ファッションビジネス専門紙「繊研新聞」の第39回「繊研賞」 Jクオリティー、スノーピークなどに7賞を贈呈

ファッションビジネスの発展に寄与した企業・団体、個人に

株式会社繊研新聞社

No.1ファッションビジネス専門紙「繊研新聞」を発行する繊研新聞社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:佐々木幸二)は7月3日、東京都千代田区紀尾井町のホテルニューオータニで「第39回繊研賞」の贈呈式を開催しました。

繊研賞は、繊維・ファッションとライフスタイル関連ビジネスの発展に寄与した企業・団体、個人に贈るもので、1978年に創設しました。4月20日に6人の選考委員による審査を実施。審査の結果、繊研賞(3つ)、特別賞(4つ)が決定しました。

選考委員は、廣内武オンワードホールディングス代表取締役会長(選考委員長)、新井良亮ルミネ代表取締役社長、大西洋三越伊勢丹ホールディングス取締役、重松理ユナイテッドアローズ名誉会長、下村彬一東レ相談役、塚本能交ワコールホールディングス代表取締役社長の方々です=肩書きは選考会開催時点のもの。

〈繊研賞〉

  • 産業振興をめざす純正国産表示制度「J∞QUALITY(Jクオリティー)商品認証事業」(日本ファッション産業協議会)
  • いま東京で最もおしゃれな人たちが集まるイベント「Farmer's Market@UNU+Raw Tokyo」(ファーマーズマーケット・アソシエーション、共催:国際連合大学)
  • 世界的に高い評価を受ける「水沢ダウン」の販売(デサント)


〈特別賞〉

  • 熊本地震から全館営業再開した鶴屋百貨店
  • 睡眠の重要性を訴え、寝装寝具業界を健康産業まで発展させた西川グループ 故 西川甚五郎さん
  • 新解放系インナー「SUHADA」(スハダ)を展開するワコール
  • キャンプをおしゃれなアクティビティーに変えたスノーピーク


 

贈呈式の様子贈呈式の様子

 



 【繊研新聞社について】
1948年創業。ファッションビジネス情報を提供する繊研新聞(日刊紙および電子版)の発行を中核に、展示会や人材教育、セミナー、出版など多彩な事業を展開しており、来年7月には創業70周年を迎えます。今後も「ファッションビジネスの総合情報企業」として、ファッションビジネスの発展に寄与していきます。

URL : https://senken.co.jp
所在地 : 東京都中央区日本橋箱崎町31-4 箱崎314ビル
代表者: 代表取締役社長 佐々木 幸二
事業内容: ファッションビジネス専門紙「繊研新聞」の発行、展示会事業など

■受賞者の詳細

【繊研賞】

受賞 産業振興をめざす純正国産表示制度「J∞QUALITY(Jクオリティー)商品認証事業」(日本ファッション産業協議会)
概要 日本ファッション産業協議会(JFIC)による純国産表示制度「J∞QUALITY(Jクオリティー)商品認証事業」は、織り・編み、染色・整理・加工、縫製、企画・販売までの全ての工程が日本で行われている本当の日本品質の証明として、国内の優れた技術と美意識を消費者に伝えるもの。3年目となる今年から店頭でのイベントなども強化し、消費者への認知度向上に力を入れ、大きな成果を上げました。選考委員からは「様々な業界団体を横断していることに価値がある。取り組む地域も広がってきた」(廣内委員長)と評価されました。

 

第1回Jクオリティーアワードの大賞を受賞した三陽商会の「100年コート」(17年秋冬物)第1回Jクオリティーアワードの大賞を受賞した三陽商会の「100年コート」(17年秋冬物)

 
受賞

いま東京で最もおしゃれな人たちが集まるイベント「Farmer's Market@UNU+Raw Tokyo」(ファーマーズマーケット・アソシエーション、共催:国際連合大学)

概要 「Farmer's Market@UNU」は、会場を提供する国連大学との共催により8年前の09年にスタートした「都市型マルシェ」。「食を通じてライフスタイルを作る」というコンセプトで毎週末に開催し、5年目には年間100万人を集める規模に発展しました。インテリアや手作業のクラフトなど関連イベントも併催するなかで、16年4月にスタートしたのが「Raw Tokyo」。東京の有力ビンテージショップが集結し、月に1回の週末に開催。これらを含めて全体が奥行きのあるイベントになっています。選考委員からは「街づくり、東京五輪に向けた多様性という二つの視点で意義がある」(大西委員)、「今後の示唆に富んだ取り組み」(新井委員)と評価されました。

