として、前回は「親と子が選ぶ”制服が似合う有名人””制服を着てみてほしい有名人”」の調査結果をリリースしました(http://www.tombow.gr.jp/school/match/index.html)が、意外にも親世代・子供世代に大きなイメージの差が見られず、広瀬すずさんがダントツの1位となるなど、テレビやCM、映画などの影響の強さと、それらを一緒に楽しむ「仲良し親子」の存在が見受けられる結果となりました。

第二弾となる今回は、親世代と子供世代の「制服に関する意識」をより深く紐解くべく、「着用している制服のタイプ」や「制服に対するイメージ」「制服の満足度」「制服が及ぼす影響」など、さまざまな角度から、制服に関する親世代、子供世代の意識を調査結果としてまとめました。
 


❶​制服は時代をうつす鏡?セーラー服が減少傾向。
母親世代、子供世代ともに「ブレザー」が主流。セーラー服は減少傾向。
着用している(していた)制服の種類を親子で比較すると、「ブレザー」が、母親世代(65.5%)子供世代(64.2%)となり両世代とも「ブレザー」の着用割合が最も高い結果となりました。
その中でも、子供世代の公立高校女子では「ブレザー」が80.2%と、母親世代を比較してみても、ブレザーの比率が大きく増加(14.7%増)し、「セーラー服」が減少(14.6%減少)するなど、時代の変化を感じさせる結果となりました。また、男子では、公立高校での「学ラン」着用が半数近くに上りましたが、私立高校では「ブレザー」着用が6割を超える結果となりました。

Q.あなたが着用している(していた)制服の種類を教えてください。
 

【考察①】〜学生服の歴史〜
学生服は、1879年に学習院で導入されて以降、各地にそのスタイルが広まりました。
その後、制服は「学ラン」「セーラー服」が主流でしたが、1970年代に、学校の理念や方針を踏まえた新しい校風づくりの一環として学生服を考える「S・I(スクール・アイデンティティ)」をトンボが提唱し、学校ごとのオリジナルデザインのブレザーが広まりました。今回の調査対象である、親世代(40歳代~50歳代の母親)の学生時代も、ブレザーが主流だったと考えられます。1980年以降も、“制服モデルチェンジブーム”により、ブレザータイプが人気となり、親世代以上に、子供世代でのブレザー着用率が高まった要因と考えられます。

高校別男女別で見た際に、公立(女子)よりも私立(女子)にセーラー服が多い理由としては、伝統的なスタイルを守る意向の私立高校が多いことが予想されます。また、私立(男子)よりも公立(男子)の方が、学ランが多く、同じ高校でも女子はブレザー、男子は学ランという学校も多く存在していることが数字に表れた結果となりました。


❷​セーラー服派の親世代、ブレザー派の子供世代
親世代と子供(女子)世代で、着用している制服タイプ別の満足度を比べてみると、親世代では「ブレザー服」よりも「セーラー服」への満足度が高く、「気に入っていた(15.6 %)」「まぁ気に入っていた(43.5%)」を合計すると6割近くにのぼりました。一方で、子供世代では、「セーラー服」の満足度が、55%であったのに対し、「ブレザー服」への満足度は7割を超えており、親世代は「ブレザー服よりセーラー服の制服に満足」し、子供世代は「セーラ服より、ブレザー服に満足」している事がわかりました。
 

 

 

 

【考察②】
親世代子供世代ともに着用度の高いブレザー服ですが、同じブレザータイプであっても、世代間の満足度は逆転しており、デザインのかわいさ、リボンやネクタイなど小物の充実などが、満足度に大きく影響していると考えられます。不満足の理由として 、親世代では「ブレザーよりセーラー服が好きだったから」、子供世代では「セーラーよりもブレザーが可愛い。」という好みの影響も強いようですが、子供世代でも「セーラー服に憧れていた」と答える人も多く、セーラー服への人気も依然として残っていると考えられます。

