MINI FASHION - ピッティ・イマージネで最新カプセル・コレクション『BEYOND NATIVE』を発表出身国とは違う都市で活躍する新進デザイナー5名によるトークショーも開催
~MINIのDNAをファッションに具現化~
その試みの一つとしてMINIは、2017年6月13日から16日までイタリア・フィレンツェで開催されたメンズ・ファッション見本市 第92回ピッティ・イマージネ・ウオモ (Pitti Immagine Uomo)において、新カプセル・コレクション『MINI FASHION – BEYOND NATIVE』を発表しました。
第92回ピッティ・イマージネ・ウオモ会場のMINI FASHONパビリオン
第92回ピッティ・イマージネ・ウオモ会場のMINI FASHONパビリオン今回のカプセル・コレクションのテーマは『MINI FASHION BEYOND NATIVE』。
出身国とは異なる都市で活躍する5つのレーベル&デザイナーが挑んだのは「異文化や生活様式の間で往来を楽しむアーバン・トラベラーのためのファッション・アイテム」でした。会期中、敷地のほぼ中央に独立するかたちで特設されたMINIパビリオンには作品がディスプレイされました。
参加デザイナーのひとり、ブラジルに生まれてロンドンで活動するシューズデザイナー、ディエゴ・ヴァナシバラ(Diego Vanessibara)は、「アーバン・トラベラーのための靴」を提案。伝統的なダービー(外羽根)式スタイルを踏襲するいっぽうで、レーザーカットされた無数のホール(穴)は「ブラジルの民族にみられる祝祭用ボディペインティング」と本人は解説する。そして自身の仕事とMINIとの共通点を「未来志向、モダーン、そしてハッピーを加速させるデザイン」と定義した。
ブラジル生まれで英国をベースにするディエゴ・ヴァナシバラと、「アーバン・トラベラーのための靴」。
エドヴィナ・ホール(Edwina Hörl)は、オーストリア・ザルツブルク生まれで現在東京をベースにしている。今回はユニセックスの「アーバン・トラベラーのためのコート」を発表。
ホールはジェンダーレスについて「ヨーロッパではよく議論されるものの、実際のところはメンズ/レディースは明確に分かれてみえる。いっぽう東京では議論はあまりされないが、ジェンダーレスは存在しているように思える」と分析する。同時に、今回の作品はMINIのユニセックスなキャラクターと共通点があると語る。
オーストリア出身で東京を拠点とするエドヴィナ・ホールによる「アーバン・トラベラーのためのコート」。
ナイジェリア生まれでニューヨークのハーレムで拠点にしているニイ・オクボイェージョ(Niyi Okuboyejo)が主宰する『ポスト・インペリアル』は、「アーバン・トラベラーのためのシルクスカーフ」に挑んだ。多用途を考慮したサイズをもつ。1週間半かけた染色はナイジェリアの伝統手法で、「モティーフは図柄ごとに意味合いをもつ奥深いものだが、今日セレモニーの装いにしかみられなくなった古典的なパターン」と解説する。
ナイジェリアを故郷にもち、ニューヨークで「ポスト・インペリアル」を主宰するニイ・オクボイエージョと、「アーバン・トラベラーのためのスカーフ」。
会期2日目の6月14日午前には、参加デザイナーたちによるデザイントークが企画された。誕生以来アーバンカルチャーのポジティブなエナジーであり続けているMINIとファッションとの共通性が紹介されたあと、デザイナーたちはトークを展開した。
2017年6月14日に行われたデザイントークで。左から李雨山(プロナウンス)、ディエゴ・ヴァナシバラ、ヨハンナ・ペレット(ペレット・シャード)、ニイ・オクボイエージョ(ポスト・インペリアル)、そしてエドヴィナ・ホール。
中国にルーツをもち、イタリアをベースにする周俊(ツォウ・ジュン)ともに『プロナウンス』を主宰する李雨山(リー・ユシャン)は、「アーバン・トラベラーのためのフーディー」を提案した。李雨山は「旅先でウォッシュマシーンに放り込み、ドライクリーニング不要な旅のピース」を目指したと解説。他レーベルとタイアップを成功させる秘訣は?とのギャラリーからの質問に「友達になって、あらゆるトピックを話しあうこと」と答えた。
中国をルーツとし、イタリアを拠点とする周俊&李雨山の「プロナウンス」による「アーバン・トラベラーのためのコート」。
トゥツィア・シャード&ヨハンナ・ペレット(Tutia Schaad & Johanna Perret)によるドイツのレーベル『ペレット・シャード』が手がけた「アーバン・トラベラーのためのポーチ」は、超軽量素材のパラシュート・シルクを用いると同時に、ベトナムの漁師のロープからヒントを得た滑りにくいコードをもつ。フランス/ドイツ両文化に接しながら育ったヨハンナだがベトナム出身のパートナー、トゥツィアとの出会いによってさらなるカルチャーを吹き込まれた感激を振り返った。
ベルリンを拠点とするヨハンナ・ペレットと、ベトナム出身のトゥツィア・シャードによるレーベル「ペレット・シャード」による「アーバン・トラベラーのためのポーチ」。
同日夕方には、MINIパビリオンのテラスでライブミュージックのパフォーマンスも展開された。来場したファッショニスタたちはリラックスしたムードのなか、参加デザイナーたちとのフリートークを楽しんでいた。
2017年6月14日夕方、MINI FASHIONパビリオンで催されたライブ演奏。
なお、今回のBEYOND NATIVEに展示された各作品は、 MINI FASHIONカプセル・コレクションの第三弾として、2017年秋からオンラインで数量限定発売される。
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