Raw Tokyo実行委員会(中央がファーマーズ・アソシエーションの諸橋代表理事)Raw Tokyo実行委員会(中央がファーマーズ・アソシエーションの諸橋代表理事)

 

受賞 世界的に高い評価を受ける「水沢ダウン」の販売(デサント)
概要 「水沢ダウン」は長年スキーウェアを製造してきた岩手県奥州市の自社工場であるデサントアパレル水沢工場で生産する国産のダウンウェア。ハウスブランド「デサント」の中でも高機能コレクションと位置付けられる「オルテライン」を代表するアイテムです。工場の高い技術により、熱圧着を使用してダウンパックにステッチがなく水を通さないので、保温性に優れ、かつ雨や雪の日にも着用できることが特徴。「ISPO(国際スポーツ見本市)での度重なる金賞受賞は快挙」(重松委員)などと評価されました。

 

今年2月にISPOアワード金賞を受賞した「水沢ダウン」ジャケット・スキーマテックM 今年2月にISPOアワード金賞を受賞した「水沢ダウン」ジャケット・スキーマテックM



【特別賞】

受賞 熊本地震から全館営業再開した鶴屋百貨店
概要 16年4月の熊本地震で被災した鶴屋百貨店は本館の復旧に時間を要し、全館の営業を再開できたのは同年6月1日でした。営業再開にあたり、同社の久我彰登社長は「同業他社や取引先、株主の支援、復旧を急いでくれた工事業者、顧客からの多くの励まし、そして被災者も多い中で復旧に取り組んでくれた全従業員のおかげ」とコメント。その後、熊本の生産者や事業者の産品販売を後押しするオンラインストア「100%熊本百貨店」を開設、熊本県外の購買客の買い上げ金額の10%を被災自治体へ寄付するなど、復興を支援しています。

 

受賞 睡眠の重要性を訴え、寝装寝具業界を健康産業まで発展させた西川グループ 故 西川甚五郎さん
概要 故西川甚五郎氏が残した大きな功績の一つは、寝装寝具業界を健康産業として大きく発展させてきたことです。西川産業の副社長だった1984年、「健康は睡眠から。快適な睡眠を提供するのが寝具業界の使命である」と、「日本睡眠科学研究所」を設立。超高齢化社会を見据え、百貨店や専門店の売り場から健康で、豊かな生活のための睡眠を広く訴え続けました。睡眠に対する関心の高まりや寝装寝具業界と売り場の方向性を確立する礎となりました。昨年、創業450周年を迎えた西川グループを率いて寝具業界をけん引する一方で、全日本寝具寝装品協会など多くの業界団体の会長を務め、品質表示制度や資格認定制度を実現してきました。睡眠の価値を高め、広く社会に貢献する業界へと導いてきた功績は大きいものがあります。16年5月17日逝去。享年84歳。

 

受賞 新解放系インナー「SUHADA」(スハダ)を展開するワコール
概要 体をブラジャーに合わせるという従来の発想を大きく転換、スハダは「ブラジャーが体に合わせてくれる」というコンセプトで、〝新解放系ブラ〟という新しい市場を創造しました。新開発の「3D同化フレーム」、これを生かす新設計などがポイント。ヒット商品の見当たりにくいレディスインナー業界にあって、従来のキャンペーン商品をはるかに超える初年度40万枚という販売実績を挙げました。商品特徴以外に、肌着やショーツを中心に手掛けていたデザイナーを新たに起用したこと、人気漫画「東京タラレバ娘」との協業やSNS(交流サイト)を活用した新しい販促手法なども目立ちました。

 

受賞 キャンプをおしゃれなアクティビティーに変えたスノーピーク
概要 ハイエンドでスタイリッシュなキャンプ用品を製造・販売している同社。「自然志向のライフスタイルを提案」「自らもユーザーであるという立場で」といった経営理念に基づく運営手法がユニークで、例えば製品開発では自らが欲しいと思えるキャンプ用品を、開発担当者が企画から製造委託まで手掛けることで、差別化された商品を作り出しています。キャンプイベントなどを通じた顧客との関係構築にもたけており、「スノーピーカー」と呼ばれる熱狂的なファン層を作り出しています。「企業として海外からの評価が高く、国内企業は参考にすべき」(新井委員)と評価されました。


 

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本社所在地
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代表者名
佐々木 幸二
上場
未上場
資本金
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設立
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