また、制服の種類にかかわらず、親世代・子供世代共通の満足度理由として「アレンジができたから」「デザインが他と違ったから」が多くあり、制服を気に入っている(いた)人は、組合せが自由にできたり、他にないデザインを求めるなど、オリジナリティを重視していることがわかりました。

❸時代のアイドルが影響!?制服に対するイメージは、親子で違う。
「清楚」なイメージの親世代。「カワイイ!」イメージの子供世代。

親世代が選んだ制服に対するイメージでは、「清楚」が2位を大きく切り離して1位に。次いで2位に「朝の準備が楽」3位に「青春」がランクインしました。子供世代が選んだ制服に対するイメージでは、「可愛い」が1位に。僅差で2位に「統一感」3位に「朝の準備が楽」がランクイン。各世代で「清楚」「可愛い」と、制服イメージが分かれる結果となりました。一方で、「朝の準備が楽」は、親子ともに3位内にランクインしており、「制服」の利便性に対するイメージが両世代共通である事が分かりました。また、親世代では「知的」「日本の文化」、子供世代では「伝統」など、それぞれの世代で文化的イメージが見受けられました。
 


【考察③】
母親世代(40代)の小学生時代〜青春時代を考えると、1970年代の清純派アイドルが全盛の時代であり、セーラー服や学ラン姿の「アイドル」が雑誌の表紙を飾り、そのプロマイドやカレンダーなども人気であったため、「清楚、清純= 制服」というイメージが高い可能性があります。
一方、子供世代では、AKB48を筆頭とした空前のグループアイドルブームや、学園アニメ「けいおん!」などのブームの影響で「可愛いアイドル→制服」というイメージが定着していると考えられます。「統一感」が僅差で2位にあるのも、グループアイドルを目にする機会が多い現代ならではであり、時代を代表するアイドルと制服の関係が、制服のイメージに与える影響も大きいようです。

❹「制服にふさわしい」と思うデザインは、親子共通。
10種類の中から、最もふさわしいと思う制服を、両世代(各1,000名)が選んで投票した結果、意外にも親世代・子供世代ともにBEST3が同じ制服となりました。BEST4以下でも違いは見られず、「制服に対するイメージ」では両世代で違いがあるものの、「ふさわしいと思う制服」では同じ制服を選んでおり、トラディショナルなものを選ぶ際には親世代・子供世代ともに違いがないことがわかりました。
 

【考察④】
「制服に対するイメージ」は世代間で違うものの、親子とも「ふさわしいと思う制服デザイン」は、一致しました。上位に選ばれたデザインはどれもブレザースタイルで色は濃紺でした。ブレザースタイル上位という点では現在、「制服=ブレザー」というスタイルが、一般化し日常的なものになっており、親世代でも「制服」に対して昔と今の主流が変化していることを感じていることが伺えました。また、濃紺の色が選ばれた理由としては、フォーマルなイメージに加え、「気持ちが落ち着く」「必要以上に目立たない」点も高い要素だと考えられます。キャメルやライトグレーなどのジャケットや白の縁取りのあるもの、また詰襟やセーラースタイルは目を引くが、理想とする制服スタイルでは「落ち着きのあるトラディショナル」なブレザースタイルが選ばれ、ここでは両世代の感覚は近いと考えられます。ただ、同じ制服に対し、親世代は「清楚」と感じ、子供世代は「可愛い」と感じているという面白い結果となりました。

❺進化する制服文化。満足度も、進路への影響も子供世代が高い。
①子供世代の制服に対する”お気に入り度”は、親世代に比べて高い。

「着用している(していた)制服を気に入っていたか」を比較すると、親世代では「気に入っていた」は9.3%、「まぁ気に入っていた」(32.5%)を合計すると41.8%でした。子供世代では、「気に入っている」は19.3%、「まぁ気に入っている」(44.2%)を合計すると63.5%という結果となり、子供世代の方が制服に満足している結果となりました。


②子供世代の中でも、特に、私立女子高校は、制服への満足度が高い。
学校種類別でみると、私立高校(女子)は「気に入っている(計)」の割合は75.7%と全体平均の63.5%よりも12.2ポイントも高い結果となりました。
 


【考察⑤】
母親世代が着用していた頃の制服は、スカート丈などその時代の「オシャレ」を反映せず、校則として制服の乱れに対する指導も厳しかった側面から、「押しつけられていた」印象が強く残っている可能性も考えられます。
近年、サブアイテムを充実させる学校も増え、学校指定のリボンやネクタイ、シャツ、スカートなど複数種類のデザインや色から好きなものを購入でき、カーディガンやニットベストとコーディネートするなど、制服をアレンジ出来る学校が増えており、デザイン以外にも、着心地や機能性の向上により、昔と比較して快適に着用できるようになったことも、子供世代が制服を“気にいっている”要因として考えられます。
特に私立女子高校の制服への満足度が高い理由としては、山本寛斎や森英恵などの有名ファッションデザイナーが監修した制服が誕生するなど、制服の“モデルチェンジ”に取り組む私立の女子高校は、学校自体がブランド化されている学校も多く、その学校の制服デザイン自体がブランド制服として、着用する生徒の満足感を上げているのではと考えられます。

③女子高生の3割近くが、高校進学の際、制服が進路に影響!?
高校進学時における制服の影響について、親(母親)世代は「影響した」が3.3%、「少し影響した」(9.7%)を合計すると13.0%。子供世代(男子)では6.4%と、進路への大きな影響は見られませんでしたが、子供世代(女子)では28.7%と、母親世代の2倍以上の影響が見られました。
 

 


【考察⑥】
前述したように、学校の個性を出した制服やデザイナーによる可愛い制服が格段に増えており、“オシャレ”の低年齢化が進んでいる現代では、毎日着る制服もオシャレを楽しむファッションの一部と考えている人が多いと予想されます。“自分らしさ”を大事にし、“多様性”が高まっているとも言える現代では、制服は規律を表すものではなく、自分らしさを表現するものの一部として、子供世代は志望校を選ぶ際に制服を重視しているのでは、と考えられます。

【調査概要】
■調査方法:インターネット調査
■調査時期:2017年1月30日(月)~2月2日(木)
■調査対象者:高校生の子供を持つ母親
■有効回収数:1,000サンプル(子供を持つ母親1,000人と高校生の子供1,000人)

~「制服は美しい」ートンボ学生服の制服への想い~
 

制服に出会うのは自分らしさに気づき始めるとき。友達や先輩、先生とのあいだで笑い、しゃべり、悩みながら夢を描き、思いきり打ち込む学校での時間。制服とともに過ごす毎日は、変わりゆく自分と向き合ったり、まっすぐな気持ちがはじけたり、はつらつとまぶしく輝き続ける。だから、いつの時代も制服は美しい。TOMBOWブランドの原点は、「生徒の成長を見守る」こと。学校生活は、生徒一人ひとりが輝きを増していく、人生でとても貴重で美しい時です。人と交わり、喜び、悲しみ、悩む、そんなかけがえのない時を過ごして欲しいと私達は想っています。そして、その想いをカタチにする時。「制服文化」を守り、伝えていくという使命が生まれました。「良い制服を正しく着る」という精神を伝えることで、社会の中でのアイデンティティを芽生えさせ彼らの明るい未来をつくるお手伝いをする。それこそが、TOMBOWブランドの存在意義だと考えています。(株式会社 トンボ広報担当 佐藤 望)
 


 

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業種
製造業
本社所在地
岡山県岡山市北区厚生町二丁目2番9号
電話番号
086-232-0311
代表者名
近藤 知之
上場
未上場
資本金
2億6187万円
設立
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